ニュースステーション

テーマ曲・コーナー別使用音楽

1.1985年10月7日 - 1987年9月25日:「ANNニュースのテーマ」(松岡直也) ※なお後に当オープニングが紹介された際に曲名は「なし」と表記されている(2004年1月5日)

他の『ANNニュース』でもこのテーマ曲に変更。ただし本番組以外とそれ以外では若干アレンジが異なる。
他の『ANNニュース』ではこのオープニングから派生したCG画像を使用していたためそれらの映像は通称「青屏風」と呼ばれている。ちなみに元であるオープニングは青屏風の上に地球儀が乗っかったデザインだった。
初期のニュースコーナーは別になっており、OPはCASIOPEAの「Time Limit」、ニュースウォッチのコーナーOPは菊池ひみこの「HOLLYWOOD ILLUSION」*1が、「明日の予定」ではCASIOPEAの「Domino Line」が、ニュースコーナー終了時にはCASIOPEAの「ASAYAKE」の終りの部分が使用された。


2.1987年9月28日 - 1989年1月27日:曲名なし(前田憲男)

週末の『ナイトライン』や『チェック・ザ・ステーション』と共通でテレビの三原色を示す光線が放たれた(後者はテーマ音楽も同じ)のみスタジオ風景が細切れに現れたところでタイトルというCG混在映像が使われていた。
1988年から、オープニング後に日付表示がなされるようになった。

3.1989年1月30日 - 1993年4月16日:「Good evening」(本多俊之)

このころから、オープニング曲・CM前ジングル以外に番組内で使われる音楽もトータルにコーディネートされ始めるようになった。
天気予報のBGM、スポーツコーナーのテーマ(「JUNP UP」)なども本多が担当。
歴代のテーマ曲の中ではこの曲が長く使われている(約4年3か月、作曲者だけでも含めると約7年8か月)。

4.1993年4月19日 - 1996年10月4日:「Harmony」(本多俊之)

一部、同じ本多が作曲した「Good evening」をアレンジしたものであった。
曜日毎にメロディーパートの楽器が変動する。オーケストラ(アンサンブル)演奏のフルバージョンは江黒真理の楽曲として1993年にCD化されている。
メイン楽器は以下の通り。
月曜日:ピアノ 火曜日:パンフルート(シンセサイザーでの演奏) 水曜日:オーボエ 木曜日:ギター 金曜日:トランペット

オープニング映像はアニメーションで、25-35歳程度の青年が近未来の都会で寝転んだり自然と親しみ余暇を愉しむ様が春夏秋冬季節ごとに4パターン用意された。番組ロゴはアニメーションに含まれず、日付とともに小さく表示された。

5.1996年10月7日 - 1998年5月8日:「36度線」(ASKA) 「36度線 -1995夏-」 (CHAGE and ASKA) 参照。

天気予報のBGM(違う曲)も提供。
オープニング映像は、世界の有名な絵画をアニメーション化したもの。数バージョン制作された。


6.1998年5月11日 - 1999年12月23日:「靴は履いたまま」(ゴスペラーズ)

これ以降、オープニング映像で日付を表示。この時期のオープニング映像はその日のニュース映像が使われた。
重大ニュースがあった際は定時開始でもこの曲を使用せず、ピアノ曲が使われた(パキスタン核実験)。
1998年末以降、オープニングからしばらくして短冊状のCGで当日のラインナップを紹介する演出が採られた。
アルバム『Vol.4』収録(オリジナルバージョンのみ)
スポーツ「イントロ'98」 - アルバム『Vol.4』収録

7.2000年1月4日 - 2002年3月29日: 「NS2000(NEW STREAM 2000)」(福岡ユタカ)

オープニングのCG映像は小島淳二が手がけた。サイバースペースを表現したようなフル3DCG映像となり、その日の放送する複数のニュース映像素材をCG映像内のウインドウ部分にデジタル合成しダイジェスト形式で短時間流すとともにカテゴリーや放送予定時間を英文表示するスタイルに変わった。
これ以降、オープニングCGの中で放送内容の告知を行う(Char演奏のW杯バージョンを除く)。
2001年ではこの曲のニューバージョンとして「NS2001」が使われた時期もあった(アルバム『Calling -The Latest Best-』収録)。
導入当初は30秒あったが、2000年3月27日のフライングスタート開始時から1フレーズカット(5秒ほど)。
第19回参議院議員通常選挙直前の「SPECIAL WEEK」期間中の午後9時36分からの放送となった2001年7月23日 - 7月27日の間はアニメ『機動警察パトレイバー』のものを使用した。
スポーツ「Trance Zone」 - アルバム『Calling -The Latest Best-』収録
ニュースフラッシュ「5scenes from a Dizzy day」 - シングル「NEW STREAM 2000」、アルバム『Y・Voices』収録

