84 名前:地震雷火事名無し(チベット自治区)[sage] 投稿日:2011/07/16(土) 22:19:15.45 ID:w/LXCbnL0 [1/2]
シンポジウム「沈黙の喪のなかにいる全国の大学人へ」
「福島からのメッセージ」石田葉月さん(福島大)講演より
1.問題の背景
1)公衆被曝が1mSv超え
2)低線量被曝の健康への影響は、専門家の間で意見が分かれる
3)行政が楽観的な姿勢をくずしていない
例:県庁Webサイトは当初100mSv/hまで安全(現在は10μSv/hに訂正)
住民対象の健康管理調査の目的を「放射線の影響による不安の解消」と位置付けている
2.県知事への要望書(6月6日)
1)放射線の健康影響について慎重な専門家もリスクアドバイザーに
2)第3者が県の調査をチェックする
3)1mSv/年に向けた除染計画
4)?(ノートもれ)
3.健康管理調査についての緊急声明(7月3日)
1)健康への影響を軽視して調査を進めぬこと
2)健康管理検討委員会の座長からリスクアドバイザー(
山下俊一)を退けること
3)余計な被曝を少しでも減らすこと
4.福島県再生のキーワード
1)予防原則:生活習慣・環境 → 被曝 → 健康被害
↑ ↑
ココ大事 unknown
県民が予防原則に注目するようになって欲しい
2)郷土愛:持続型社会の基本は「郷土愛」
・大本営発表を繰り返す行政は信頼できない
・行政が信頼できない場所に「郷土愛」はない
・「郷土愛」のない土地に住み続けたいと思わない
3)原発災害を過小評価しないこと
・放射線を怖がるのは正常
・県民を不安に陥れて罪悪感はないかと一部の住民から問われる→批判の矛先が違う
・全国的な支援を受けるにあたり、被害者の立場だけを主張できない・同じ過ちを繰り返さない
電源三法交付金が2009年までに2,694億円
・不安が慎重さを生み、慎重さが未来を生む
石田葉月さんの講演で注目したいポイントは、4.1)の予防原則で、被曝の影響がどのように現れるのか不明である限り、被曝を最小限にする生活習慣・環境を住民が自覚的につくることを提言している点です。
具体的には、累積放射線量計を携帯し生活しつつどのような生活が被曝を少なくするか判断したり、数か月ごとにホールボディカウンター検査を受けて内部被曝量を確認しながら生活を見直すなどです。
不安なことは忘れてしまえばよいとの現福島県との違いは明らかです。
86 名前:84(チベット自治区)[sage] 投稿日:2011/07/16(土) 22:22:36.54 ID:w/LXCbnL0 [2/2]
訂正(矢印の位置がずれてしまった)
1)予防原則:
生活習慣・環境
↓ ←ココ大事
被曝
↓ ←unknown
健康被害
103 名前:地震雷火事名無し(チベット自治区)[sage] 投稿日:2011/07/16(土) 23:45:45.13 ID:yRers+pf0 [3/3]
84 まとめレポートありがとうございます。
現地の石田さんのような方が公で発言してくれること、
その場を設けてくれる関係者の方は勇気と良心があり、尊敬します。
(福島大学については、>>78でおしどりマコさんが、7/20にJAEAと強引に提携することに触れていました。
マコさんは、被曝覚悟で年単位で飯館に密着し、ドキュメンタリーを撮ろうとしていたTV関係者が数名左遷されたなど、
とも言っていて、福島の情報統制・封じ込めは政府・官僚の思惑通りに進んでいるんではと危惧しています。)
生活習慣の重要性については、今日の講演で肥田先生もおっしゃっていました。
何を食べればいいかばっかりではなくて、どう食べればいいかも考える必要がある、
よく噛み、定期的な排便習慣をつけ、暗くなったら寝る(生活のリズム)というようなことを
実践して免疫力を上げる必要があると。
(たとえば、仕事が忙しいとぎりぎりに起きてご飯をかき込み、電車に飛び乗るなら、
あと3分早く起きる。子供に排便の重要性を説明し、きっちり習慣付ける。便秘はよくない。
もちろんタバコは止める。これが一番難しいが。など。)
最終更新:2012年12月11日 13:09