JNNニュースコープ

歴代のテーマ音楽・オープニング

1962.10 - 1964.03 作曲:神津善行

東京タワーの空撮の映像をバックにタイトル画を表示していた。
なお、2009年11月15日放送の『サンデーモーニング』では、初代キャスターである田の死去の話題を伝えた関係で、このオープニングの一部が放送された。

1964.04 - 1968.09 作曲:小倉靖

この時期の一社スポンサーであった武田薬品工業のテーマ「♪タケダ…」の連呼を使用(タケダアワーと同じく大阪工場の空撮を使用したオープニングキャッチに、「ニュースコープ」のテロップを挿入)。

1968.10 - 1975.03 作曲:岩本晴彦

イントロにタイプライターの効果音が付いている曲。タイトル画は歴史写真を使用し、最後にランドサットから写した地球が写された。
その後に提供スポンサーが表示された。

1975.04 - 1984.09 作曲:中村八大

当初は曲・タイトルともJNN系ニュース番組に共通のオープニングテーマを使用。「滝流し」というパターン映像で水色のバックから“JNN”の文字が輪転機から印刷される新聞の如く多数現れ、その中央から「JNNニュースコープ」のタイトルロゴが出てきた。「滝流し」には2パターンあり、前期は"JNN"の帯の端が画面からはみ出ないが、後期は端が画面の外にはみ出る、という違いがある。
1978年4月からは曲はそのままに本番前のスタジオをバックにし、テロップを使用したアニメが使われた。
画面下から「JNN」と「ニュースコープ」の文字が下から立体的に飛び出す→全文字が揃ったところで文字がロゴにアニメーションするというものだった。
この頃から、親局および主要な系列局では、JNNの題字に加えて実際に放送している放送局を示す略称ロゴ(TBS、CBC、MBS[1]、RKB、HBCなど)がテロップ挿入された。
1980年10月からはさらに曲はそのままにテロップアニメだけを変更した。左下から地球儀をイメージした円が中央に移動→反転して放送開始時刻の18時30分を指すアナログ時計になる[2]→時計の左下部分へズームアップするとともに右上へ移動→開いた部分に右下からタイトルが入るというものだった。
この時にタイトルロゴが丸みを持たせたものにリニューアルされた。 ※上記2つはJNNニュースデスク(1970年開始)でもタイトルだけ差し替えただけのバージョンで共有されていた。

1984.10 - 1990.03 作曲:山内直樹

シンセサイザーや電子音を使っていた曲。
タイトル画にはJCGL(ジャパン・コンピュータ・グラフィック・ラボ)が制作したコンピュータグラフィックを使用し、海原を世界地図が画面下から上に通過→画面奥から「JNN」の文字が現れる→円で囲まれた日本列島が右下から登場→日本列島が衛星のパラボラアンテナに変わる→タイトルが左下から右上に出る→黒バックでタイトルが強調されるというものだった。
この時にタイトルロゴがオレンジ色の立体的なものに変更された(書体の変更はなし)。それまでは白く平面のものだった。
テーマ曲のベースに流れる電子音はモールス信号の「JNN」(・--- -・ -・)をアレンジしたもの。
他のJNN系発ニュース番組でもこれをアレンジしたものが使われたが、1988年10月以降は同曲をアップテンポにしたものが使用された。
この拡大放送になったころから、平日版の男性キャスターはこれまでの氏名挨拶(「こんばんは!!○○です」だけ)にプラスして、女性キャスターの挨拶の後で「今日のニュースをお伝えします」と挨拶した。

歴代セット

※殆どの時期のJNNニュースのセットと同じである(そうではなかった時期もあった。)。

1962.10 - 1973.03

日本地図とタイトル画がバックのセット
武田薬品工業の一社提供の時期には映像を映し出すスクリーン部分の上下に、「(▲)タケダ薬品」「シミそばかすにハイシー」と書かれていた。

1973.04 - 1978.03

ブルーグレーバックのセット

1978.04 - 1980.09

グリーンバックでメインキャスターのネームプレートにJNNのロゴが付いたセット。TBSにおいては週末夕方や平日夜など、全国ニュースと近接するローカルニュース(TBSニュース)でも同じセット、同じデスクを使用していたが、背景のクロマキーバックに関東地方の地図などを合成することで、映像的な区別をつけていた。

