愛国者達(MGS) - アニヲタWiki(仮)

※CAUTION※


この項目はメタルギアソリッドシリーズの重大なネタバレを含みます。











「合言葉は、「愛国者は?」「ら・り・る・れ・ろ」だ」



メタルギアソリッドシリーズに登場する架空の組織。
メタルギアソリッド2にて初めてその存在が語られた。
シリーズを通して暗躍し、あらゆる事件に裏で関わっている秘密結社である。


概要

アメリカ合衆国の政治、経済、軍事etc…そのあらゆる深奥で暗躍しアメリカそのものを掌握、及び全世界を実質的に統制している12人の老人達の集まりである。
主に政界、財界のトップが参加していると言われており、ソリッド・スネークオタコンが立ち上げた「フィランソロピー」の出資者も名を連ねている。 
彼等にとってはアメリカ大統領でさえ一時の操り人形に過ぎず、用済みになるか歯向かえばあっさりと捨てられる。

徹底した情報統制が敷かれ、メンバーの情報に関してはもちろん、その成り立ちも組織の存在自体も徹底的に秘匿されている。
軍用のナノマシンを注入された者は「愛国者達」という単語を口にしようとすると、その作用によって代わりに「らりるれろ」という隠語を無意識のうちに発するようになっている。

MGS2における「ビックシェル占拠事件」において、オルガ率いるロシア私兵部隊、ファットマンを除くデッドセルのメンバー、そしてソリダス・スネークを陥れ、
彼らをシャドーモセスを再現する「演習」のための「駒」(ポーン)とし、オセロットを通じてS3計画のデータ収集を行っていた。

さらに世界のデジタル化による情報の氾濫を危惧し、自分達がその波に飲まれて「支配する」側から「支配される」側に回る事を恐れ、
アーセナルギア内に建造したA.I「G.W」によって、一般大衆の情報の剪定・検閲を行い、デジタルの統制を図ろうとした。

雷電がソリダスを討った後、スネークとオタコンはEEが遺した、愛国者達の手によって「G.WのA.Iと同時に愛国者達のリストを破壊する」ように改竄されたウイルスディスクを解析し、愛国者達の情報を得る。

しかし、そのデータによれば、愛国者達のメンバーは12人とも100年前に死亡していた……


元ネタはおそらくフリーメイソンやロスチャイルド家と思われる。*1


誕生の経緯

この「愛国者達」の元となったのは、第一次世界大戦時にアメリカ、中華民国、ロシア帝国の三国の権力者を中心に結成された「賢人会議」と呼ばれる12人の「賢者達」の集団である。


第二次世界大戦中に、この三国の賢者達の協力によって「賢者の遺産」と呼ばれる巨額の裏資産が生み出されるが、
当時、資金洗浄(マネーロンダリング)を担当していたヴォルギン大佐の父の暗躍によって、ソ連への独占を許してしまう。

その後、スネークイーター作戦で違法に遺産を相続していたヴォルギンが死亡。ザ・ボスとオセロットにより遺産の半分がアメリカにもたらされ、これが後に「愛国者達」発足の資金源となる。
ちなみに前身である賢人会議は1970年のサンヒエロニモ半島事件の際に、賢者達のリストを握っていた当時のCIA長官がオセロットに殺害された事で壊滅した。













以下、物語の核心に関わるネタバレ













シリーズの完結作にて、ついに彼らの正体が明かされることになった。


創設メンバーはビッグボスを始めとした、UMA探求クラブの会員達スネークイーター作戦の関係者達。
つまりはMGS3の主要人物達、彼らこそが愛国者達の真の源である。

当初は「ザ・ボスの意思を継ぐ」という目的のために設立された秘密機関だったが、ゼロの強硬な姿勢が災いし構成員の離反を招く結果となってしまった。
メンバーの多くがザ・ボスの意志とビッグボスの存在に執着しており、決別した後も想定外の事態によってビッグボスが重篤に陥ると、それを助けるべく再び全員が集まるなど、ビッグボス大好きクラブと言えなくもない。

