カード能力解説 > 幻獣プリンセスシリーズ

フェイニィ ドラーナ グリフォ ユニカ ケルビィ
レアリティ ★3~★7
タイプ バランスタイプ・単体
コスト 7,12,18,26,38
スキル 3ターンの間、自属性カードの攻撃をチャージして攻撃する(×2)
リーダースキル 自属性カードの攻撃力と体力を3倍にし、
受けるダメージをネクストぷよの自属性ぷよの数×3%軽減する
バトルスキル なし
へんしん合成 ★3→★4 【★4】幻獣のルーン×5
★4→★5 【★5】幻獣のネックレス×5
★5→★6 【★6】幻獣のパルファム×5

概要

バトルイベント「プワープカップ」の報酬キャラとして、登場した。
ぷよクエアーケード(現在は稼動終了)出身のキャラで、いずれも幻獣がモチーフになっている。

アーケード版では、2015年5月時点から★6が実装されていたが、スマホ版でも2015年8月10日に、フェイニィから順に★6が実装された。
イラストは、共通で★3で幻獣姿、★4以降から人間体に進化し、王冠を被る。
★5で装飾が増え、★6で羽の大きさとドレスのボリュームが上がる。地味ながらも、ぷよクエの中でも絵柄の変遷が大きいカードの一つでもある。

2021年4月14日のギルドイベント「★7解放記念!幻獣プリンセスラッシュ」でドラーナ・ユニカ、2021年6月9日のギルドイベント「第2回 ★7解放記念!幻獣プリンセスラッシュ」でフェイニィ・グリフォ・ケルビィの★7が実装され、イラストは本作に合わせたタッチになっている。

ステータス

★6 Lv.99
キャラクター たいりょく こうげき かいふく
フェイニィ 3242 1423 708
ドラーナ 3194 1395 742
グリフォ 3290 1367 725
ユニカ 3242 1367 742
ケルビィ 3194 1423 725

★7 Lv.120
キャラクター たいりょく こうげき かいふく
フェイニィ 4863 2064 956
ドラーナ 4791 2023 1002
グリフォ 4935 1982 979
ユニカ 4863 1982 1002
ケルビィ 4791 2064 979
全体的に低い水準で、特に攻撃力は、とてもバランスタイプとは思えないほどかなり低い。
実装時期が早かったので、この点は仕方ないが、「★7へんしん」してもその傾向が変わらず、回復力こそ★7としてまともな水準にはなったものの、体力・攻撃力は依然として低い。
★7のステータスだけ見ると、他のバランスタイプと比較して、体力はぷよフェスキャラ(★6)程度、攻撃力は近年のコラボキャラ(★6、非フェス級)と比較すると、かなり厳しい。

スキル

レアリティ スキル 発動ぷよ数
★3 3ターンの間、自属性カードの攻撃をチャージして攻撃する(×1.1 40
★4 3ターンの間、自属性カードの攻撃をチャージして攻撃する(×1.2
★5 3ターンの間、自属性カードの攻撃をチャージして攻撃する(×1.3
★6 3ターンの間、自属性カードの攻撃をチャージして攻撃する(×1.4
★7 3ターンの間、自属性カードの攻撃をチャージして攻撃する(×2 35
スキルを発動したキャラと同属性カードが3ターンの間、一切攻撃しないせず、スキルが解除されるまで蓄積される。
蓄積されたダメージ数字は、3ターン目の敵の行動終了後に一気に全て放出され、敵単体に対して一気に攻撃する仕組みになっている。
単にダメージ数が蓄積されるのではなく、1.1~2倍に増幅されて放出される。

このスキル発動中は、追撃や連続攻撃、スキル攻撃を含めたほとんどの攻撃が蓄積される。
例えば5回連続攻撃ならきっちり5回分、全体攻撃なら今戦っている敵の人数分のダメージも全部溜めておけるのが特徴。
チャージ中は、すずらん+αシリーズなどの攻撃力強化スキルを上乗せして、攻撃力を強化できる。
敵が複数いる際は、きぐるみ騎士団シリーズまものシリーズふりそでのリデルによる攻撃全体化スキルも攻撃力強化にとても役に立つ。

