「ハンティングシステム」

所謂狩りゲーを踏襲したシステム。
MAPを共有することで『やったことが見える形で次に繋がる』、
MAPができているので『MAP作成を簡略化できる』、
ランダム表が基本となるので『何が手に入るかわからない』、
そして『やれることはいくらでもある、クリア目的の他に何がしたいか』
を重点として開発。

「遺跡都市」の各種データはこちらです。

採取システム

このようなマークのある採取ポイントでは、採取を行うことが出来ます。
採取する場合、2d6を振り、ランダム表の該当箇所のアイテムを入手することが出来ます。
また、採取前に《探索技術》を使用することにより、より上位の(つまり、珍しいアイテムが出やすい)
ランダム表に挑戦することが出来ます。
  • 例(遺跡都市:採取ポイント1)
採取1乱数テーブル
├技能なし・・・2:なし 3~8:ハーブ 9~12:力水
├探索~R15・・・2~4:ハーブ 5~9:力水 10~12:ロイヤル力水
├探索~R26・・・2~6:銀食器 7~9:ロイヤル力水 10~12:T・エッセンシア
└目利きer・・・2~6:小さな装飾品 7~12:銀食器
この表では、《探索技術》を使用しなかった場合一番上のランダム表、
達成値が15以上25以下の場合2つめのランダム表を、
達成値が26以上の場合3つ目のランダム表を参照し、2d6の出目が当てはまる箇所のアイテムを入手します。
また、この表は追加で《目利き》を宣言した場合に挑戦可能な第4のランダム表を用意してあります。

拠点システム

採取した素材を使い、拠点を建設することが出来ます。
建設した拠点は壁の硬度と耐久力を持ち、破壊されない限りその場に残り、
アイテム作成・売買を行うNPCがやってきたり、共有アイテムボックスを利用したりして、
ゲームを有利に進めることが出来ます。
また、後述の《料理》によるステータスアップや、《農業》を使って畑を作ることも出来ます。

  • 拠点の作成とレベルアップ
拠点の作成には、建築資材が必要です。
建築資材には鉄の廃材、煉瓦、耐熱煉瓦などがあります。
これらを一定以上集めることで、拠点を建設、またはレベルアップすることが出来ます。

また、耐熱煉瓦の様な特殊効果のある資材を建設・レベルアップ時に一定以上使用するか、
現在のLVのままで効果のみを付与する資材効果付与を1つの効果分だけ行うことが出来ます。

効果付与を行った拠点に再度効果付与を行った場合、効果は上書きされます。
また、効果付与を行った拠点をレベルアップさせた場合、
追加で3つ同じ資材を使用しない限り、その資材効果は発揮されません。

  • 作成・レベルアップに必要な個数
LV1…資材 5個、効果発揮個数 3個(耐久度 50、壁硬度10)
LV2…資材10個、効果発揮個数 6個(耐久度 65、壁硬度15)
LV3…資材15個、効果発揮個数 9個(耐久度 80、壁硬度20)
LV4…資材20個、効果発揮個数12個(耐久度 95、壁硬度25)
LV5…資材25個、効果発揮個数15個(耐久度110、壁硬度30)

  • 効果付与に必要な個数
現在レベルに上昇させる時の必要個数
例:効果付与を行う拠点がLV3の場合、3に上昇させるときに効果を発揮するには
9個の資材が必要なので、9個の効果資材を使用することで効果付与を行うことが出来ます。

  • 計算式
建設・レベルアップ必要個数=建設・レベルアップ後のLV*5個
効果発動に必要な個数=建設・レベルアップ後のLV*3個
効果付与に必要な個数=現在のLV*3個
付与した効果の引き継ぎに必要な個数=3個

拠点耐久度=(現在のLV-1)*15+50
壁の硬度=(現在のLV-1)*5+10

  • 補足
初期耐久度は拠点に適した地点の場合で、そうでない地点の場合、
初期ステータスを低く設定しても構いません。

マップの共有

あるマップに何かを行った場合、その何かは同じマップでは手を加えない限りその状態が維持されます。

例えば、あるマップの壁を1箇所破壊した場合、その壁を誰かが修復するまでその壁は壊れたままになり、
ある地点の宝箱を開ければ誰かがその箱に何かをしまわなければ、その箱は開いた空箱のままになります。

また、これは拠点についても同様で、あるマップの拠点に何か施設や設備を追加しておくと、
後からそのマップを訪れたPCはそれらを使うことが出来ます。

共有アイテムボックス

拠点には、共有アイテムボックスが設置されています。
PCは不要なアイテムをこの中に入れることが出来、
入れたアイテムはそのアイテムが必要なPCが取り出すことが出来ます。

共有アイテムボックスには特殊な術式がかけられており、基本的に収納したアイテムが腐ってしまったりはしないのでご安心下さい。
尚、一説によるとただの超高性能な冷蔵庫が内蔵されているのではないか?という意見もありますが、定かではありません。

拠点料理システム

拠点に居るときにそのメニューを食べる人数分の『食材』を消費して≪料理≫を使用する事で、
様々な効果の得られる拠点料理を作成することが出来ます。
達成値15以上で食材ごとの効果を得ることが出来、26以上の場合は更にボーナス効果が得られます。
また、食材の中にはこの料理効果をアップさせることができるものもありますので、見つけたら是非活用してみましょう。
・・・取り合いにはならないように。

