リスクコミュニケーション

1. 日頃から信頼を築いてなければ、緊急時のコミュニケーションなんて成り立たない。
 コミュニケーションでできることなんて大してない。信頼を築くのにはすごい時間がかかる。

2. 3月以来問題となってるのは科学コミュニケーションじゃない。世の中の人々の不安は
 「正しい知識」を教えれば解消されるものではない。必要とされてるのは、政府のまともな
 対策であり、それ抜きに知識ばかり伝えようとしても無駄。



948 返信:名無しさん@お腹いっぱい。(茨城県)[sage] 投稿日:2011/07/12(火) 00:45:02.18 ID:XPmIJBOO0
なるほど勉強になる。…が、良いマニュアルがあっても使わなかったので意味がなかった。
たぶんこれに匹敵するようなマニュアルを農水省など当局が自力で作れるようにならないといけないのだろう。

健康に関するリスクコミュニケーションの原理と実践の入門書
http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/risk_analysis/r_risk_comm/index.html


391 名前:名無しさん@お腹いっぱい。(愛知県)[sage] 投稿日:2011/07/13(水) 23:21:25.80 ID:lHaAhdSyP [8/8]
「日本人のゼロリスク信仰は有害」とか唐木とか菊池が言ってるけど、データも何もなしに
「専門家が安全と言ってるんだから信用しろ」なんて言うのが

「正しい」リスクコミュニケーション

なんですかね。ちゃんとデータを与えたうえで、「これこれこういうリスクがあるので
そのリスクを取ったうえで便利さを選択したい人はどうぞ。嫌な人は他の道を選択してね」
というのがまっとうなコミュニケーションなんじゃないかと思う。

394 名前:名無しさん@お腹いっぱい。(三重県)[sage] 投稿日:2011/07/13(水) 23:31:59.15 ID:Su3YjWIt0 [1/2]
391
典型的な「ゼロリスク神話神話」だね。
ゼロリスク信仰なら保険業は成立しない。
国民が嫌っているのは情報を隠されたり詭弁でごまかされたりすること。
こいつらは責任転嫁したいだけだな。


409 名前:名無しさん@お腹いっぱい。(dion軍)[sage] 投稿日:2011/07/14(木) 00:10:30.49 ID:n4Am2UL80
394 >>391
国民が嫌っているのは情報を隠されたり詭弁でごまかされたりすること。
こいつらは責任転嫁したいだけだな。

あいつら、こういうの読んでもちっとも理解できないんだろうな。

リスクをめぐる専門家たちの"神話"
http://hideyukihirakawa.com/news_remarks/#021015

GMOに対する一般市民の認知に関する10の神話
http://hideyukihirakawa.com/GMO/pabe10myths.html


477 名前:名無しさん@お腹いっぱい。(アラビア)[sage] 投稿日:2011/07/14(木) 10:11:06.09 ID:oFh/qVKu0 [1/3]
全員でなくとも特にリスクが高い妊婦や赤ん坊を優先すべきとか、当初からいろんな人が言ってたよね。
リスクを隠さなければ、除染だって防護だってもっと早くに備えることができたのにね。

204 名前:地震雷火事名無し(不明なsoftbank)[sage] 投稿日:2011/07/17(日) 20:44:10.28 ID:bqtDkoio0 [1/3]
こんなものがあった

原子力発電所の地震対策
国立国会図書館ISSUE BRIEF NUMBER 515(MAR.1.2006)
経済産業課
山口 聡
http://www.ndl.go.jp/jp/data/publication/issue/0515.pdf

どれくらいの安全対策を施せば十分といえるのか。「耐震設計審査
指針」の見直しの中で、事故のリスクを確率で明示しようとする案
が検討されている。一方、どの程度のリスクなら許容できるかを示
す安全目標も検討されている。しかし、リスク評価は不確実性が大
きく信頼性が得られていない。事故のリスクが低いとしても、万一
の大惨事を想定した対策をとるべきかどうかという問題もある。解
決策を専門家だけの判断に委ねることはできない。一般の人々の価
値判断を安全対策にどのように取り入れていくのかが焦点となる。

原子力安全委員会は、急性障害による死亡リスクと、がんによる死亡リスクを
それぞれ100 万分の1 に抑制しようという安全目標をとりまとめた[12]。
100 万分の1 というのは、不慮の事故による死亡率の300 分の1 程度、
がんによる死亡率の2000 分の1 程度であり、日常生活に伴うリスクに比べて
十分に低いレベルである[13]。しかし、実際に個別の原子力プラントが
この安全目標を満たしているかどうかは、まだわかっていない。