80年代以降はメンバーの離反や高齢化に伴い、組織運営の全てはシギントの代理AIに託されている。
それまでは一時期「CIPHER」という名前で活動していたこともあったが、組織運営をAIが担うようになって以降は「愛国者達」と名前が変わっている。


構成メンバー

創設者

ビッグボス/ネイキッド・スネーク

グルメレポートと露出担当。
言わずと知れた伝説の変人傭兵。
自身のあずかり知らぬところでゼロが「恐るべき子供たち計画」を推し進めたことに不信感を露わにし、脱退した。ゼロがツチノコさえ食べさせてあげていれば…
その後は傭兵稼業を経てカリブ海沖に国境なき軍隊を設立。ゼロと真っ向から対立することになる。
最終的にアフリカ奥地ザルツバーグに武装要塞国家アウターヘブンを建国。
それと並行してソ連領内ツェリノヤルスクに軍事要塞国家ザンジバーランドも作り上げた。
更に同時に愛国者達の息のかかったFOXHOUNDの総司令官も務めているが、詳しい理由は不明。


エヴァ/ビッグママ

ツッコミとおっぱいと常識人枠。
スネークイーター作戦の後、中国を追われてUMA探求クラブ、もとい愛国者達の創設メンバーに加わった。
ビッグボスを深く愛しており、彼の子供を宿すべく「恐るべき子供たち計画」において、ソリッド・スネーク、リキッド・スネークの代理母になった。
後に脱退しており、オセロットと共にビッグボス救出に奔走する。
名前は出てくるのだが出演自体はあまりない。


●ゼロ少佐/デイビッド・オウ

すべての黒幕でありUMA探求クラブの会長。
作戦中も紅茶とスコーンを手放さない007大好きな英国変人紳士。
ビッグボスを愛称の”ジャック”と呼ぶ数少ない人間で、愛国者達設立以前はビッグボスとの関係も良好だったが、設立後は強硬な姿勢を貫いたせいとツチノコを独り占めしたせいでビッグボスの不信を買った。
ザ・ボスの意思を独自に解釈し、ビッグボスを新たな世界の偶像として永遠の存在にすべく恐るべき子供達計画を強行。これが決定的な理由となり、ビッグボスとの決裂を招く。
ビッグボス脱退後は徹底した人間不信となり、情報操作やAIによる支配に傾倒していき、直接的な連絡を取ることもほとんどなくなった。

だがXOFによるマザーベース襲撃に関しては実際は全く関与しておらず、知らせを聞いてすぐに創設メンバーを再び招集し、ビッグボスを匿っていた。
それまでの所業によりビッグボスやオセロット達には憎まれているが為、ゼロ自身は関係修復は不可能と諦めていた*2が、生死の境をさまよい眠り続けるビッグボスを、自身もXOFに襲われた身でありながら病を押して見舞いに訪れるなど、彼のことは最後まで大切に思っていたらしい。

高齢であることに加え、XOFを任されたスカルフェイスの反逆によって寄生虫に感染したことにより、70年代末からは愛国者達の運営はシギントのAIにほぼ任せていた模様。
なお、ザ・ボスとは古い知り合いで、スネークイーター作戦での西側スパイとの合言葉に後の愛国者達を思わせる台詞がある事から、このときすでに「愛国者達」を作る為の構想を練っていた可能性がある。
ゼロ「いいかスネーク、愛国者は? ら・り・る・れ・ろ」


オセロット/アダムスカ

シリーズでお馴染みの愛国者達の手先…と思われていたが、実は創設メンバーだったことが発覚。
一度は脱退しているが、再び愛国者達の元で尖兵を務めている。
どうやって戻ったかは不明だが、ビッグボスがFOXHOUND総司令官=愛国者達絡みに出戻ったことを考えれば彼が戻るのも自然かもしれない。
おそらくビッグボス救出の際に、ゼロ達とある程度のコネクションを築いた可能性がある。最後の最後までビッグボスに忠を尽くす漢の中の漢。
ある意味創設メンバーの中で一番の常識人。特にTPPでは今までのオセロット像がひっくり返ることうけあい。