尚、料理の効果は1シナリオ、または1日(長期滞在するようなシナリオの場合です)の間続き、
効果が続いている間は別の拠点料理の効果を得ることは出来ません。
※ただし、料理判定に失敗した場合は、再度食材を消費することで挑戦することが出来ます。

  • 基本レシピ
肉料理:『体力値』の最大値をこのシナリオ中+10し、全回復する。
(ボーナス効果):消費能力値全てを全回復する。

魚料理:『精神値』の最大値をこのシナリオ中+10し、全回復する。
(ボーナス効果):消費能力値全てを全回復する。

野菜料理:このシナリオのバトルシーン中、マスチェックごとに『消費能力値』を5点回復する効果を得る。
(ボーナス効果):上記の回復効果に加え、毒性値も1点回復する。

釣りシステム

水辺に居る場合、餌を消費して≪水産業≫を使用することで、魚を釣ることが出来ます。
釣りの結果は≪水産業≫の達成値とランダム表を比較することで判明します。
また、≪水産業≫を習得していないPCでも、「釣り竿」を使用することで制限付きですが釣りを行う事が可能です。

  • 例:「遺跡都市」下位の釣りテーブル
ファンブル:1/3の確率で穴あきブーツを入手。
15~:美味しい魚
26~:オーガニック本マグロ
26~(クエスト受注中):貯々金魚※1度のみ。《情報収集》で生息域などの情報を入手した場合、目標値-3。

備考:この表では、サブクエスト進行中に1度のみ釣り上げることができる「貯々金魚」の必要達成値が追加で記載されています。

農耕システム

拠点に畑を作成することで、植物を植え、収穫することが出来ます。

畑は拠点に(拠点レベル)個まで作ることが出来、1つの畑に1つまで種やハーブなどの植物を植えることが出来ます。
植えるには畑に空きがある状態で≪農業≫を使用し、その達成値が15以上なら上手く育つように植えることが出来るでしょう。

植物は次回畑を訪れた時に植えた数*3個収穫できますが、植える時の≪農業≫達成値が26以上の場合、
植えた植物をもう1つ多く収穫する事ができます。

また、判定時にクリティカルが発生し、尚且つ26以上だった場合は追加分に加えてランダムで1つ、
そのマップで手に入る植物を入手することが出来ます。

  • 例:遺跡都市の場合
達成値15以上:植えた植物を3つ収穫
達成値26以上:植えた植物を4つ収穫
達成値26以上(クリティカル時):植えた植物を4つに加え、ハーブ、フレッシュハーブ、瑞々しい野菜のうち1つ収穫

特殊な商人

拠点には、主にエネミーの討伐で得られる固有素材から装備品を作成してくれるNPCである「鍛冶屋」、
採取などで獲得したアイテムから別のアイテムを作成してくれるNPCである「合成屋」が常時待機しています。

彼らに必要な素材と資金を渡すことでそのアイテムを手に入れることができます。

鍛冶屋

(遺跡都市の鍛冶屋)
武器・防具の作成を行ってくれます。作成価格は作成するアイテムによって変化します。

また、「上級種」「特異種」と呼ばれるその種別の中でも強力な個体を討伐できれば、
生産で手に入れたアイテムを更に強力なものに派生させてくれます。
派生元の装備品に施していた特殊加工は、派生後にも引き継がれます。

合成屋

(遺跡都市の合成屋)
主に消耗品の合成を担当しています。合成費用は1つにつき3000円です。
基本的にはショップで購入できる消耗品が多いのですが、中にはエリクサーのような貴重なアイテムも含まれています。

もし、PCが≪兵器作成≫≪薬品作成≫≪符作成≫といった技能を習得している場合、
同じ素材があり、それが常備化できる道具の場合、『技』or『知』+(該当する技能)SLd6で達成値26以上を出すことで自力で合成することも出来ますが、
失敗してしまっても素材は戻ってこないので気をつけて下さい。

その他のNPC

また、GMはシチュエーションに変化を付けるために、MAPに追加でNPCを出してもいいでしょう。
サブクエストを依頼するもの、PCの代わりに拠点設備を作ってくれるもの、特別なアイテムや素材を売ってくれる行商人・・・
どんなキャラクターを登場させるかは、GMである貴方にお任せします。

フリー討伐

素材が足りない、戦えなかったエネミーとも戦いたい。そんな願いが叶います。
戦いたい相手が出現したら依頼を発注してもらえるよう、担当のNPCにお願いしてみましょう。

あるマップを全て探索し、3回以上そのマップでの依頼を達成することで、フリー討伐が解禁されます。
フリー討伐では今までに1回以上討伐したエネミー(「上級種」「特異種」はそれぞれ下位種とは別のエネミーとしてカウント)を
最大4匹まで指定し、討伐に挑戦することが出来ます。
また、式魔の捕獲フラグは個体ごとに判定が行われるため、被ってしまった場合は2匹以上の討伐に挑戦してみても良いでしょう。

  • おわりに~これからやってみたいGMの方へ~
この追加ルールではランダム表も確認事項も多いため、判定の処理に慣れていないとマスタリングに苦労するかもしれません。
しかし、出来そうなことをやってみて、それが実際に結果として帰って来たときは、PLにもとても喜んで貰える筈です。
予定が空いた時などに使ってみると新しい発見があると思いますので、是非とも挑戦していただければと思います。

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最終更新:2013年11月01日 04:46