生徒会ばーさす!

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生徒会ばーさす!

作者 番棚葵
イラスト 宮坂みゆ
レーベル 集英社スーパーダッシュ文庫
分類 禁止図書
巻数 5巻(完結)
ジャンル 現代学園ラブコメディ

「外道カップルの痴話喧嘩」

登場する幼馴染

天井院神菜(てんじょういん かみな)

年齢 16歳(同い年) 高校二年
幼馴染タイプ ずっと一緒系
属性 ツンデレ、お嬢様、生徒会長、合法ロリ、唯我独尊、主従関係、腹黒、勝負好き
出会った時期 水樹が神菜に拾われたのは8年前

 世界有数の財力を誇る天井院財閥の令嬢で、白姫学園の生徒会長兼理事長。成績優秀、運動神経抜群、生徒たちから絶大な支持を誇る優等生だが、性格は気まぐれで傲岸不遜。「その方が面白いから」という理由だけで、無茶な校則を作ったり、授業を潰して勝負イベントを開催したりと暴君ぶりを見せる。勝負事が大好きで、負けず嫌い。様々な理不尽な要求を突きつけては、水樹が勝負に乗るよう仕向ける。勝負の際には、財力と権力にものを言わせて、学園の敷地内に遊園地を建造したり、傭兵部隊を呼び寄せたりなど、豪快に金を使う。
 反面、自分の身の回りに関しては質素かつ貧乏性で、庶民的な食べ物が好き。また、家事は苦手で、整理整頓が全く出来ず、部屋は散らかり放題になり、水樹に呆れられている。特に料理の腕は壊滅的で、お茶を入れただけで相手が病院送りになる程。
 赤みがかった艶やかな髪に、人形のように整った顔の美少女だが、小学生に見える程、小柄かつ貧乳で、よく水樹にからかわれている。
 小学生の頃、路頭に迷っていた紫藤兄妹を天井院家に迎え入れ、使用人兼幼馴染として側に置いた。以来、水樹とは主従を超えて、気の置けないやり取りが出来る関係。水樹のことが好きで、様々なアプローチを仕掛けている。二年Z組に勝負を仕掛けるのも、本音は水樹と遊びたいからである。しかし、水樹が鈍感なため、好意に気づいてもらえない。

紫藤水樹(しどう みずき)

年齢:16歳 高校二年

 この作品の主人公。白姫学園唯一の男子クラス二年Z組のリーダー的存在。普段は真面目で冷静、面倒ごとを嫌う性格だが、その実、勝負事においては、神菜と同じぐらい負けず嫌いで、勝利のために手段を選ばない腹黒い策士。直感が鋭く、相手の裏を掻くのが上手く、極悪非道な策略で、敵を追い詰め、歪んだ笑みを浮かべる様は、まさに鬼畜。反面、困っている人がいると、迷うことなく助けようとするところもあり、時に勝敗を度外視して動くこともある。
 小学生の頃、神菜によって妹の葉月と共に天井院家に迎え入れられ、住み込みの使用人として神菜に仕えていた。高校入学と同時に屋敷を離れ、男子校に通っていたが、神菜の策略で白姫学園に転入することになり、再び、神菜の屋敷で共に暮らすことになる。神菜とは主従関係にあるが、立場の違いに怯むことなく神菜やその祖父広大(天井院家でもっとも発言力の高い人物)に平然と悪態をついたり、無茶ばかりする神菜に説教したりもしている。その肝の据わり具合に、広大にも、神菜の婿に迎えてもいいと思われている程、気に入られている。
 しかし、恋愛感情には鈍感で、神菜を始め、ヒロインたちの好意には、まったく気づいていない。

神菜と水樹の台詞とエピソード

  • 事故で両親を失った紫藤兄妹は、暴力を振るう伯父から逃げ出し、雪の降る夜道を彷徨っていた。
    • 偶然、散歩していた神菜に出会い、熱を出した葉月を助けて欲しいと頼み込む。神菜は快諾し、
    • 「紫藤くんも、うちに来るんでしょ?」「だったらいっそ、うちに住んだらいいよ」
    • 「い、いや、それはありがたいけど。でも、その……いいのか」「うん、いいよ。その方が、面白そうだから」
    • 少女が差し伸べる白い手を、そっと握る。
    • この瞬間、水樹と葉月の人生は大きく変わった。

