566 :地震雷火事名無し(東京都):2012/12/21(金) 20:13:45.82 ID:rYdZk42R0
このシンポジウムの動画、一ヶ月くらい前に公開してたのか。
多岐にわたるテーマに錚々たる顔ぶれ。
↓プログラムはこちら
シンポジウム「福島原発で何が起きたか―安全神話の崩壊」
2012年8月30日(木)・31日(金)/東京大学駒場キャンパスにて
http://www.kk-heisa.com/20120830/
講演者は、田中三彦、ア-ニー・ガンダーセン、石橋克彦、今中哲二、吉岡斉、フィリップ・ワイト、高橋哲哉、
ミランダ・シュラーズ、池内了
668 :地震雷火事名無し(東京都):2012/12/23(日) 23:38:59.22 ID:tmaitGUH0
566 自己レス。
一通り見終わった。包括的で見所満載のシンポジウム。
YouTubeの再生数がほとんど100以下で全然見られてないっぽいのがとても残念。
最後の締めのセッションでCNICの伴さんが人々の関心の風化を危惧してるんだが※、その通りになってるんだろうね。
(それとも書籍になったやつを読んでるのかな・・・)
とてももったいないのでいくつかピックアップしていこうと思う。
まず、プログラムは>>566 のリンクにあるんだけど、10分程度の短いコメント発表にも大変興味深いものがある。
それも含めたプログラムは↓書籍の紹介ページにあります。
今中さん。セッション2の長い講演は基本的な内容なので分かってる人は飛ばしていいと思うけど、
セッション5の短いスピーチではICRPへの痛烈な批判と癌以外のリスクについて言い及んでるのが見所。
吉岡さんの講演は政府事故調の実情が赤裸々に語られてて面白い。政府事故調は事務局(検察・警察官僚)主導で進められ、
事務局の用意した文案に委員は意見を言ってそれが採用されたりされなかったりするみたいな、
委員といえど吉岡さんは「お客さん」的な位置づけだったらしい。
「最終報告出たんですけど無様ですね。体裁が酷いです」「読めたもんじゃない」「文体も変」。
中間報告と最終報告の2冊に分かれた未完成ともいえる形態。索引も目次もない。
つまり、広く国民に読んでもらおうとかいう考えはなく、裁判の「論告・求刑書類」のようなもの。
とはいえ内容はちゃんとしてるとのこと。ただし官僚主導なので官僚には甘い内容。
「大本営発表より酷いかもしれない」
原子力ムラの巻き返しが始まっているとのこと。
とても丁寧に、今回の事故における責任が切り分けられ、所在が整理されてる。
これからの展望という意味で舩橋さんのスピーチはためになりました。
最終更新:2018年01月31日 20:31