ラシッド・サルージャ

 ※シンドバッドの記述と重複しているが、キャラクターへの反映がそれぞれ違って見える。

アッバース朝第5代カリフ。(実在)
その治世はアッバース朝の最盛期にあたり、「千夜一夜物語」などで全盛期のアッバース朝に君臨した帝王として語り継がれており、作品中登場数が多いキャラクターの一人である。
785年に即位した兄ハーディーは、即位1年で急死したため、786年に20才でカリフに即位した。
過去3度にわたり行われた東ローマ帝国に対する親征でいずれも勝利を収め、アッバース朝の勢力は最盛期を迎えた。
文化の面では学芸を奨励し、イスラム文化の黄金時代の土台を築いた。
父は第3代カリフのマフディー、母は南アラビア出身の元奴隷ハイズラーン。

在位:在位786年-809年
出典表記:ハールーン・アル=ラシード(アラビア語:هارون الرشيد‎ ​ Hārūn al-Rashīd, )(実在)
即位にあたっての名は、
アル=ラシード・ビッ=ラー・アブー・ジャアファル・ハールーン(al-Rashīd bi-Allāh Abū Jaʻfar Hārūn)
名前由来:-
出典:『千夜一夜物語』
   >>『4 荷かつぎ人足と乙女たちとの物語(第9夜 - 第18夜)』
   >>『5 斬られた女と三つの林檎と黒人リハンとの物語(第18夜 - 第24夜)』
   >>『6 せむし男および仕立屋とキリスト教徒の仲買人と御用係とユダヤ人の医者との物語(第24夜 - 第32夜)』
    >>『6.2 シナ王の御用係の話』
     >>『6.2.1 親指のない商人の話』
   >>『8 ガネム・ベン・アイユーブとその妹フェトナーの物語(第36夜 - 第44夜)』
   >>『11 美しきシャムスエンナハールとアリ・ベン・ベッカルの物語(第152夜 - 第169夜)』
   >>『14 「ほくろ」の物語(第250夜 - 第269夜)』
   >>『15 博学のタワッドドの物語(第270夜 - 第287夜)』
   >>『21 イブン・アル・マンスールと二人の乙女の物語(第346夜 - 第353夜)』
   >>『24 智恵の花園と粋の庭(第373夜 - 第393夜)』
   >>『25 奇怪な教王(第393夜 - 第399夜)』
   >>『28 女ペテン師ダリラとその娘の女いかさま師ザイナブとが、蛾のアフマードやペストのハサンや水銀のアリとだましあいをした物語(第432夜 - 第465夜)』
   >>『33 黄色い若者の物語(第515夜 - 第526夜)』
   >>『37 カリーフと教王(カリーファ)の物語(第554夜 - 第576夜)』
   >>『38 ハサン・アル・バスリの冒険(第576夜 - 第615夜)』
   >>『40 眼を覚ました永眠の男の物語(第622夜 - 第653夜)』
   >>『42 不精な若者の物語(第666夜 - 第671夜)』
   >>『43 若者ヌールと勇ましいフランク王女の物語(第671夜 - 第714夜)』
   >>『52 巧みな諧謔と愉しい頓智の集い(第794夜 - 第806夜)』
   >>『56 底なしの宝庫(第821夜 - 第826夜)』
   >>『61 バグダードの橋上でアル・ラシードの出会った人たち(第860夜 - 第876夜)』
   >>『64 不思議な書物の物語(第895夜 - 第904夜)』
   >>『67 乙女「心の傑作」鳥の女代官の物語(第926夜 - 第937夜)』
   >>『71 智恵と歴史の天窓(第971夜 - 第994夜)』
   >>『72 ジャアファルとバルマク家の最後(第994夜 - 第998夜)』
関係キャラ:シェヘラザード

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最終更新:2012年12月25日 17:01