ジャーファル

『ジャアファル・アル・バルマキー』

アッバース朝第5代目カリフ、ハールーン・アル=ラシードに使えた宰相(766年? - 803年)(実在)
アッバース朝の宰相ヤフヤー・イブン=ハーリド(ヤーヤ・イブン・ハリド)の次男。
父ヤフヤーと兄ファドルと共に王に使えた。
バルマク家一問の中で最もカリフ(王)に愛されたとされる寵臣。
身分を隠してバグダードの街を微行する気さくな主従として描かれ、民衆からの人気が高かったことを窺わせる。『千夜一夜物語』でも没したジャアファルを悼み嘆く民衆の話が存在する。
しかし803年の1月に突如、旅先でカリフの名により、処刑人マスルールに斬首される。
出典表記:Jaʽfal al-barmaī(ジャアファル・アル・バルマキー)
名前由来:バルマク家のジャーファルの意味


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 >>『4 荷かつぎ人足と乙女たちとの物語(第9夜 - 第18夜)』
 >>『5 斬られた女と三つの林檎と黒人リハンとの物語(第18夜 - 第24夜)』
 >>『14 「ほくろ」の物語(第250夜 - 第269夜)』
 >>『24 智恵の花園と粋の庭(第373夜 - 第393夜)』
 >>『25 奇怪な教王(第393夜 - 第399夜)』
 >>『33 黄色い若者の物語(第515夜 - 第526夜)』
 >>『37 カリーフと教王(カリーファ)の物語(第554夜 - 第576夜)』
 >>『56 底なしの宝庫(第821夜 - 第826夜)』
 >>『61 バグダードの橋上でアル・ラシードの出会った人たち(第860夜 - 第876夜)』
 >>『64 不思議な書物の物語(第895夜 - 第904
『アラビアンナイトストーリー』
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 >>『4 バグダッドの軽子と三人の女(第9夜-第19夜)』
 >>『5 三つの林檎の物語(第19夜-第20夜)
 >>『6 ヌル・アル・ディン・アリとその息子バドル・アル・ディン・ハサンの物語(第20夜-第24夜)』
 >>『8 ヌル・アル・ディン・アリと乙女アニス・アル・ジャリスの物語(第34夜-第38夜)』
 >>『9 恋に狂った奴ガーニム・ビン・アイユブの物語(第38夜-第45夜)』
 >>『33 いかさま教王(第285夜-第294夜)』
 >>『34 ペルシャ人アリ(第294夜-第296夜)』
 >>『35 ハールン・アル・ラシッドと奴隷娘と導師アブ・ユスフの話(第296夜-第297夜)』
 >>『37 バルマク家のジャアファルと豆売り(第299夜)』
 >>『62 アブ・ノワスに三人の美少年とハールン・アル・ラシッド教王(第381夜-第383夜)』
 >>『83 ヤーヤ・ビン・ハリドの息子たちとサイド・ビン・サリム・アル・バヒリ(第392夜-第393夜)』
 >>『86 バルマク家のジャアファルと年老いたバダヴィ人(第394夜-第395夜)』
 >>『90 宦官マスルールとイブン・アル・カリビ(第399夜-第401夜)』
 >>『143 ハールン・アル・ラシッド教王とアラビア娘(第685夜-第686夜)』
 >>『150 アル・メディナーの恋人たち(第696夜-第697夜)』
 >>『166 ハールン・アル・ラシッド教王とオマンの商人アブ・ハサンの話(第946夜-第952夜)』
【関係キャラ】
(主人)ハールーン・アル=ラシード(シンドバッド)、(妹)ドゥニャマスルール


リンク


ジャアファル【Wikipedia】
『アラビアン・ナイト1』前嶋信次/訳〈東洋文庫71〉 平凡社<平凡社東洋文庫>
『アラビアン・ナイト8』前嶋信次/訳〈東洋文庫290〉 平凡社<平凡社東洋文庫>
千一夜物語 13(完訳) (岩波文庫)』岩波文庫 豊島与志雄・渡辺一夫・佐藤正彰・岡部正孝/訳
アラビアンナイトストーリー』實吉 達郎/著  新紀元社
最終更新:2013年06月28日 21:59

*1 『完訳千一夜物語 13』岩波文庫 豊島与志雄・渡辺一夫・佐藤正彰・岡部正孝/訳(マルドリュス版)より