8.2002年4月1日 - 2002年6月28日:「A FAIR WIND」(Char)

この期間内に、日韓共催のサッカーFIFAワールドカップがあり、このテーマ音楽に乗せ、川平慈英のナレーションで1回目からのW杯の歴史を振り返る特別バージョンで、決勝戦とともに終了。

9.2002年7月1日 - 2003年9月26日:「サラバンド」(サラ・ブライトマン) アルバム『ハレム』、『輝けるディーヴァ 〜ベスト・オブ・サラ・ブライトマン〜』収録(共にフル・ヴァージョン)

スポーツ「ハレム」 - アルバム『ハレム』収録
オープニング映像は近未来風の世界を彩った映像を使用し、「NS2000」の時と同様にその日の放送する2項目のニュース映像素材を交えてダイジェスト形式で短時間流すものになった。

10.2003年9月29日 - 2004年3月26日:U2の演奏、選曲、監修による以下のテーマ曲 オープニング「Where The Streets Have No Name (約束の地)」

スポーツ「Lady With The Spring Head (スピニング・ヘッド)」
ニュースフラッシュ(「できるだけニュース」)「Discotheque (ディスコティック)」
エンディング「Electrical Storm (エレクトリカル・ストーム)」
オープニング映像は東京湾から貨物港のドックに船が入ってくるイメージの映像で、夜景に浮かぶヴァーチャルスクリーンによりその日のニュースの一場面が表示されるというもの。最後はスタジオに切り替わるがオープニングと同様赤い照明で照らされてから、照明が切り替わる形だった。番組終了数日前からは終盤に「○○times left」(○○には残り日数。最終回は「FINALDAY」)という終了までのカウントダウンが表示されていた。

番組タイトルロゴ・カラーリング

1.番組開始 - 1998年5月8日

上に「ニュース」下に「ステーション」で、カラーリングは青→銀色→青→白(白で縁取られた)。

2.1998年5月11日 - 1999年12月23日

先代のアレンジ。ロゴの「ステーション」が右にずれる。カラーリングはネイビー。

3.2000年1月4日 - 番組終了

番組開始以来初めて英字のタイトルに。カラーリングはオレンジ / 黄色→青色 / 水色。

カラーリング

1.番組開始 - 1989年1月27日、1993年4月19日 - 1996年10月4日「ニュースステーション」(青)

2.1989年1月30日 - 1993年4月16日「ニュースステーション」(銀)

3.1996年10月7日 - 1998年5月8日「ニュースステーション」(白)

4.1998年5月11日 - 1999年12月23日「ニュースステーション」(ネイビー)

5.2000年1月4日 - 2003年9月26日「NEWSSTATION」(オレンジ / 黄色)

6.2003年9月29日 - 2004年3月26日「NEWSSTATION」(青色 / 水色)


テロップフォント

アークヒルズ移転と同時にテロップが電子化されたため、当番組を含めたアークヒルズからの番組は全て電子テロップであった。
1997年に機材を更新してからは半透明・アニメーションテロップも使用されるようになり、2003年の六本木ヒルズ移転後はHD化もなされた。

キャスター表示

1985.10.7 - 1997.9(フォントは石井ゴシック体→タイプバンクゴシック体、『ANNニュース』と共通)

1997.9 - 1998.5.8(テロップ機材変更(テロメイヤTG→NEWS-32)に伴う、若干立体的に。フォントはNIS-POP文字系)

1998.5.11 - 1999.12.23(フォントはJTCウインZM9系)

2000.1.4 - 2003.9.26(フォントは小さくJTCウインS7系)

