塩野七生

404 : 地震雷火事名無し(やわらか銀行)[sage] 投稿日:2014/03/15(土) 11:21:28.80 ID:GHBBzEIa0 [1/2回(PC)]
3/13 朝日 (東日本大震災3年)これからを問う 作家・塩野七生さん
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ttp://www.asahi.com/articles/DA3S11026181.html

[中略]
 ――そのイタリアは国民投票で原発再開を否決しましたが、日本では原発再稼働 の流れです。
 「原発が絶対安全ではないことは福島で証明されました。これからも絶対安全だと考えてはいけない。
ただ、私は再稼働には賛成です」
 ――安全ではないけれども再稼働せよと?
 「そうです」
 ――将来、また大事故が起きるかもしれません。
 「もちろんそうです」
 ――それでも再稼働ですか。
 「イタリアも日本も、中小企業で生きています。イタリアは原発をやめてフランスから電力を買うようになって久しい。
その代わり、電力料金が他国に比べて3割がた高くなりました。こうも高くては、産業の競争力は低下せざるをえません」
 ――絶対安全ではないと学んだにもかかわらず再稼働しなければならないなんて、悲しくないですか。
 「悲しいですよ、当たり前です。でも除染や廃炉を進めるのも、安全性を高めるのも、他の電力源の開発にも、
お金が必要です。そのお金は人々が稼ぐしかないのです」
 ――再稼働すれば「原発のごみ」はさらに増え、未来に負担をかけます。未来の世代を考えろという話と矛盾しませんか。
 「ここで立ち止まるのは、日本には許されません。始めたことを途中でやめては、これまでの苦労が水泡に帰する。
続けていく中で軌道修正していくしかないのでは」

 「私は批評家の東浩紀さんたちが提唱している『福島第一原発観光地化計画』に大賛成です。
東京電力福島第一原発の事故の跡地。あそこを世界中に見せようじゃない、何もかも。
原発業界の秘密主義の体質を変えるのにも役立つし、なにより今現場で大変な思いをしながら
仕事している人たちを力づけることになる。事故処理や廃炉は日本人の知力と技術のすべてを投入して行い、
それをガラス張りにして、原発の輸出とセットにしてビジネスにすることだってできるかもしれない。
お金を稼がないと何もできないのだから」
[後略]
405 : 地震雷火事名無し(やわらか銀行)[sage] 投稿日:2014/03/15(土) 11:25:50.88 ID:GHBBzEIa0 [2/2回(PC)]
404のおまけ。昨年12月のインタビュー。

2013/12/1 日経 日曜に考える 安倍首相の指導力 評価は
塩野七生氏(作家)
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「(原発は)大変な問題だから科学者に徹底的に話させるべきだ。日本への不満は、我々は福島で絶対的な安全はない
と学んだはずだ。それなのに原発再開にまた絶対安全を求めるのは論理的におかしい。
ただ科学者に決める権利はない。意見を聞いてお勉強して、最後は投票で委託された政治家が決めるべきだ」
最終更新:2014年03月16日 18:27