ただし、放出時の攻撃対象は敵一体になる。スキルによる全体攻撃は、単体攻撃に変換される。
逆に、くろいポポイフィーバーどうぶつシリーズの通常攻撃が全体攻撃のカードなら、放出時も全体攻撃になり、貯め方次第でとんでもない威力の全体攻撃が炸裂することもある。

利用例として、魔導学校のような全体攻撃スキルで「相手が5体/1体あたり20000のダメージを与えられる」条件下ならば、3ターン後に20000×5×倍率で最大140000の単体ダメージとなる。相手の取り巻きを積極的に活用できるのが利点。
この方法を用いると、全体攻撃スキルのダメージを単体集約できることも覚えておこう。

現在確認されている蓄積の対象外となっている属性攻撃は以下のとおり。
逆に言うと、反撃や割合ダメージならば、チャージ中でも相手を攻撃する事が可能だという事。
一緒にデッキに組み込んでもいいだろう。

剣士ラフィーナなどの無属性攻撃は、チャージされた際に各カードの属性に対応した攻撃に変換される。

注意点として、蓄積されたダメージはチャージ完了時にこのスキルによる攻撃として扱われること、そして3ターンのチャージを終えてから放つため、攻撃のタイミングは4ターン目の開始時になることである。
前者は、神官エルフシリーズ薬味シリーズ喫茶店の3人娘のような状態異常化・属性攻撃を含むスキル、ランプのジャァーンのように特定条件でダメージが変動するものはチャージされたときに幻獣側に持っていかれ、後者は前述の条件を満たす状態異常スキルと併用する場合、3ターン以下だとチャージ攻撃を当てる前に効果が切れてしまう。
チャージ攻撃は、通常攻撃としては扱われず、幻獣プリンセスのスキル攻撃になるため、まものシリーズなどの通常攻撃変化系は乗らないため、威力を上げるならチャージ中にこれらを使うこと。

貯め込んでいる間に、倒されることもあるので、単色デッキなら、重装兵シリーズや封印スキルなどとの防御面での連携は不可欠になる。

待機時間を稼ぐことができ、かつ重い初撃を3倍にできる「麻痺」状態(ディーナなど)との相性が良い。
麻痺とチャージを組み合わせてダメージを増幅させる戦略は「麻痺チャージ」と呼ばれている。
通常、麻痺した相手を攻撃した場合は麻痺がその時点で解除され、そのまま攻撃を受ける。
チャージ放出による攻撃は、敵の行動の後(ターンの最後)に行われるため、敵からの反撃を受けずに次のターンへと移行できる。
この点でも相性は良いと言えるが、この戦法を行う場合は、3ターン以上かつ攻撃を仕掛けない麻痺スキル持ちか、攻撃を仕掛けると同時に麻痺を付加させるスキルなら、4ターン以上の継続時間を持つカードが欲しい。
フェイニィならヒルダ、ドラーナならアルル Ver.さくら、グリフォならナソス ver.エミーシュリータ、ユニカならディーナ、ケルビィならシェゾ ver.ぷよ番隊キングオブさかな王子がいると、相手を完封しながら、麻痺チャージで攻撃し続けることができる。
ディーナなどの攻撃を伴う麻痺スキルの場合、先に麻痺を打たなければ、麻痺を伴う攻撃もチャージされてしまうので、スキル発動の順番には注意が必要である。
また、「怒り」状態になると、攻撃が外れれば、「麻痺」もできなくなってしまうので、できれば「怒り」盾をつけたいところである。
「まやかし」状態になった場合は、攻撃を当てても「麻痺」状態にはできない。
攻撃せず、「麻痺」状態にできるキャラに、ノームヒルダ(★7 とっくんスキル)がいる。