ここから名前表示に装飾が付くようになった。
NEWSSTATIONと濃淡を付けている。久米は青、コメンテーターと角澤・川平は緑、女性キャスターと天気キャスターは黄色。但し、ゲスト出演者及びゲストコメンテーターの場合はこの装飾は付かない。
2003年9月29日の六本木ヒルズ新本社移転後は、久米(NEWSSTATION)、コメンテーター(NEWSSTATION)、真理と上山(NEWSSTATION)、角澤・河野と川平(NEWSSTATION)となっている。

2003.9.29 - 2004.3.26(フォントはヒラギノ角ゴシックAD仮名W6)


見出し


主要ニュースの見出しは番組開始から終了まで、ほぼ一貫して画面右下寄りのやや小さな表示というスタイルを通した(ニュースフラッシュの場合は従来通り画面下中央に表示)。

1985.10.7 - 1992.3(フォントは石井太ゴシック体、『ANNニュース』と共通)

1992.4 - 1998.5.8(フォントは石井太ゴシック体→ゴナDB→JTCウインS7、独自から使用)

1998.5.11 - 1999.12.23(フォントは上段にJTCウインS7(斜め)と下段にN-太明朝体(ラムダシステムズ))

2000.1.4 - 2003.9.26(フォントは上段にJTCウインS7と下段にN-太角ゴシック体(ラムダシステムズ))

2003.9.29 - 2004.3.26(フォントはヒラギノ角ゴシックAD仮名W8、表示時にNEWSSTATIONの装飾が付いている)


本文など

1985.10.7 - 1993.3(石井ゴシック体、『ANNニュース』と共通)

1993.4 - 1997.1(石井ゴシック体、独自から使用)

1997.2 - 1997.9(石井ゴシック体、タイプパンクゴシック体)

1997.10 - 1998.5.8(タイプパンクゴシック体、独自から使用)

1998.5.11 - 1999.12.23(タイプパンクゴシック体)

2000.1.4 - 2003.9.26(タイプパンクゴシック体)

2003.9.29 - 2004.3.26(ニューセザンヌ)


スタジオセット


スタジオセットは、テレビ朝日アーク放送センター地下3階にあったAスタジオ(テレビ朝日の本社移転後は、六本木ヒルズ新本社5階にある第4スタジオ)に常時建て込まれている状態で、2階(末期のセットでは3階)まで作られたほか、ゲストを招く部屋や家具までも仕込まれるなど大掛りで非常に手の込んだものになっている。コンセプトは「久米宏の部屋」で、放送終了までに5回改築された。奥行きを重視したこれらのセットを使うことにより、画面全体に非常にくつろいだ雰囲気が生まれ、ニュース番組でありながら、柔らかい印象を視聴者へ与えることに成功した。

初代:1985年10月7日 - 1990年9月

ドラマ担当の美術デザイナーが担当。アメリカ・ABCの朝の報道・情報番組『グッド・モーニング・アメリカ』のスタジオセットで採用されていたリビングスタイルのイメージをもとに、「アークヒルズ敷地内のビルの最上階の久米宏のオフィス兼リビング」という設定で制作された。
セット自体は白を基調とし、茶色・木目調の什器類がアクセントを添えている。質感や色は、久米の当時の自宅の部屋にそっくりだという。奥にスタッフやキャスターの打ち合わせスペース(のちにゲスト用の客間へ改装される)があったほか、ブーメランテーブルの右側にソファのセットもあり、1988年3月までの金曜版はそこから放送した。番組第1回では終盤に久米と小林がこのソファに座り、久米が水を飲んでくつろぐシーンもあった。なお、ソファのあるセットの壁は使用期間中、2回改装(1986年頃と金曜版終了後)されている。金曜版の時には障子のような衝立で隠されていた。小宮の横の壁には巨大プロ野球順位表が設置されていた。夜景は雨の日には雨を降らせたり、ビルの灯りが点滅する演出もあった。
この期間には、番組に立体感を出す狙いから、前半30分弱をアーク放送センター1階のニューススタジオ(Nスタジオ、報道局内)から、それ以降(CM明けがスポーツコーナーからの時が多い)をこのセットのあるAスタジオから放送することが多かった。この区切りに当たるコマーシャル入り直前に、移動のため久米たちが立ち上がる、という演出を織り込んだ。また、CM明けにスポーツキャスターの後ろの窓ガラスに久米たちが着席する姿が映り込むこともあった。海外ニュースを伝えるCNNコーナーや、金曜版のニュースはNスタジオから伝えられた。大きなニュースが入ったときは、全編をNスタジオから放送していた。
出演者の座る位置は右側に久米と小林、左側に小宮となっていた。