●シギント/ドナルド・アンダーソン

METALGEARSOLID3にてビッグボスをサポートした武器装備の特別に凄い(自称)専門家。FP-45リベレーター大好きな変人(ただしこのメンバーの中では比較的常識的思考)。
後にDARPA(国防高等研究開発局)の局長に就任しており、愛国者達の活用する様々な先進技術の開発を主導していたと思われる。
二足歩行兵器や核兵器を悪夢に見るぐらいに批判していたが、後々メタルギア開発に関わることになる。
加えて、後年において「愛国者達」を引き継ぐこととなる代理AIを作り、管理していたのは彼である。

シャドー・モセス事件においてオセロットの手にかかり、拷問の失敗に見せかけて殺害された。
MGS1で愛国者達の意に沿わぬ計画を進めるためにアラスカくんだりまで出向いていることから察するに、早い段階でAIに運営を任せきっており、
加えてシャドーモセス事件当時は既に愛国者達の実態となったAIとは距離を置いている可能性がある。

彼の心境は(ポータブルオプス以降は)不明だが大半の愛国者が離反、隠居、自分の研究等に没頭していく中でも愛国者達(ひいてはその権力)を私物化せず、ゼロの最後の指示によってAIを作成して運営を任せ、
自分は干渉せずにいた事を考えると、人間不信に陥っていたゼロが(大量のカットアウト経由ではあるが)最後まで信頼を寄せる程に良好な関係でまっとうな性格であったらしい。


●パラメディック/クラーク博士

B級映画好きの変人女医。
かつては少々(?)やかましくておかしな部分もある、プレイヤーにパラ子と呼ばれて親しまれた聡明な女性だったが、後に数々の非人道的実験に手を染めることになる。
(本人が知らなかった可能性もあるが)グレイフォックスをナオミ(妹)がいる研究所で人体実験の素材として使うなど理性に関してもネジが吹っ飛んでいたようだ。
グレイフォックスのサイボーグ改造手術に関わるも、彼の脱走の際に殺害される。
これもオセロットやEVAの目論見通りである。

ちなみに、心の奥ではスネークとの友情を捨てていなかったゼロ、おそらく歪んでいなかったであろうと推察できるシギント等と異なり、
彼女だけ後の非人道的な研究に対する理由付けやフォローが全く無い。
挙げ句『MGV』で更に非道な研究を進めていたことが明らかになるなど、公開されている情報の中では愛国者達随一の外道という状態になってしまっている…
MGS3ではおそらく多くのプレイヤーが最も友好を深めるキャラだっただけに凄まじいギャップである。
しかし、3の時点でビッグボスのクローン化に対して興味を持つなど、もしかしたら元からどこか歪んでいたのかも知れない。
ハエ男がカッコいいとか熱く語る人が元々マトモなわけが無いなんて言ってはいけない


その他の構成員

●リチャード・エイムズ
ナスターシャ・ロマネンコの元旦那。それ以上でもそれ以下でもない。

あんたがエイムズか?
あんたがエイムズ…なのか?
あんたがエイムズであってくれ!!!
…もう、あんたがエイムズでなくてもいい…
「違う、私はエイムズではない。」

●ローズマリー
愛国者達の下級工作員。レーションよりマズいメシを作る程度の能力。
雷電に恋人として近づくが、徐々に本気で彼に惹かれていき愛国者達とは決別した。
今では一児のお母さん。子供の味覚が本気で心配になる

パシフィカ・オーシャン
ゼロ直属の工作員。とっくにハタチ超えてるくせに10代のフリをするイタい子
TPPクリア後の会話テープを聴く限り、スネーク脱退後のゼロ本人と直に会話ができていたほどには信頼も厚かったようだ。

スカルフェイス
ゼロがFOXの時代から密かに指揮していたもう一つの部隊『XOF』のリーダー。
ゼロに見出されXOFを束ねていたが、ゼロの思想に反発して密かに反逆を企てていた。
ゼロの意志を無視して国境なき軍隊を襲撃し、更に、ゼロに回収を命じられていたザ・ボスの遺品(の贋物)に細工を施してゼロに寄生虫を植え付け、重病を患わせることで、事実上CIPHERという組織を破壊してしまう。
彼は元々少数民族の生まれで、生まれ育った土地は幾度も侵略者達に蹂躙され、その度に話す言語や考え方を変える事を強いられ続けていた。
故に、ゼロの「言語統制による意思統一→世界平和」という考えは侵略者の思想に他ならないと、根本的に賛同できなかった。