  • 神菜の部屋での日常の一幕
    • 神菜は腕を伸ばして飛びかかろうとしたが、水樹は彼女の頭を押さえてそれを阻止した。
    • 「わははは、可愛いぞ神菜」「なっ…可愛い……?」
    • 「ああ、まるで幼稚園児みたいで」「やっぱりぶち殺す!」
      • そんな仲良くじゃれあう二人の様を見た葉月
      • 「まったくもう……二人きりにさせると、変な空気を作るんですから」
  • 「あたしはね、水樹と勝負している時が一番楽しいの……水樹と一緒にいられるから」
    • 「ようするに、水樹が好きってことよ」
  • 「あたしが決めた以上、それは必然なの。頑張ろうと頑張るまいと、運命はそちらに傾くわ。まぁ、見てなさいよ。あたしは、必ず水樹を……あたしに屈服させてみせるから」
  • 相手に好きと言わせた方が勝ちのデート勝負で、勝負を忘れて神菜とのデートを楽しんでしまう水樹。
    • 子供のように無垢な笑顔。神菜のその笑顔を水樹はぼんやりと見つめてしまう。
    • 「……? どうかしたの、水樹?」「いや、何でもない」
    • 小首を傾げて顔を覗き込んでくる神菜から、水樹は目線をそらした。
    • 一瞬だけ。本当に一瞬だけ、彼女が可愛いと思ってしまったのだ。
  • 水樹が白姫学園に転入することになったのは、神菜が裏から手を回して水樹のいた学校を潰したからだと告白され、さすがにキレる水樹に
    • 「……いなかったんだもの」「だって、水樹がいなかったんだもの」
    • 「水樹が屋敷から出て行って、本当に寂しかったんだから。最初は、耐えられるかなって思ったけど、結局耐えられなかった。あたしには水樹が必要だって、改めて思ったの」
  • 弱みをつかれ、水樹に好きと言うように追い詰められた神菜
    • 「あたしは、水樹のことが好き! 好き、好き、大好きぃ! 世界で一番愛してるっ! これでいいでしょうっ!」
    • ……やけになったような言葉には、怒り以外にも、何か別の感情が含まれていた。
  • この屋敷では、使用人も主に同席して食事を摂ることが許されている。
    • 各人の座る場所は神菜の采配によって決定されているのだが、水樹は常に彼女の隣だった。
  • 事故で他のヒロインに押し倒され、頬にキスされた水樹を慌てて抱き起こした神菜
    • 「どうして私が彼にぶつかったことで、あなたがそこまで怒りますの?」
    • ……自分が水樹のことが好きだから、キスされたと思ってヤキモチ妬きました。
    • 言えない。とてもじゃないが、神菜のプライドが、その行為を許せそうになかった。
    • いわんや。当事者が目の前にいる状況においてをや。
  • チラシに載ってる安売り商品を水樹に買いに行かせようとする神菜。主婦みたいでしょという神菜に、主婦は使用人を買い物に行かせたりしないと返す水樹に、
    • 「何よ。確かに主婦は使用人は使わないかもしれないけど、違う人には買い物頼めるでしょ」
    • 「は? 違う人って誰だよ」「だから、それは、その……いいから、早く行きなさい!」
    • 違う人=旦那様、とは、ついぞ口に出せなかった彼女であった。
  • 「さっき、ノックだけであたしが来たってわかったみたいだけど、どうして?」
    • 「あ? そういえば、どうしてだろうな……まぁ、何となくお前だってわかったんだよ」
  • 「あいつは確かに世界に名だたる財閥、天井院家の娘かもしれない。ただ、オレからしたらただの神菜なんだ」
    • 「オレがつい勝負に乗ってしまうのは、そんなあいつを見ていたいからかもしれない。天井院家とかあまり関係なくて、一人の人間として」
    • 「……それは、ずっと?」「そうだな、ずっと見られたらいいかな」

