日本物理学会

761 名前:名無しさん@お腹いっぱい。(茨城県)[sage] 投稿日:2011/06/12(日) 20:32:05.40 ID:eK43jYxt0 [6/7]
御用ラッシュw

http://www.soc.nii.ac.jp/jps/20110610sympodoc.html
「物理学者から見た原子力利用とエネルギー問題」 
主催:日本物理学会, 協賛:立教大学理学部
日時:平成23年6月10日(金) 13:00-18:00

プログラム

  1)はじめに              永宮正治(日本物理学会会長)
  2)福島第一原子力発電所事故について: 原子炉の立場から
                      田中俊一 (元日本原子力研究開発機構特別顧問)
  3)原子核物理と原子力      井上信 (京都大学名誉教授)
  4)放射線防護の立場から    柴田徳思(日本原子力研究開発機構J-PARC センター)
  5)物理学者の取り組み      大塚孝治(東京大学原子核科学研究センター)
  6)エネルギーの現状と将来  有馬朗人(武蔵学園)
  7)日本のエネルギー、世界のエネルギー      北澤宏一(科学技術振興機構)
  8)おわりに             倉本義夫(日本物理学会副会長)

788 名前:名無しさん@お腹いっぱい。(群馬県)[sage] 投稿日:2011/06/12(日) 21:57:56.35 ID:EaPpmAnU0 [3/3]
761
有馬朗人の講演資料を見ると、温暖化の話にかなり割いていて、原子力の良い点には「CO2を出さない」の一点しか挙げていない。

Ⅱ-5 原子力の良い点、問題点
 良い点  CO2を出さない

エネルギーの現状と将来 有馬朗人 2011年6月10日
http://www.soc.nii.ac.jp/jps/2011610sympo/arima.pdf

805 名前:名無しさん@お腹いっぱい。(東京都)[sage] 投稿日:2011/06/12(日) 23:18:46.36 ID:lrl46C+w0
761
なんか、チェルノブイリ事故当時のシンポジウム↓よりもかなり薄味なような。

原子力発電の諸問題
日本物理学会編
http://www.press.tokai.ac.jp/bookdetail.jsp?isbn_code=ISBN978-4-486-01010-4

390 返信:名無しさん@お腹いっぱい。(チベット自治区)[sage] 投稿日:2011/06/15(水) 12:43:34.35 ID:mdCtXM0H0 [2/2]
382

確かに、核融合の基礎研究は続けるのは構わないと思います。

しかし、日本物理学会主催のシンポジウム「物理学者から見た原子力利用とエネルギー問題」 
http://www.soc.nii.ac.jp/jps/20110610sympodoc.html
を急きょ開催したことから、基礎研究を続けるために原発を推進する構造が見えます。
原子核物理分野の有馬朗人氏は、エネルギー・原子力政策懇談会(旧原子力ルネッサンス懇談会)の会長。

ちなみに、学会長の永宮正治さんは、34学会長声明に関する会員からの質問状に
「答申は、そのバランスに欠けているように思えます。これら、ご指摘いただいた方々に感謝いたしますと共に、
至らなかった点をお詫びいたします。これらの反省点を踏まえ、今後は、より慎重に共同声明にサインをしたいと思います。」
http://www.soc.nii.ac.jp/jps/president/kaichostatement0514.pdf
と政治的ふるまいとしての反省の弁を述べていますが、
「日本の科学の歩みを止めない」という確信犯だったのでないかと疑念を抱くに至りました。

基礎研究を続けるための原発推進の構造は、工学における原子力工学の空洞と似た状況が物理学の原子核物理学分野にもあることに関連していると思います。
つまり、20世紀中ごろまでは原子核物理は素粒子(物質の究極の構成要素)の学問だったのだけれど、
20世紀後半さらに小さい階層の素粒子があることが分かってきた。すると原子核物理の立ち位置(目的・意義)の設定がむずかしくなっています。それで救いの一つとしての実用性に向かっているのだろうと思います。

おまけですが、

茅陽一とか、有馬朗人が、いまだに、核融合とか言っているのを見ると、暗澹たる気持ちになってくる。

おととい、上のシンポジウムの内容をみて、私も全く同じ気持でした。


58 名前:地震雷火事名無し(新疆ウイグル自治区)[sage] 投稿日:2011/11/08(火) 13:50:25.04 ID:xmYZ9ceD0 [1/2]
稲村卓『もっと真実を知ろう―被ばく線量にはしきい値がある―』(日本物理学会誌2011年11月号「会員の声」欄)

「本誌6月号に掲載された会員の声―山田耕作氏の原発批判―には放射線被ばくに関する迷信があるので,これを正したい.」で始まり、
「事実から目をそらし,あるいは事実を知らないで旧態依然たる発言を続けるとすれば,いたずらに社会を混乱させるばかりで,物理学者の社会的責任を果たしているとはいえない.」で終えている。

本文は、以下の3章からなる。
1.放射線の生体への影響には線量にしきい値がある
2.再生率μがゼロでない証拠
3.チェルノブイリ事故後にわかったこと

稲村氏の線量しきい値の論拠は、
「発生した放射線による遺伝子損傷と自然状態で生じている遺伝子損傷の区別ができなくなる.
このような条件を満たすIが放射線量のしきい値を与える.(略)
これまでの情報を考慮すると,100mSvではがんによる生涯死亡リスクは統計上有意な差がないと
されているので,100mSvが上で定義したしきい値に相当するといえよう.」である。

驚いた。低線量被ばくのしきい値の議論の枠外のことを議論している。
さらに、驚いたのは、「私は,放射線業務従事者として教育訓練を受け,このALARAを耳にタコができるほど繰り返し聞かされたが,いつもこれに疑問を持っていた.これほどに物理的でない表現は珍しい.」という主張。
ALARAは社会的判断であり科学でないという当たり前のことを長年疑問としていた。

内容は取り上げるほどではない文だが、山田耕作氏に社会的責任を説いているので、報告した。

138 名前:地震雷火事名無し(dion軍)[sage] 投稿日:2011/11/11(金) 10:29:47.19 ID:eybBmfl30
稲村氏の投稿を読んでなんじゃこりゃと思ったら、さっそく>>58で突っ込みが入ってるな
私は稲村氏が御用学者であるかどうかという点に関しては賛同も反対もしない立場ですがw

稲村氏の主張のおかしな点はすでに指摘されてるし、読めばすぐわかるようなものなのでそれはいいとして、
物理学会誌の編集部が注釈として「(しきい値問題に関する)議論はこれで打ち切りにします」とか言ってるのは気になったな
こんな初歩的なデタラメを誌上で断言させておいて一方的に打ち切りって、医学的な議論は物理の範疇超えてるとかいうなら、最初から載せるなよと

ま、賛助会員に(原研はともかく)電力会社が名前連ねてるのみりゃ、真面目に考えるのがバカバカしくなるわけだが

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最終更新:2012年12月26日 01:54