福島、死因は不明
東京電力は六日、福島第一原発の水処理システムのタンク設置作業に従事していた
協力企業の五十代男性作業員が死亡した、と発表した。
死因は判明していない。
男性は八月上旬から働き、作業日数は四十六日間。内部被ばく量は調査中だが、
外部被ばく量の累積は2.02ミリシーベルトで、東電は被ばくが死因に
関係している可能性は低いとみている。
東電によると、男性は五日午前の朝礼で気分が悪いと訴え、
福島県いわき市内の病院で治療していたが、六日午前五時ごろに亡くなった。
男性の死亡について、松本純一原子力・立地本部長代理は
「死亡診断書をみて判断したい」と話した。
作業員の死亡は三人目。五月に心筋梗塞で、八月に急性白血病で
それぞれ死亡している。
最終更新:2012年12月11日 17:31