基本プログラム

順次処理


基本プログラムとして、順次処理を学びます。

何か表示ができないと結果が確認できないので表示するプログラムから。

document.write("こんにちは");

documentは実行するウェブブラウザの内部を表します。
document.write で、ウェブブラウザの内部に何かを出力することができます。

ウェブブラウザで表示するので、HTMLタグを一緒に出力すると、飾り付けもできます。

document.write("<font color='red'>こんにちは</font>");
これで赤色で表示されるはずです。HTMLには様々な色指定の方法がありますが、説明は他の書籍やサイトに譲ります。

途中で一時停止するためには alert という命令を使います。

alert("停止中")

これを順次記述して、プログラムが上から順番に動作することを確認しておきましょう。

変数と計算

変数は数値等を入れておく入れ物です。
xという入れ物に10を入れる場合は
var x=10;
と書きます。var は変数であることを宣言します。代入に使う記号は=です。

変数の宣言と代入を同時に行っていますが、代入する値がその場では決まらないような場合には単独で使うこともあります。
var x;
x=10;
C言語やJavaでは変数の宣言には扱う数値の種類(型)を決定する必要がありますが、JavaScriptでは型がないので変数であることだけ宣言します。
実は宣言しなくても変数として使えますが、他の言語も意識して宣言するようにするのがお勧めです。

数学での計算式と同じように書くことができます。
例えばxに10を入れておいて、それに5を加えた結果をyに入れる文は以下のようになります。
var x=10;
var y=x+5;

表示にはdocument.write命令を使います
document.write(y);
変数の内容を表示するには、""で囲いません。""で囲うと文字列としてそのまま表示されます。

変数と文字列を組み合わせて表示したい場合は+で連結します。
document.write("y="+y);

完成したサンプルプログラムです。

練習

以下の練習課題を作成してみよう。
  • 2つの変数を用意して適当な数値で初期化する。2つの変数を足し算した結果を3つめの変数に代入する。結果を○○+□□=△△の形式で表示する。
最終更新:2012年11月02日 18:49