2代目:1990年10月 - 1995年10月

テーマは「無駄な豊かさ」。
高層階からの眺めを維持し、基調色の白の存在感が強まった。初めて2階部分とらせん階段が作られるようになったが、番組内でほとんど使われる事はなかった。1993年のJリーグ開幕以降は、Jリーグ速報用のボール型順位表「電動くん」が常時置かれていた。初代で木目調だったニュースフラッシュ用のボードは、石材風になった。後に金曜日のみは右側にソファと小さいテーブルを設置してそこから放送することが多かった。
出演者の座る位置は当初は先代と同じだったが、後にコメンテーターの位置を小宮の隣に移し、右側に久米(後に金曜のみスタジオサブキャスターも)、左側に小宮とコメンテーターとなった。

3代目:1995年10月 - 1999年8月

テーマは、「バブル期の華やかさ豪華さの次に来るもの」。
これまでの雰囲気を一新し、飛騨地方にあった民家の木材を使用。これもセット奥の背景は高層からの夜景。夜景のホリゾント幕はこれが最後となった。小宮がサブキャスターだった頃は、月曜から木曜は通常のキャスター席だったが、金曜日のみソファと小さいテーブルを設置してそこから放送することが多かった。下手奥には、パソコンが置いてあった。
出演者の座る位置は当初は先代と同じ、後にコメンテーターの位置を久米の隣に戻し、右側に久米とコメンテーター、左側に小宮(金曜のみスタジオサブキャスターも)となった。コメンテーターが菅沼になってからは金曜日を除き、小宮の隣にまた戻されている。渡辺真理のサブキャスター就任及びスタジオサブキャスター本格的導入となってからは、右側に久米と白木(1998年9月まで金曜のみ丸川)→白木・上山、左側に渡辺真理(1998年9月まで金曜のみ小宮)とコメンテーターとなった。
1998年の参院選の選挙ステーションでは向かって右側にバーチャルセットが設置された。

4代目:1999年8月 - 1999年12月23日

これまで改装中は1階のNスタジオから放送していたが、ここでは先代の2階にある「書斎」がテーマの小さなセットを使用した。パソコンが2台置いてあったり、左奥には客間も用意されている。このセット奥の窓には高層階からではないが夜景が見えていた。
このセットからの放送初日には、22時丁度にオープニングを流さず、事前に収録されたVTRで久米が3代目セットのブーメランテーブルからセットの建て替えをする旨を説明し、「その間は、こちらから」と言い席を立った後にオープニングテーマが流れだすと、久米は階段を上って右へ曲がり4代目セットのある部屋のドアまで移動。ドアに手をかけるとすぐに画面が4代目セット側のドアに切り替わり久米が入ってくるという演出があった。この時に久米の契約交渉がまとまらず、久米は3か月間不在となる。5か月の短命に終わる。

5代目:2000年1月4日 - 2003年9月26日

レンガがアクセントになったセットで、久米曰く「関東のとあるワイン倉庫(後に自動車修理工場。これは2000年1月4日放送分のオープニング冒頭で久米が発言したもの)を改装した」という設定。美術(大道具)搬入口付近まで建て込むなどアークAスタに組んでいたセットとしてはこれまでで最大の規模となった。
1階左奥には囲炉裏を囲んだ板の間、その手前にはテラス。右側には大型モニタが置いてあり、この奥に机と2階へ行く階段がある。正面奥にはキッチン、その右手前には書斎。2001年1月3日放送の特番ではこのキッチンと書斎の裏に地下へ通じる階段と地下室が登場している。
1階左側の階段を上がると、2階左側に趣味の部屋。ここは「ビートルズ映像公開」企画で使用された。同じく2階右側は通路を兼ねた書棚が置かれている。ここは天気コーナーでしばらく使用していた。この奥へ行くと、久米の席の頭上にある2階の渡り廊下に出る。その真下がキッチン。2002年4月に1階書斎部分を改装した。
囲炉裏端ではゲストに野中広務を迎えた際、久米がコーヒーを入れつつインタビューを行っている。キッチンでは5代目セット使用開始から数か月後の放送で「使い初め」としてシェフを招き、生で肉を焼いてもらい囲炉裏端で食べるというシーンもあった。
このセットでは出演者の座る位置は今までとは逆になり、当初は左側に久米とコメンテーター、右側に渡辺真理と上山となっていたが、2001年4月あたりから上山とコメンテーターの位置を入れ替え、左側に久米と上山、右側に真理とコメンテーターとなった。
この時期からスタジオに小道具的扱いとしてリアルタイムCGを合成させる演出が使用されるようになり、Jリーグの順位表(通称 すけさん)や一部の特集などで多用された。