ダメージ率では劣るが、「怯え」は被ダメージも半減できる為、防御を重視するなら怯え要員との併用も考えられる。

また、「混乱」・被カウンター、反射中でもこのカードの効果で普通にぷよを消せるので、それらの対抗手段として使うこともできなくはない。
ダメージを与える目的以外では「○○ぷよを××個消そう」系のデイリーミッションと相性が良い。
チャージ中は敵が倒れないので、初代ぷよシリーズ等の色ぷよ変換スキルを連続して発動することで、発動ぷよ数を稼ぎやすくなる。
ちなみに、そうそう起きる状況ではないだろうが、チャージ継続中にこのスキルの再発動はできない。

ステージ効果「通常攻撃無効」があるステージでも、チャージによるダメージはスキル攻撃扱いなので、問題なく発動できる。
ただし、通常攻撃はチャージできず、チャージ対象はスキル攻撃のみになる。

リーダースキル

レアリティ リーダースキル
★3 なし
★4 体力が70%以下の自属性カードが受けるダメージを半減させる
★5
★6
★7 自属性カードの攻撃力と体力を3倍にし、
受けるダメージをネクストぷよの自属性ぷよの数×3%軽減する
★4~★6では、幻獣プリンセスと同属性カードの体力が7割以下まで減ったとき、つまり体力ゲージが緑から黄色に変化したときに、受けるダメージが1/2に減少する。

体力MAX時などは、リーダースキルの対象外なので、相手の攻撃で生き残った時にしぶとく起死回生を狙うことを想定としたものといえる。
したがって、最初からリーダーとして先頭に出しておくのは賢明ではない。
幻獣プリンセスは、デッキの後方に配置させ、天使シリーズ等を控え枠に入れ、他のかいふくタイプによるリカバリーを仕掛ける、といった工夫をした方が無難。

似たようなリーダースキルを持つキャラにドワーフシリーズがおる。それぞれのリーダースキルの特徴は以下の通り。
  • ドワーフシリーズ:特定の相手の属性限定で常時ダメージを半減でき、味方側の属性に関する制限はない。
  • 幻獣プリンセス:発動条件は相手の属性に依存しないが、味方側の属性に関する制限がある。

複数の色属性を相手にする場面が多い通常クエストやバトルでは、このカード系列のリーダースキルが活きる状況もそれなりにある。
一方、ギルイベでは、即死級の攻撃を放つボスを相手にする場面が多いため、リーダースキルを発動する前にHPを0にされたり、リーダースキルが発動しても回復が間に合わない事態になりやすい、といった非常にに癖の強いリーダースキルだが、敵側が使うと意外と厄介なスキルである。
バトルの防御デッキでこのカード系列がリーダーになると、ダメージ半減によりバトルが長引いたり思わぬ事故につながりやすい。
また、バトルの敵がこのリーダースキルによって致死ダメージを軽減して生き残った場合、ターゲットが次の敵に移ってしまうという特徴がある(例えば、体力が5000/10000のフェイニィに7000の攻撃をした場合)。
頻繁に起こる状況ではないと思うが、タフネスと似た挙動になるため発動すると厄介である。

★6まではとても現環境で役に立たないリーダースキルだったが、★7では全く異なり、同属性カードに攻撃力と体力が強化される効果が追加される。3倍という倍率は、報酬キャラ(★7)としては及第点。
体力70%%以下でダメージ半減のかわりに、蒸気都市の初代シリーズと同じダメージ軽減効果(最大24%)がつく。

このカードを編成するということは、必然的に大ダメージを与えられるスキルを持ったカードと一緒に編成することになり、それらは本カードよりも高いリーダースキル倍率を持っていることも多いため、あまり出番はないかもしれないが、ぷよフェスキャラ(★6)相当の能力はあるので、★7のキャラが少なければ、リーダー候補の一つになり得る。