205 名前:地震雷火事名無し(不明なsoftbank)[sage] 投稿日:2011/07/17(日) 20:44:36.48 ID:bqtDkoio0 [2/3]
ⅡとⅢで取り上げた問題の多くは、「どのくらい安全なら十分に安全といえるのか」と
いう問いに集約できる。この問いに対して、これまでは、専門家の工学的判断により、原
子力発電所は十分に安全であると説明されてきたが、リスクを明確に示すことができなか
った。これに対して、近年では、どこまでの健康被害なら許容されるかを示す「安全目標」
や、「安全目標」に適合していることを判断する目安となる炉心損傷頻度などの「性能目標」
の策定を進め、個々の原子力発電所がこれらの目標に合っているかどうかをリスクとして
定量的に明示しようとする動きが出てきた。

しかし、こうしたリスク評価にも、知識やデータの不足に由来する不確実性が含まれる。
想定外の事象や人間の操作ミスに関する評価については、主観的要素の強い専門家の判断
という方法も取り入れられて計算されるが、現在の科学的知識に関する過信や見落としな
どにより、専門家はリスクを過小評価する傾向にあるという[39]。このため、リスク評価の
絶対値については、信頼できるとはいいがたいといわれている。また、事故が生じうる確
率が低いとしても、「実質的に想定できない事故であり、無視できる」と判断するのか、そ
れとも「万が一生じた場合の被害の大きさを考えれば、さらなる対策が必要」と判断する
のか。死亡リスク以外に、死亡には至らない健康被害や、文化的損失、経済的損失をどの

206 名前:地震雷火事名無し(不明なsoftbank)[sage] 投稿日:2011/07/17(日) 20:44:58.45 ID:bqtDkoio0 [3/3]
ように評価するのか。こうした不確実性が含まれ、価値判断が必要とされる「トランス・
サイエンス[40]」的問題に対して、これまでのように、専門家が原子力発電所の安全性を国
民にわかりやすく説明することにより、理解してもらうという単一方向のコミュニケーシ
ョンだけでは、国民の安心感を十分に高めることはできない。むしろ、技術の未知性や恐
怖感などを総合的に判断する一般の人々のリスク認知の方が、専門家による定量的なリス
ク評価よりも広い観点からリスクを捉えているとの考え方もある[41]。原子力発電所の耐震
安全性と、国民の安心感の両方を高めていくためには、こうした一般の人々のリスクの捉
え方を、専門家が理解して、「耐震設計審査指針」の改定や、「安全目標」、「性能目標」の
策定の中に取り入れていくことが必要である。さらには、こうした指針や目標にしたがっ
て、原子力事業者が安全確保の責務を果たしているということを、国が十分に審査し、原
子力事業者に依存せずに、安全確保を主導できる体制になっているのかどうかについての
議論を深めることも必要であろう[42]。

675 名前:地震雷火事名無し(愛知県)[] 投稿日:2011/09/02(金) 14:58:27.66 ID:hGlmD0yZ0 [7/7]
個人的に興味深いのでヲチ。

jun_makino Jun Makino
つまりは、リスコミが云々、なんてのは少なくとも公害問題に 対して適用できるフレームワー
クでは全然ない。というか、無理矢理適用する と必然的に single voice を、となって国のい
うことを信じなさい、となっちゃう。

Soichi_Tatsumi Tatsumi Soichi
@jun_makino この部分ですが、その"single voice"を用意できなかったのが今回の問題だと思
います。どのような展望をたどると思われるか、という部分に踏み込むリソースが科学者サイ
ドにはありませんでした(今も無い)。もちろん、出した後の反論は自由にされるべきです。

牧野氏は「single voiceになっちゃうからまずい」って言ってんのに、この反応って、どこまで読解力がないんだろ?
今回の問題は、single voiceとして通用するだけの精度の高い予測なり見識なりが用意できる状況ではなかったのにも関わらず、
専門家でもない科学者の一部が希望的観測を交えたような予断をあたかも確定的事実であるかのように発信したために、
それが科学者の共通見解であるかのように誤認されて科学者集団全体の信頼感を著しく低下させたことなんだけどな。


740 名前:地震雷火事名無し(チベット自治区)[sage] 投稿日:2011/12/09(金) 01:34:31.29 ID:0xvUx2Zi0
737
お約束で被曝していくみたいな。

そこで文科が臨床心理士を大量に送り込む訳ですよ。
被曝問題を個々人の心の在りよう・持ちように転嫁して回収する仕組み。
阪神淡路大震災の時に実際に押し寄せましたからね。

これは預言しておきますね。絶対に当たる自信があります。
津波の押し寄せた地域ではもう臨床心理士を送り込んでいるはずです。
学校教員が削減・非常勤化されていく中で大学院の養成課程をも無理やりデッチあげた
文科省が21世紀になって創出した利権、サンクチュアリのひとつなんですから。
旧科技庁系で原発推進、事故って大量被曝させておいて、同じ文科が飯の種にする。すごい自作自演ですよ、これw


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最終更新:2012年12月11日 15:56