546 名前:地震雷火事名無し(群馬県)[sage] 投稿日:2011/07/19(火) 16:07:37.16 ID:/KILiivd0
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山口さんは「原子力による便益とそれによるリスクの総合的な評価が必要である」と言っていますね。
しかし、原発事故のリスク評価は、「壊滅的事故」のリスクは10億炉・年に一回として、
巨大隕石の衝突より稀だとする、いわゆる、ラスムッセン報告書「Rasmussen Report(WASH-1400)」
による評価がいまでも用いられているそうです。
『山本定明の「原発防災を考える」によれば、原子力大事故のリスク分析は
殆どアメリカの原子力委員会(AEC)が行ったものでProbabilistic Risk Assessment、
PRAを駆使するRasmussen Report(WASH-1400)が理論的主柱です。しかし1975年、
アメリカの物理学会はProbabilistic Risk Assessment、PRAを科学的なものではないと批判しました。
しかしNRCはいまだこれをベースとして設計を評価しています。』
上記サイトの分析によれば、実際の原発事故の発生リスクはガウス分布ではなく、べき乗則にのるようです。
つまり、原発は、運転実績を積めば積むほど、安全になるのではなく、ロングテールの確率に従って、
巨大事故に合う可能性が原発数と運転時間の積が大きくなるほど高まってしまうということのようです。
最終更新:2012年12月10日 11:30