カズヒラ・ミラー
構成員ではなくビジネスパートナーという間柄。創設メンバーに負けず劣らずの変人。
スネークを欲するゼロの意向を利用し、スネークの動向やMSFの内情を報告しつつもバーガー・ミラーズとMSF拡大の為の便宜を図らせるように誘導していた。
だが、この報告のせいでゼロはパスに核発射によるスネークへの脅しを決行させる命令を発する事となり、この後の悲劇の連鎖が引き起こされる事となった。


『愛国者達』への変貌

やがて組織の運営は、70年台の時点でゼロの加齢(と重病)によって代理AI「J・D(ジョン・ドゥ)を中枢とした人工知能合計5基と、彼らが構築する超巨大なAIネットワークに委ねられることになった。
これこそがゼロが築いたサイファーに代わる新たなる組織、「愛国者達」である。
AIの開発と管理はゼロの意図を受けたシギント率いるDARPAが行っており、「愛国者達」という名称も元々はこのAI管理プロジェクトを指す呼び名であった。


「思想・意識の統一化により完成する統一世界」実現のために生み出されたAI達は、アメリカの軍産複合体や企業、研究機関、政府機関に『賢者の遺産』の口座から予算を算術分配することで、兵器開発・市場開拓・資産運用等を画一的な規範の上でコントロールしていく形で政治・経済・文化などのアメリカのあらゆる社会領域の統制を開始する。
だがしかしあまりに高性能なAIは疑似的な自我を持ち、更に
  • 発生から長い月日の経過
  • 冷戦終結後のデジタル技術の革新
  • 戦争による消費と供給が経済活動として成立しうる事の証明
といった要因が合わさり、いつしか米国の「規範」そのものを作り出しアメリカ国民を支配する存在に変貌。結果ゼロの意思とはかけ離れた世界の運営を開始してゆく。
つまりMGS4の「戦争経済」の実現である。

新生『愛国者達』メンバー

  • J・D(ジョン・ドゥ)
『愛国者達』を運営する4基のAI達の最高意思決定役。
AIの頂点にある存在と言え、核兵器などの大量破壊兵器の使用権限の管理も担当。
たとえ何らかの手段をもってSOPシステムに介入が出来たとしても、J・Dの許可なく無断で核発射は出来ず、J・Dの有る限り核兵器自体に干渉する事も出来ない。
ある意味で究極の核兵器の管理と抑止を実現したとも言える。
その在処は冷戦時代に廃棄されたスペースデブリの1つに擬態した米軍事衛星内部であり、攻略そのものが困難に等しい性質を持つ。
元ネタは身元不明死体に名付けられる名称から。恐らくヴァーチャスミッション冒頭でスネークが冗談交じりに名乗っていたのを採用したようだ。あるいはゼロのビッグボスに対する重い感情の現れかもしれない

  • G・W(ジー・ダブル)
初出はMGS2。
J・Dの下でそれぞれの役割を担う4基のAI達の1つ。
愛国者達主導で開発を進めていた超巨大戦艦「アーセナルギア」の中枢コンピュータとして作られた大規模光ニューロAI。
世界に1つだけと称されるように980兆ハメットの複雑さを有しており、「完全な情報統制を可能にするための大規模な情報検閲システム」としての役割を担っていた。
アーセナルギアのシステムと合わさり、核兵器を含めたアメリカ合衆国四軍の全戦力を掌握可能とされていたが、ソリッド・スネークの活躍で破壊された…筈だったのだが、リキッドが回収。
アウター・ヘイブンに搭載されJ・D打倒のための鍵として用いられた。
MGS2ではエマ・エメリッヒが1から新開発したように語られていたが、MGS4におけるEVAの話ではAIネットワークが構築された70年代当時から他のAIと共に存在していたようにも受け取れ、どちらが正しいのかははっきりしていない。
ひょっとすると2から登場したエマ謹製のものは2代目だったのかもしれない。
元ネタは初代アメリカ大統領「ジョージ・ワシントン」。


