連合

(10月)20日、連合会長・神津里季生は蓮舫(民進党党首)が新潟県知事選で、党が「自主投票」と決めた
共産、自由、社民が推薦した米山隆一の応援に駆けつけたことについて、
「(自公候補を支援した)連合新潟にとっては、火に油を注ぐようなものだった」と批判した。
前日には党幹事長・野田佳彦が連合に謝罪している。
連合は原発に関する政策について
「国の原子力規制委員会で安全が確認され、地元住民の同意があるものは再稼働すべきだというのが基本的な流れ」としている。
つまり原子力政策は国策で労組が口をはさむべきものではなく、国策が変更されればそれに準ずるということなのだろう。


民進党幹事長・野田佳彦と連合会長・神津里季生といえば野党共闘の敵、または本籍自民党安倍派ともいえる「超ド級A級戦犯」だ。
(編者註、匿名コラムとなっているが実際の著者、角谷浩一氏のA級戦犯の誤用である)
野田は首相時代に自民党との連立政権をもくろみ解散して民主党の同僚議員を壊滅させた過去を持ち、
現連合執行部の神津は90年から3年間、連合からの派遣で在タイ日本国大使館に外交官として派遣されている。
この頃の大使は安倍側近の1人だった一昨年に他界した岡崎久彦だ。

もう1人、連合事務局長・逢見直人は連合副会長(UAゼンセン会長)時代の昨年6月、秘密裏に首相公邸で
約2時間にわたり首相・安倍晋三と会談、「今後も定期的に意見交換することで一致した」としている。
つまり今の連合会長・事務局長は親安倍の労働貴族であるということは間違いない。


26日、自民党幹事長・二階俊博と連合会長・神津里季生が会談した。
民進党最大の支持母体というものの、組織内候補にしか票は入れず、組合員やその家族に積極的民進党支持は皆無だ。
労働貴族たちは潤沢な資金を使い、政治活動費という名の豪遊資金を組合員から吸い上げる。
働き方の変化や非正規労働者の問題、ワーキングプアや過労死など多くの問題を抱えている労働界は変化に対応し、
労使間のけじめをつけるべき時代に、政策的な優先順位を国家像に位置づけ、働く者の声を反映させることを怠った、
連合の理念とかけ離れた政治圧力団体と化してしまった。


まさに御用組合
企業別組合、業界別組合ゆえに各個撃破も容易か
大政翼賛会を目指すのか、民主党のみならず、今度は自民党まで破壊するつもりか
最終更新:2016年10月29日 18:32