独立行政法人 原子力安全基盤機構が昨年公表した報告書
『地震に係る確率論的安全評価手法の改良 =BWRの事故シーケンスの試解析=』の中で、
今回の福島第一原発事故がほぼ予測されています。
http://www.jnes.go.jp/content/000117490.pdf
これの3-4ページから3-5ページにかけて、「図3.5 及び図3.6 から分かるように、
本解析条件のもとでは、津波の波高が一定値以上(防波堤の効果を考慮しない場合には約7m、
考慮した場合には約15m)の場合に条件付炉心損傷確率がほぼ1.0 となり、
炉心損傷頻度(相対値)は津波発生頻度(相対値)とほぼ同一となる。
これは、それぞれのケースでこの波高を超えた場合に海水ポンプが機能喪失すると仮定していることによる。」
738 名前:名無しさん@お腹いっぱい。(チベット自治区)[sage] 投稿日:2011/05/30(月) 22:37:38.02 ID:9ZxpS6d10 [2/2]
九大は出光の他にまだ数人御用がいたと思うけど誰だったかな。
あそこは副学長の吉岡さんは御用じゃないのにな。
683
原子力産業委員会が出した試算は国会ですでに取り上げられていて、
現在の原発が事故ったときのそれぞれの被害の試算はやっていないと
保安院だかが答弁している。
692 名前:名無しさん@お腹いっぱい。(catv?)[sage] 投稿日:2011/05/30(月) 19:58:14.16 ID:KBpco3eB0 [5/11]
684自己レス。
jnesのリンク先の確率評価は、すげー気合入ってる。
気合が入りすぎてて、読みにくいことこの上ないが。
なので、永久に読めそうにないから、斜め読みの状態でコメントする。
おそらく、fault treeを丁寧に描いて、枝ごとに確率を割り付けて、
掛け算していった結果をまとめたと思われる。
ここで、それぞれの枝に割り付ける確率をいくらに見積もるか、
ということを議論しはじめると、いわゆる「厳密派」の土俵に乗ってしまうから、
俺はあまり重要視しない。
だが、確率が1と見積もられる故障モードは、
(それも仮定を含んではいるのだが)もはや確率的な現象ではなく、
確実な話だから、とても重要。
福一の場合、津波が来なければ大丈夫だったのか?
という点から見直さないといけなくて、検証すべきことがまだ多すぎるけどな。
最終更新:2012年12月10日 16:20