+最終巻ネタバレ
  • 勝負の最中、事故で、キスをしてしまう神菜と水樹。騒然とするギャラリーに、
    • 「大体ねぇ。たかがキスぐらいで、今さら驚くようなことでもないわよ」
    • 平然なふりをして大したことはないとアピールする神菜。しかし、逆に、二人は「キスぐらいじゃ驚くことがないような、ただならぬ関係」という噂が学園中に広まってしまい、結果的に、水樹は神菜のことを意識するようになってしまう。
  • 「ええ、そうよ。あたしは小さい頃からあいつが好きだったの。だから、拾ったんだし」
    • 子供の頃の神菜は天井院の名を重荷に感じており、水樹と同じ、一般の小学校に通っていたのもプレッシャーから逃げるためだった。
    • しかし、偶然、不幸な境遇の中、必死に歯を喰いしばっている水樹の姿を見て、自分の弱さを恥じ、水樹に負けない強い人間になろうと決意した。
    • そのため、路頭に迷っていた水樹に助けを求められた時、迷わず手を差し伸べた。
      • ラストになって明かされた二人の出会いの裏設定。
  • 「あたしはあなたが好きよ! 世界で一番、誰よりもね! だからきっとあなたを手に入れてみせる、この勝負に勝って!」
    • 「オレはお前のものになるつもりはない」
    • 「なら、力ずくでも手に入れてやるわよ。たとえあなたが、あたしのことを好きでなくても!」
    • 「勘違いは困るな」「オレも、お前のことが好きだぞ」
  • 「天井院に迎え入れてもらうのは、生活も楽になるし、その方が葉月のためだし……何よりお前とずっと一緒にいられる。それこそ一生な。でも、それじゃぁ面白くない」
    • 「お前と一緒で、オレも勝負が好きだ。勝負で勝ち取ったものにこそ、価値があると思うんだ。オレたち、白姫学園でそうしてきただろ。そしてオレは生徒会に勝ったと思う。お前を手に入れることができたからな」
    • 「見てろよ、神菜。そのうち絶対に、天井院からお前を奪ってみせるからな。オレが自分自身で、会社を作るなり何なりして……絶対にだ」
    • 「うん、楽しみにしているわ」
  • 「じゃぁ、ずっと勝負しましょう。それも一生……約束よ」
    • 「ああ、約束だ」
    • 「ただし、オレは絶対に負けないぞ? 勝負に負けるたび、泣いても知らないからな」
    • 「上等。それはこっちのセリフよ」

概要


 突如、名門お嬢様学校に転入することになった紫藤水樹ら二年Z組の男子たち。高貴なお嬢様たちとお近づきになれると男子たちが喜び勇む中、水樹は、生徒会長天井院神菜の存在に不安を感じていた。彼女が権力と財力を嵩に学園に君臨する暴君であることを知っていたからだ。案の定、彼女が二年Z組に告げたのは、女子の制服を着て、学園生活を送れという理不尽なものだった。神菜の横暴に抗うべく、水樹ら二年Z組は待遇改善を賭け、神菜率いる生徒会に真剣勝負を挑む。
 我がままなお嬢様に主人公が振り回され、ゲームに付き合わされれる話で、内容は、鬼ごっこ、隠れんぼ、ドッジボールといった単純なものが多いが、神菜は金にものを言わせて、チート級の設備や人材を投入してくるため、馬鹿馬鹿しくもスケールの大きなゲームになる。それに水樹は謀略で対抗し、相手の弱みをつく、ルールを決める段階から罠を仕掛ける、騙されたふりをして裏を掻くなどして、圧倒的戦力差を覆していく。といった展開が続く。
 馴染み部分としては、好きな相手の気を引くためだけに、権力と財力を振りかざし、無茶をやり続ける神菜。卑劣な手段を使ってでも、相手を打ち負かすことにこだわる水樹。互いに特別な存在であるからこそ、あらゆる手段を使って相手を屈服させようという二人の意地の張り合いが最大のポイント。また、屋敷内の二人の日常のやり取りにも醸し出される幼馴染特有の気安さや、水樹が他のヒロインにモテることに嫉妬している神菜の姿も見所と言える。まさに、この作品は、二人の壮大な痴話喧嘩を描いた話であると言える。
 全体としては、巻を追うごとに、水樹に好意を寄せるヒロインが増えていき、ハーレム展開の様相を見せるものの、最後は、きっちりと幼馴染である神菜とくっつけるところは、さすが幼馴染作家番棚葵といったところ。
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