Extreme火起こし

■ロケットストーブを参考にした火越し(ボイル・シャルルの法則着火法)
 
私は七輪で火を起こす時に、写真のような煙突(海苔の缶の底を切ったモノ)を
七輪の上に被せて使用しています。高さは約160mm。

高校化学(?)で習うボイル・シャルルの法則でおなじみですが、七輪全盛期の頃は普通に
このような「煙突効果」器具で炭を起こしていたそうです。
さて、近年この「煙突効果」そして「断熱(ボイルry)」を利用した簡易型ストーブが流行っています。
それが、タイトルにも書いてる「ロケットストーブ(ロケットマスヒーター」です。

詳しくはここ(判りやすくてお勧め)とか、つべにて「ロケットストーブ」で検索して下さいw
リンク先によると「60cmのヒートライザー(断熱した煙突)は30Mの煙突に匹敵する」
・・・って事は、この「海苔缶煙突」に断熱処理をしたら、凄くなるんじゃね??
七輪本体は断熱の固まりだし、これは・・・

前置きが長くなりましたが、実証実験をしました(注:R18、要各種免許)
 

・使用材料
グランドパッキン(ヤーンパッキン等)をどうにか入手して下さいw この材質はグラスウール(ガラス繊維)
耐熱温度は約500℃。以前は石綿(アスベスト)だったのですが、禁制品になりました。
セラミックパッキンだと、1000℃にも耐えれますが高い!この材料でも結構良い値段します。


それを「海苔缶」に巻きます。車とかバイク好きな人は、マフラーに巻く(最近流行ってないけどw)
包帯状のアレと同じと思って下さい。ちなみに接着剤とかは今、良いコーキングとかありますが、私はコレ↓ 大丈夫です!
 

さて、ここで巻いてる材料や有機溶剤ですが、一度「火入れ」しないと実用なりません。
グラスウールだからチクチクする&接着剤(有機溶剤)の匂いとか。
てなわけで「焼き入れします」(要ガス切断等、酸素ボンベがある環境)


おもむろに、徒然なるまま・・・ファイアー!(写真写り意識してプロパン多めに出してます)汚物は消毒だ~!!
 

いい感じに「焼き」が入りました。何となくチタンっぽい色?に。 七輪に装着するとこんな感じ↓になります。
 

断熱煙突は完成しましたが、それが果たして効果があるのかどうか?そこで、客観的に数値で比べるために
今回、風速計を使用しました(職権乱用ですね、上記の材料、器具といいw)


こんな感じで「空気口」に検出部をセット。風の影響を考えて、室内にて測定。まずはミント(?)状態の七輪。
見難いですが、レンジは0~0.6m/sの範囲。計測値は約0.37m/sになりました(青色一番上の目盛)
 

続いて「断熱煙突装着七輪」。レンジは0.5~6m/s(青色二番目の目盛)。どれどれ?おお!0.95!約1mだ!!
 

凄いぞ断熱煙突!よ~し、パパ調子にのって500mmノーマル煙突でも試しちゃうよ~どれどれ?


え?ええええええ???1.15m/s???ええええええ??????



作業所感:今回断熱煙突はある一定の効果はありましたが、普通にホームセンターで長めの煙突の方が
費用対策、コストパフォーマンスに優れていることが判明しました。断熱煙突の利点は
「素手でさわっても火傷しない程度の能力」

PS:Ex火お越しVer.2に続く(かもw)

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最終更新:2012年12月20日 00:34
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