新官名で「幸福の科学」宣伝 愛知、保護司1000人に郵送


 宗教法人「幸福の科学」(東京)の出版物が今月上旬、仮出所中の受刑者の社会復帰などを手伝う愛知県の保護司多数に、実在する保護観察官を差出人として郵送されていたことが29日分かった。保護司1000人前後に送られたとみられ、中部地方更生保護委員会は調査を始めた。  愛知県を所管する名古屋保護観察所は保護司からの苦情を受け、11日に所長名で「当局は一切関係なく、不快な思いをされた方にはおわびする」との文書を保護司らに送った。  この保護観察官は2001年春まで名古屋保護観察所に所属し、現在は中部地方の別の県で勤務。委員会の調査に対し、幸福の科学とのかかわりを認め「『親しかった保護司数人に本を送りたい』と教団関係者に言ったことはあるが、自分が送ったり、送付を頼んだりしたことはない」と話したという。


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最終更新:2012年09月15日 18:35