6代目:2003年9月29日 - 2004年3月26日

テレビ朝日の社屋移転に伴い、使用していたスタジオはアーク放送センターAスタジオから、六本木ヒルズ新本社の第4スタジオへ変更となった。
「東京湾に浮かぶ700tクラスの貨物船の船底をイメージした」という3階建ての作りで、40tもの鉄を使い、建て込みには数百人がかりで1ヶ月もかかった超豪華なセットであった。同じスタジオ内には夕方のニュース番組『スーパーJチャンネル』のセットも作られ、『ニュースステーション』よりは小規模ながらも、共通のデザインコンセプトで設計されている。
新セットを作るにあたり、テーブルなどほとんどのセット内のものは新調されたが、一部の家具や小物は前のセットから引き続き使用された。(さらにその一部は番組終了後『スーパーJチャンネル』へと引き継がれ、現在でも使用されている。)
『スーパーJチャンネル』のセットとの境界には、プラズマモニターがある共用スペースがあり、当時はスタジオ内を囲むようにセットが建っている形だったが、番組終了後に撤去、以降は『報道ステーション』放送時のみ『スーパーJチャンネル』のセットの一部を撤去する形になっている。
このセットでは出演者の座る位置が元に戻り、右側に久米と上山、左側に真理とコメンテーターとなった。
番組終了後、この6代目セットと10代目オープニング映像、リアルタイムCGにより、スタッフが2003年度のテレビ美術を対象とする「第31回伊藤熹朔賞」を受けた。
番組終了後、このセットの取り壊しには時間がかかったため、後番組にあたる『報道ステーション』は、新セットの完成まで番組開始後1週間のあいだ、テレビ朝日本社1階のアトリウムに仮設セット(基本的にはテーブルと椅子のみ。これは新セット完成後そのまま4スタに移設)を建てて放送した。『スーパーJチャンネル』も、通常『ANNニュース』を伝えるニュースルーム(Nスタジオ)から放送した。

ブーメランテーブル

『ニュースステーション』ではキャスター席に特徴的な「ブーメランテーブル」が使われ、メールマガジンのタイトルを『NSブーメラン』とするなどこの番組の名物であった。番組開始当初は濃い色のものが使用されていたが、後に交換されたときには薄い色のものへ変更になった。テーブル自体は、大道具担当ではなく家具メーカーに発注し作られた。
ブーメランテーブルについては、「湾曲していたほうが出演者同士が話しやすい」「情報は一方的伝えるだけでなく、視聴者から帰ってくる反応を汲み取り、さらにまたニュースを伝える」との意図があった。キャスターの足が見えるテーブルは、ニュース番組では初めての試みであり、家具メーカーが製造した一般のテーブルのため、音声のカフボックスや確認用のモニターは設置されなかった。
また、2003年9月の社屋移転に伴いテーブルが新調された際に、同じスタジオから放送されることになった『スーパーJチャンネル』でも使用されるようになった。テーブルは移動可能な台に載せられ、両番組の放送ごとに双方のセットを行き来して据え付けられていた。『ニュースステーション』終了後、『報道ステーション』の開始にあたってはまた新たに違うデザインのテーブルが作られることになり、セット同様わずか半年でその役目を終えている。
2004年12月29日に放送された特別番組『サプライズ!?2004』(出演:小宮悦子、上田晋也など)では、2003年9月まで使用されたブーメランテーブルがセットとして使われた。

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最終更新:2021年12月11日 23:01

*1 フジテレビの「ライオンのいただきます」やテレビ東京のレディス4のOPで使用された