1980.10 - 1983.03

黒地に世界地図がバックのセット(絵の上にはJNNのロゴ)。クロマキーを使ったセットは最後。

1983.04 - 1984.09:白いジャングルジム形がバックのセット。

このセットは「8時だョ!全員集合」や「ザ・ベストテン」のセットデザインを担当した三原康博が担当したが、当時のDスタジオ中央部に常設されていたこのセットは、スタジオの3分の2程度のスペースを占有しており、カメラの位置やデスクの配置に苦労したという秘話が、かつて『ザ・ベストテン』などで披露されていた。このセットは、ニュースコープなどで使うメインセットの左側にスポーツデスク用のクロマキーが、その裏に情報番組である『朝のホットライン』用のセット、メインセットの真裏に『JNNおはようニュース&スポーツ』と『JNN8時のニュース』で使用する立ちテーブル、メインセット右端の真裏にも『テレポートTBS6』のキャスター席があった。

1984.10 - 1988.09:グード図法と放射線模様がバックのセット

使用当初はセットの中央が『ニュースコープ』等の定時用に使われるメインセットで、向正面は搬入口としており何もなかった。画面上から見て左側が気象情報用のセット(クロマキーとしての機能を合わせたモニター。通常は映像が半透明の緑色で表示されており、キャスターがカメラ前のモニターを見なくてもいいものだった。その右には4つの小型モニター、上には現在の時刻を表示するデジタル時計があった。)、さらに左隣が平日朝6時台前半の情報帯番組のスペース、その左横が『テレポートTBS6』用のセットだった。対する画面上から見て右側に、中継を呼び出す際に使うモニター、その横がワーキングスペースと隔てたガラス窓でここがスポーツニュース用のセットにもなっていた。その右側に『スポーツデスク』用のクロマキーがあり後年は『おはようニュース&スポーツ』用に用いる。その横が初期は『おはようニュース&スポーツ』『8時のニュース』のセットで、後期は『スポーツチャンネル』(一時期は『ネットワーク』)のスペースとなる。『スポーツチャンネル』と『テレポートTBS6』の間が搬入口であった。

このセットは、当時アメリカで一般的であった「ワーキング・スタジオ」の考え方(スタジオ内にニュース番組の制作に必要とされるVTR編集・送出設備やワードプロセッサー、パーソナルコンピューター、さらには打ち合わせスペースやスタッフの作業スペースなどを配置し、スタジオ自体を巨大な番組制作ルームに見立てて番組を送り出す)を取り入れて造られたものである。この時期は、NHKも「ニュースセンター9時」において同様の考え方に基づき、スタジオセットを同様なスタイルに改装した。
また、当時3層吹き抜けであった番組のスタジオ(TBS旧テレビ局舎・Dスタジオ)の1層と2層の境目部分にアクリル素材で造られた格子状の天井が設置された。前述の「ワーキング・スタジオ」に対するTBS美術陣の考え方がこのセットに表れていると見ることができた。
しかし、その上の天井には本来スタジオにセッティングされている照明設備があり、それらの調整などのため、この「アクリル天井」は適宜外されることもあり、外されたまま本番に入ることもあった。
このスタジオからは、『JNNニュースデスク』『JNNおはようニュース&スポーツ』、関東地方向けのローカルニュース番組『テレポートTBS6』などが放送されたが、平日朝6時台前半の情報帯番組が、比較的短期間で何度か変更されたり(『おはようお天気ワイド』(1986年4月 - 9月)→『砂川啓介 いま!朝です』(1986年10月 - 1987年9月)→『ドーナツ6』(1987年10月 - 1989年3月))、月-金曜夜枠がニュースとスポーツを一体化したワイドニュース(『JNNニュースデスク』・『JNNスポーツチャンネル』→『ネットワーク』(1986年10月 - 1987年9月))に改編されるなどもあったことから、スタジオの一部はセットの変更が頻繁にあった。

1988.10 - 1990.04.01:上にJNNのロゴが付いた世界地図がバックのセット

キャスター交替に伴い、セットチェンジも行われ、「ワーキング・スタジオ」の考え方は後退した。
スタジオ内にあった打ち合わせスペースや関連設備は撤収されたが、アクリル「天井」はアクリルの「梁」へと姿を変えた。カメラのアングルを意識し、ライティングの邪魔にならないよう向きなどが決められ、全体的なイメージとしてはそれまでのセットのイメージを残したニュアンスとなっていた。
上記のセットは定時用として使われ、その右側のワーキングスペースと隔てたガラスの前は『テレポートTBS6』用のスペースだった。
さらに、この時期では昭和天皇の病状に対し即応体制が取られていたこともあり、スタジオの一部に「Xデー用」の臨時セットが常時スタンバイされていた。
1989年10月からは、番組構成の変化にともない一部のセットが手直しされた。
『JNNニュースの森』開始に伴い、1990年3月の番組終了から1週間までの間は、別スタジオに似たデザインの簡便的なセットを組んで放送した。

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最終更新:2023年02月17日 20:36