新しい歴史教科書をつくる会


原発御用文化人に加えるべき新たな人たちがいます。これは、子どもたちの教育にも関わる話です。

教科書改善の会-wiki
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%95%99%E7%A7%91%E6%9B%B8%E6%94%B9%E5%96%84%E3%81%AE%E4%BC%9A
教科書改善の会(きょうかしょかいぜんのかい)とは、「新しい歴史教科書をつくる会」
(1997年結成)の内部分裂により脱退したメンバーが、引き続き中学校歴史・公民教科書の
発行を行うために2007年に組織された団体である。代表は屋山太郎。
教科書出版社として扶桑社が設立した「育鵬社」から教科書を継続発行することが決定している。
正式には「改正教育基本法に基づく教科書改善を進める有識者の会」という。

「教科書改善の会」(育鵬社)は、原発推進派です。

原発推進の公民教科書(育鵬社)-「つくる会」の教科書採択に反対する杉並・親の会
http://blog.goo.ne.jp/s_oyanokai/e/c5fbb756eccc76f05d1cef194129bf0f
「つくる会」教科書(育鵬社)の公民に「市に原子力発電所の開発計画がもちあがった」
というページ(写真)があり、国家規模の政策についてどのように考えれば良いのでしょう。
と事例をあげています。

現状 「日本は、エネルギー資源のほとんどを海外にたよっています。・・・
現在、原子力発電は日本の総発電電力量の約3分の1を担っています。 」とエネルギー危機を煽る。
対立 「原子力発電は燃料のエネルギー効率が高いことや、CO2を排出しないことから、
国の方針として協力に推進されてきました。しかし、もしも事故が起これば重大な被害が予想されるため、
開発の是非について世論が分かれています。原子力発電については、原子力産業の発展や安全性、
環境問題や資源問題、エネルギー保障、軍事保障などを総合的に考える必要があります。」
危険はあっても、国策だからしょうがないと思わせる。
話し合い(効率と公正)「日本のエネルギー自給率は原子力を除くと4%に落ち込みます。…」
と再度エネルギー危機を煽り、まったく公正ではない。
九州電力の説明会での偽メール事件に象徴されるように、原子力発電に対する根強い反対運動を
電力会社や国を挙げての金のばらまきと警察などの暴力、マスコミの宣伝、大学などの研究機関、
裁判所、御用労働組合の癒着で、進めてきたのが、原発建設です。
まるで、公正に話して、国民の総体が納得して作られたかのように書いています。
結果の実行(合意)「住民投票が行われ、その結果を受けて、建設を受け入れることになった場合は、・・・・。
市民が原子力発電所と共存し安心して生活できるように国や市や事業社が全力で取り組むことが求められます」
と国家政策優先、核と人類が共存できるかのような記述をしています。

ここに貫かれているのは、「住民の生活や安全よりも、国家の政策が優先する」
「国が決めたことは逆らってもしようがない」という考え方です。
お国のために死ぬのはごめんです。原発反対!の声をあげていきましょう。

日本の国土を放射能汚染し、人々を被ばくさせ苦しめる原発を、安全で必要であるかのように、
子どもたちを洗脳するのが、育鵬社教科書(改善の会)賛成派の言う
「日本人の誇り」「愛国心」の正体です。 -- (名無しさん) 2011-09-17 12:50:20
つくる会と教科書改善の会の関係を良く知らないのですが、

御用聞きさん、「つくる会」と「改善の会」の関係を説明しましょう。

2005~06年ごろ、宗教右翼(生長の家、日本会議、日本政策研究センター、キリストの幕屋など)による
「つくる会」乗っ取り騒動が起き、それに反対した西尾幹二氏は、会を追い出されました。

その時のことを、西尾氏は自身のブログで告発しています。

西尾幹二のインターネット日録:「つくる会」について
http://www.nishiokanji.jp/blog/?cat=18
「11月と1月の理事会で私は私が「四人組」と名づけた固い団結の分派活動に、異質の政治性を見た。
会を呑み込まんとする陰険なネットワークの暗い闇を感じた。
「四人組」とは新田均皇學館大学教授、内田智弁護士、勝岡寛治明星大学職員、松浦光修皇學館大学助教授であり、
それに宮崎正治前事務局長がからむ。彼らは昭和44年5月発足の全国学生連絡協議会という
早大を中心とした右派系学生運動の一団につながる。」(引用者注:全国学生連絡協議会の母体は生長の家)
「彼らの目的は歴史教科書ではない。政治的支配権そのものが狙いだ。
そして、新田氏の早大大学院政治学科の後輩である八木秀次氏は会長である立場を忘れ、
昨年10月頃から事実上このグループの一員となって行動している。」
「(投稿者:ストーンヘッジ 2006/4/20 22:45)
まず、西尾先生がお書きになられているように、昭和44年の全学協というものが発足したとあります。
しかし、そのさらに3年前に通称、生学連、生長の家学生連盟という組織が作られていた事実に目を向けなくてはなりません。
生学連とは宗教団体である生長の家の学生組織です。
保守系の学生運動では強い力を保持していた団体でありました。その中心的人物が日本会議事務総長の椛島有三であり、
日本政策研究センターの伊藤哲夫であり、今回辞任に追い込まれた宮崎正治つくる会事務局長だったのです。」

権力闘争の末、「つくる会」は、分裂し、藤岡信勝氏を中心とする「新しい歴史教科書をつくる会」(つくる会、自由社)と、
八木秀次氏を中心とする「教科書改善の会」(改善の会、育鵬社)の2つに分かれました。
後者の「改善の会」は、「つくる会」の乗っ取りを企んだ宗教右翼どもが絡んでいます。

ちなみに、「新しい歴史教科書をつくる会」の教科書を出版している自由社は、東京電力とズブズブの関係です。

自由社(石原萠記社長)のスポンサーは東京電力:藤岡信勝研究
http://group1984.blog119.fc2.com/blog-entry-58.html
「新しい歴史教科書をつくる会」の自由社(石原萠記社長)のスポンサーは東京電力
福島第1原発の事故で消滅が確実の東京電力と、藤岡信勝氏が会長を務めるサークル
「新しい歴史教科書をつくる会」の教科書発行元であり「つくる会」と事実上一体の出版社
「自由社」についての基礎知識を書いておく。
「石原萠記さんは、日中友好を推進してきた平岩外四(編者註、東京電力出身の元経団連会長)と長いお付き合いで、
東京電力のバックアップを受けていた時期もあるそうです(今でも「自由」には東京電力や他の電力会社の広告が載ります)」
という記述があるが、バックアップを受けていた時期もあるのではなく、ずっと支援を受けていた。
原発推進の提灯記事を載せ、東京電力から広告をもらっていたのが「自由」である。

「つくる会」(自由社)も、「改善の会」(育鵬社)も、原発推進であることが、ここから分かります。
自由社教科書といい、育鵬社教科書といい、こんな教科書で勉強をさせられる中学生たちは、本当にかわいそうです。
(名無しさん) 2011-09-21 16:23:01
最終更新:2016年06月13日 18:51