コンビネーション

最初は、それぞれの動物形態のコンビネーションしか対応しておらず、★4で人間体になった時に「ガールズ」が追加される。
ただ、このキャラを使用する分にはコンビネーションよりも、他のキャラがどんなスキルを持ち合わせているかの方が重要なので、コンビネーションによる強化は後回しに考えよう。

デッキ考察

必然的に単色デッキがおすすめ。
3ターン耐え抜く必要があるため、それを見越した耐久力を持つデッキを編成すると扱いやすい。
「麻痺:の状態異常持ちや、攻撃力強化・条件攻撃力強化・被ダメージ増加といった、ふだんの大ダメージに必要なスキルとあわせて使うとよい。
全体攻撃化や、連続攻撃化スキル、および2ターン異常持続するなぞり消し増スキルと組み合わせるのも有効である。

「混乱」や「反射」、カウンター対策でスキルを使う際には、間違ったタイミングで放ってしまうと、かなり痛いダメージを喰らい、逆効果になってしまう。

評価

チャージスキルの仕様は独特ながら魅力的。
カウンターや反射を回避しながら与ダメージを蓄積できるため、高難易度のテクニカルクエストに向いている。上級者向けカード。

昨今ではこのカードのスキルと併用できるカードも少しずつ増えてきているのも強み。他のカードとの併用でこそ絶大な効果を
期待できるカードなので、運用する場合は他のカードの性質やクエストの敵の行動パターン等も熟知した上で運用したい。

備考

このカード系列はマルチプレイで使用できない。
変動を続けるれんさコンボとチャージスキルの兼ね合いや、チャージスキルが他のプレイヤーに直接影響を与える点によるものだろう。

余談

第1回魔獣ラッシュ!では、このキャラ系列(と一部ボス)が「ボス敵として」リーダースキルを使用した。
割合ダメージや毒ダメージさえも半減させる恐ろしい効果はプレイヤーを苦しめた。
その後の第2回魔獣ラッシュ!から第5回魔獣ラッシュ!までの期間では、発動条件が『HP30%以下時』に調整された。

亜種キャラに季節の幻獣プリンセスがおり、こちらもぷよクエAC出身のキャラ。
★7実装以前は、1枚限定だったこちらと異なり、あちらは何枚でも入手でき、どちらも同キャラ扱いなので、ようやく、秘伝書を使用せず、スキル強化ができるようになった。

各カード詳細

フェイニィ
★3のコンビネーションは「はばたき」、★4~★7は「はばたき」「ガールズ」。
2015年8月10日に★6、2021年6月9日にグリフォ・ケルビィと共に★7が実装された。
モチーフは、フェニックス。

ドラーナ
★3のコンビネーションは「はばたき」「つの」、★4~★7は「はばたき」「ガールズ」「つの」。
2015年8月24日に★6、2021年4月14日にユニカと共に★7が実装された。
モチーフは、ドラゴン。

グリフォ
★3のコンビネーションは「どうぶつ」「はばたき」「にくきゅう」、★4~★7は「どうぶつ」「ガールズ」「はばたき」「にくきゅう」。
2015年9月7日に★6、2021年6月9日にフェイニィ・ケルビィと共に★7が実装された。
モチーフは、グリフォン。

ユニカ
★3のコンビネーションは「どうぶつ」「つの」、★4~★7は「ガールズ」「つの」。
2015年9月21日に★6、2021年4月14日にドラーナと共に★7が実装された。
モチーフは、ユニコーン。

ケルビィ
★3のコンビネーションは「どうぶつ」「にくきゅう」、★4~★7は「どうぶつ」「ガールズ」「にくきゅう」。
2015年10月5日に★6、2021年6月9日にフェイニィ・グリフォと共に★7が実装された。
モチーフは、ケルベロス。

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最終更新:2022年10月10日 00:52