近藤誠

もし日本人が累積で10mSvを被曝すれば、がん死亡率は30.3%となり、
100mSvの被曝では33%となる計算です。
この上昇見積もりを、専門家が「わずか0.3%」「わずか3%」と表現することが
許されるのか、私は疑問です。

またCTスキャンの放射線量と比較するのも妥当とは言えないと思います。
というのは、そもそもCTスキャンなどの医療被曝が、すでに危険なものなのです。


(2011.4.7.週刊文春)



近藤誠・慶大医学部講師が緊急寄稿「100ミリシーベルト以下の被曝量なら安心」はウソっぱち!
【政治・経済】
2011年4月7日 掲載
http://gendai.net/articles/view/syakai/129864



649 名前:地震雷火事名無し(チベット自治区)[sage] 投稿日:2011/09/02(金) 12:51:32.02 ID:bC/sPJsW0 [7/13]
一般社団法人 サイエンス・メディア・センター掲載。

低線量被ばくの人体への影響について:近藤誠・慶応大 (放射線科講師)
Ver.1.1 (110405-17:12 Updated 110405-23:56)
http://smc-japan.org/?p=1627

 テレビや新聞で報道されている被ばくに関する専門家のコメントに100ミリシーベルトを
基準として「これ以下の被ばくは問題ない」とするものが多々見受けられますが、
この表現には問題があるので、指摘します。

「広島、長崎のデータなどから100ミリシーベルト以下では人体への悪影響がないことは
分かっています」という記事がありました。

 確かに100ミリシーベルト以下の被ばくでは火傷のような急性症状は出ません。
急性症状について言っているなら妥当な表現です。

 しかし、広島、長崎で被爆した人の追跡調査では50ミリシーベルト以下の低線量被ばくでも
発がんによる死亡増加を示唆する研究結果があります。

(略)
 リスクを混同している上に、喫煙量も明示せずにたばこの方が危険と言っている。

 メディアの方は、こういう乱暴な議論に気をつけ、科学的な根拠の誤用に気をつけていただきたいと思います。

上記リンクに参考文献等あります。

669 名前:地震雷火事名無し(群馬県)[sage] 投稿日:2011/09/02(金) 14:06:00.12 ID:DI1uhfzE0 [1/2]
649
近藤誠さんは、最近、医療被ばくの本を出していて、参考論文が充実しているので参考になった。
医療被ばくの問題を扱った本だけと、原発、原爆、医療被ばく、検査被曝と射程は広く、
いわゆる個別の御用学者に対する批判もあります。
CTに比べて、安全だとか、そういうことは言えないというのが、よく分かるようになります。

放射線被ばく CT検査でがんになる
http://www.amazon.co.jp/dp/4750511137/


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最終更新:2012年12月11日 12:48