天笠啓祐

その昔反原発やってらして、他にするひとが
出てきたので任せた、といいつつ、ずっと変わらず反原発の
天笠啓祐氏(ジャーナリスト)も「反原発」に入れて良いんじゃないかなとおもいます。

本日講演会でGMOの話をしつつつい原発の話になってはGMOに話を戻す、
という感じでしたが、まあ本当に無理も無い。このひとは筋金入りの反原発です。 (ankes) 2011-06-15 02:28:17


2011年9月17日 日刊ゲンダイ 週間読書日記
脱グローバルなしに脱原発なし

9月×日 先日、ロシア大使館の書記官の訪問を受けた。
遺伝子組み換え(GM)作物について、各界の代表者からの聞き取りを行っているということだった。
話を進めている内に分かったことは、今秋11月にハワイ・ホノルルで開催されるAPEC(アジア太平洋経済協力会議)に向けて、
米国政府から強くGM作物解禁を迫られているということだった。ウィキリークスでも8月下旬、
GM作物を売り込むための露骨な米外交戦略が暴かれたばかりである。
このGM作物はいま、米国の食糧戦略の主役であり、グローバリズムの象徴になっている。

いま原稿依頼や講演の大半が原発関連であるが、原発事故を超えていこうとすれば、
政府・産業界の抵抗が大きく、その政府・産業界が志向しているグローバリズムの壁にぶつかる。
脱原発を可能にするためには、脱グローバル化が一体になっていなければいけないと思い、
関連書を読み進めてきた。

(略)

その中で全体像を示し、脱グローバル化の道を具体的に示した著書が、経済学者で早稲田大学名誉教授でもある
西川潤さんが書かれた「グローバル化を超えて」(日本経済新聞出版社 2500円)であった。

この本の中には、貧困、南北問題、環境問題といった基本的テーマはもちろん、ジェンダー、
市民社会が世界を動かした事例としての連帯経済といった問題までつっこんで論じており、
さすがだと感じいった。
また、ポスト・グローバル化へ向けた取り組みで地域の内側からの発展に可能性を見いだしており、
いま私たちが市民運動として取り組んでいる、地域循環型社会や食やエネルギーの地産地消を目指した取り組みへの
援護射撃を得た思いだった。


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最終更新:2012年12月10日 17:41