カード能力解説 > ラビットダンサーシリーズ

アフマル アズラク アクダル アスファル アスワド
レア度 ☆4~6
カードタイプ かいふくタイプ・単体
スキル能力 1ターンの間味方の同属性カードの回復力がn倍になる。
Lスキル能力 同属性カードの攻撃と回復を逆転させる。
コスト量 10,14,22
変身合成 ☆4→☆5:ぷよチョコ☆3、☆4、☆4、☆5
☆5→☆6:ぷよチョコ☆4、☆4、☆5、☆5、☆6

概要

収集イベント「月見だんご収集祭り」の特攻カードとして登場。
旧特攻カードなので、入手方法は魔導石ガチャかゴールド以上のチケットのみ。のちに、2019年8月に登場したまぜまぜ召喚からも出現するようになった。
すべてぷよクエAC出身の新規キャラクター。

ぷよクエACでは登場時から2段階の進化が可能だったが、こちらでは当初1段階しか変身できなかった。
その後、2015/04/27にスマホ版でも2段階変身が実装された。
2021/04/24のラインナップ更新以降、魔導石ガチャからは出現しなくなった。

ステータス

☆6MAXで体力4151(±156)/攻撃740(±48)/回復1407(±34)
コストが若干低い分、全てのステータスにおいて天使シリーズを下回る。
特に攻撃については、回復タイプとしても非常に低い値。

スキル

1ターンの間、味方の同属性カードの回復力が1.5倍(☆4)、2倍(☆5)、2.5倍(☆6)となる。
消し数40個。
リーダースキル(下記参照)の発動中に本スキルを使用した場合、回復量の代わりにダメージ量がアップする。

端的に言えば実用性が低く、回復手段としては現状かなり厳しい。
回復量を増加させる効果自体は悪くないが、☆6になっても1ターンだけとは短すぎる。
ケーキシリーズ」を使って強引にハートBOXを作るという手もあるが、
1ターンしか効果が無い、わざわざ2枠を消費してしまうといった難点がある。

8個のハートBOXを生成し即座に消す「はりきるドラコ」のスキルの前に発動すればある程度の回復増が見込めるが、
「はりきるドラコ」のスキルの主目的は、混色デッキ向けのぷよ変換による攻撃のため、
スキルが単色対象かつこうげきが非常に低い本カードとはいまいち相性が悪い。

素直に1枚で済む「フィーバー回復シリーズ」や「きぐるみぃシリーズ」のスキルを使った方が効率が良い。
リーダースキルとのコンボが前提のスキルと考えても、「すずらん+αシリーズ」の方が倍率が高い。
攻撃力のエンハンス要員として使いたい場合は、現状では「聖夜の魔法使いシリーズをリーダー、サポートの何れかに起用した回復タイプ単デッキ」一択だろう。回復タイプで統一する都合上、バランスタイプのすずらんは起用できないためである。

回復依存の攻撃スキルとの併用については、全員の回復力で計算する聖夜の天使シリーズまたは闇の天使シリーズが有力候補となる。
全体攻撃であれば紫に限りねこみみシェゾが安定したスキルを持つが、
ステータスの問題もあって聖夜の天使シリーズまたは闇の天使シリーズで代用できてしまう。
だが、いずれも限定カードである上、それら以外のスキルでの火力が見込めないというデメリットもある。

リーダースキル

同属性カードの攻撃と回復を逆転させる。

リーダーとサポートの両方が本シリーズの場合、両方のリーダースキルの効果を受けるカードにはその効果が重複して発動せず、リーダー側の効果を優先する形となる。つまり、「逆転の逆転」は起こらない。
サポートにひつじ執事シリーズやフィーバー回復シリーズを連れて行った場合はリーダースキル効果で
回復力がn倍になるが、本スキルと同時に発動した場合はダメージ量がn倍になるように効果が働く(攻撃力n倍に相当)。

一般的に攻撃力が回復力よりも高いカードが多いため、道中でリーダーになった場合は攻撃力の減少が起こりクエストの進行に大きな支障をきたす。
攻撃力が高いカードと併せて耐久デッキを組もうにも、あくまで逆転であってステータスの増加ではない上に体力は上がらないため、「初代ぷよシリーズ」をリーダーに適当にカードを集めた方が攻撃力どころか実質的な耐久力でも上回りかねない。
耐久目的ならば、素直に「SUNシリーズ」などの既存カードを使ったほうが効率が良い。
結論付けると「リーダーにしない方が良い」というのが現状だ。

一方でデイリーミッションで1回のクエストでたくさんぷよを消したい場合、あえてリーダーに起用して攻撃力を落とすという手もある。その場合は上記の理由から両方これにするのは無意味なので、もう片方は初代かSUNシリーズにすることをおすすめする。後者の場合はぷよ消しのアシストには使えないが、回復力がすごく大きくなるため安定性は高くなる。
体力と攻撃力アップに連鎖回復を含んだリーダースキル(サクラヒロインたちや初音ミク、アルル&カーバンクルなど)とは非常に相性がよく、サポートにおけばまず死なない。これならオートプレイでも安心できよう。