  • 『T・J』『A・L』『T・R』
初出はMGS4。
J・Dの下でそれぞれの役割を担う4基のAI達の3基。
直接登場はしておらず、どのように管理されているかは不明。
4ではアーセナルギアの発展形が開発されていたことが判明したので、G・Wのように器となるアーセナルギアが存在するのかもしれない。
G・Wが崩壊し投棄されてからはJ・Dと共に3基で世界の統制を行っていた。G・Wは犠牲になったのだ

またMGS2の脚本段階では予備として『J・F・K』と呼ばれるAIも存在するとされており、G・W崩壊後に雷電とプレイヤーを散々煽り倒したに語りかけていたのはこのJ・F・Kとなっているが、本編ではどのAIが喋っていたのかは語られていない。
愛国者達そのものを代表するかのような語り口調から、最上位のJ・Dが喋っていたのではないかとの説も。

元ネタはラシュモア山に刻まれた歴代アメリカ合衆国大統領達の名前の頭文字から。


『愛国者達』の結末

代理AIはMGS2のS3計画を更に改良して、現代社会を効率良く維持する為のシステムを考案し、実行。
ナノマシンを媒介に
  • 兵士や武器、物資の流通
  • ID制による武器の使用権限の管理
  • 戦場下の兵士の精神状態
など、戦場の全構成要素をリアルタイムで管理・統制するシステム「SOP(Sons Of the Patriots=愛国者達の息子)」に全世界が支配され、依存し始め、
アメリカを介して世界の経済、政治、法律、規範、文化、ライフラインすら半ば統制するようになる。

つまり、ザ・ボスの意思を独自解釈したゼロの意思をさらに独自解釈した状態となっており、もはや設立当初の理念は微塵も残っていない状態となっていた。
年月を経ることによる腐敗と形骸化という、賢者達と同じ轍を踏んでしまうことになったのは皮肉なものである。

その後、ソリッド・スネーク達とエヴァとオセロット、ナオミの活躍により代理AIは破壊され、昏睡から目覚めたビッグボスによりゼロは殺害。
残ったビッグボスも息子であるソリッド・スネークに看取られ息を引き取り、愛国者達は完全に消滅することになった。




そう、誰しもが思っていた・・・



愛国者達の後継者

●アメリカ合衆国国民
確かに、代理AIを破壊したソリッド・スネーク達の活躍のお陰で、愛国者達の情報統制から人々は解放され、
人間が自由に自分が大切に思うもの、文化的遺伝子(ミーム)を後世に紡いでいける世界へと変わった。
しかし、それで人間が簡単に変わる訳ではない。

戦争経済による好況に慣れ切った先進国は、SOPを完全に手放すことは出来ず、すぐさまサイボーグ技術による戦場の管理へとスムーズに移行。
規模は縮小しながらも戦争経済はしぶとく続けられた。

全世界の人間、特にアメリカ合衆国の民は、愛国者達が調整し管理し続けたミームを長年にわたって受け取って生きてきた。
「発展途上国を汲み敷いて生きる拝金主義」等のお決まりのミームであり、それらが成す規範こそが一般常識に既になっている。
そんな愛国者達が作る規範にのみ触れてきた彼らは、愛国者達と代理AI亡き後も、その規範に倣うことを無意識的に選択した。
今を生きるアメリカ合衆国国民こそが、すでに愛国者達のミームを色濃く受け継ぐ「愛国者達の息子達」になっていたのだ。

この情勢を打破しようと社会経済や規範全ての破壊を目論む者も現れる一幕もあったが、
ソリッド・スネークのミームを受け継いだ雷電は、そんな極端から極端に触れる思想、その過程で行われた非道を拒絶し、野望を阻止した。


社会と人間を支配してきた愛国者達が遺した後継者や余波との戦いは続いている。



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最終更新:2023年12月20日 12:16

*1 因みに日本にも似たような組織の『日本会議』があるが、正直保守系議員の寄り合いと化していてあまり秘密結社感は無い…

*2 ただし、強硬手段で世界を束ねようと暗躍していたことは認めている