ギルドイベントのボスラッシュでは、Dr.エッグマンラッシュから攻撃・回復が逆転するステージ効果を持ったキリ番ボスが出現するようになった。
この場合はこのリーダースキルで攻撃・回復を元に戻すことができる。
ラビットダンサーのリダスキは実質1倍にもかかわらず「条件エンハンスがいつも通り使用できる*1」「逆転補正はそのまま*2」といった理由によりデッキ次第では大きなダメージを与えることも可能となっていた。
ただしもとより難易度は高かったうえ、近年 (2021年頃以降) のギルイベでは序盤には攻撃回復逆転ボスが出現しなくなり、
登場する頃には本カードでは到底歯が立たない強さになっているため、本カードの出番はほぼなくなっている。
さらに、2022年10月からは高難易度クエストにも攻撃回復逆転ステージが登場しているが、クエストそのものの難易度の高さゆえに出現する敵は非常に手強く、本カードでは到底歯が立たない。

コンビネーション

「ガールズ」「どうぶつ」。
アスワドのみ、☆6で「剣士」が追加され、同色だとシェゾ、ラグナス等とコンビネーションが組めるようになる。

デッキ考察

先述通り、リーダーになると、どんなに強力なこうげきタイプのキャラがいたとしても、一気にピンチになってしまう。
よって、なるべく後ろに入れるのが大前提。
どうしてもリーダーで使う場合、「攻撃力に依存しない攻撃スキル」が必要になる。
最大体力でダメージ計算をするドワーフ・冒険家なら攻撃回復逆転でも変わらない威力を出せることと回復アップで持久力が大きく上がり、回復の合計を求める聖夜の天使や闇の学園なら高い威力を出せるようになる。

上記の通り攻撃回復逆転ステージで使う方法もある。
ただ高難易度ステージだとラビットダンサーをリーダーにした場合はまず耐えられないためスライドスキルが必須となり、青と紫以外では難しい。
デッキとしてはスタメンにエンハンスや条件エンハンスなど味方を強化するスキル持ちとスライドスキル持ち、控えに盾破壊やなぞり消し増など相手や場に作用するスキル持ちとラビットダンサーを入れ
(スライドスキル持ちは5枚目、ラビットダンサーは9枚目)、
スタメンのスキルを溜める→スライドでスタメンと控えを入れ替える(4枚目をリーダーにする)→控えのスキルを溜めて使う→スライドでラビットダンサーをリーダーにしてスタメンのスキルを使う→なぞり消し、というもの。
構築も実際の使用も難易度が高いのでロマンを求めたい人向け。

評価

後述する限られた活用の機会を除けば、低めのステータスにくわえ、実用性の低いスキルにリーダースキルとかなり厳しいものがある。
特にリーダースキルは、メリットにならないだけならともかく、うっかり発動すると致命的なマイナス効果となりうるので注意が必要。

「聖夜の魔法使いシリーズ」を持っていれば、同デッキにおける優秀な攻撃エンハンス要員として活躍することができる。
持っていない人にとっては基本的に使う機会はないであろう。

その他起用機会をまとめるとすれば、
  1. ギルドイベント・高難易度クエストにおいて、攻撃と回復が逆転するステージ効果を戻すとき
  2. 聖夜の天使シリーズを活用したいとき
  3. 闇の天使シリーズとの併用
  4. デイリーミッションで少ないクエスト数でぷよをたくさん消したいとき
だろう。
4つ目に限れば高ランカーでも石を節約したいときには覚えておくといいかもしれない。
以前は攻撃回復逆転クエストでいつも通りに攻略するという用途もあったが、そもそもバランス・かいふくタイプの☆5のカードを適当に詰め込んだデッキで十分攻略出来た上、同クエストは2016年初頭に廃止されている。

余談

彼女たちの名前はアラビア語からとられている。アラビアンテイストな衣装にピッタリの名前である。
また出身地であるAC版には、「お月見」「花見」という強力な性能の衣装替えカードが存在する。(アーケード版のWiki)
スマホ版にもいつか登場するのかもしれない。

各カード詳細

アフマル
「赤」のアラビア語表記から。

アズラク
「青」のアラビア語表記から。

アクダル
「緑」のアラビア語表記から。

アスファル
「黄色」のアラビア語表記から。

アスワド
「黒」のアラビア表記から。「紫」はまた別
ぷよクエでは黒系は紫属性に統合されているので不自然ではない。

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最終更新:2022年11月06日 18:50

*1 攻撃回復逆転ステージで条件エンハンスを使用すると回復がアップするが、ラビットダンサーシリーズがリーダーのときは攻撃がアップする。

*2 攻撃回復逆転ステージでは「『かいふく』参照のスキルは0.5倍」「『こうげき』参照のスキルは2倍」という補正があるが、これはラビットダンサーシリーズがリーダーでも変わらない。