深山初音

(みやま はつね)


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初出:チャプター1(1スレ目)から
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概要

このスレのヒロイン。経緯は未だ不明なところがあるが、ある日蜘蛛の手と化した自分の手を見て、異常な反応を示した母親
と決別したようである。それ以来は八重坂市に一人で住んでいる模様。この時の経験は初音さんにとって相当ショックだった
らしく、自分が何者かについて悩むようになっている。
キル夫に関しては最初はごっこ遊びと称して相手にしなかったが、その後キル夫の発言に心を動かされるところがあり、
二人で秘密を共有しあう仲となった。

性格としてはちょっと天然が入っているところがある。キル夫のキスされたという発言に顔を赤らめたり、先輩とキル夫に呼ばれて
嬉しがったり、シェリルにキル夫との関係を聞かれて焦るなど、可愛い仕草が良く見られる。その度にカワイイヤッター!の声が
スレ内の住人からあがっている。
キル夫との関係は良好で、色々背負い込みすぎるキル夫に喝を入れたり、休ませたりと献身的な活躍が光る。その一方でキル夫の発言によって
自分の悩みの一端が救われたりと、持ちつ持たれつの関係になりつつある。

最近はキル夫のアメリカンジゴロ的な姿勢に対して、つねったり呆れたりと、嫉妬しているような描写が見られることも。
「(キル夫を)縛りたくなる」とも発言しており、知らず知らずのうちに心惹かれているということなのかもしれない。

元々は両親の問題もあって内向的で、人と打ち解けるのも難しかったらしい。が、シェリルが友達になったことで段々と改善されていった。
キリカに送った「気持ちを言葉に出して、勇気を出して話しかける」という言葉も、元々はシェリルがアドバイスしたものだったようだ。
チャプター1でのキル夫との出会いも、勇気を振り絞って話しかけていたのだと考えると、なかなか微笑ましいものがある。

スパイダーマンが引退したときは、キル夫との関係もギクシャクしたものになってしまった。が、その後自分の中でスパイダーマンが
どのような存在であったかということに答えを出し、悩み続けるキル夫に対して「やってきたことは、決して無駄じゃなかった」と
今までの行いを肯定している。今まで隣で見続けてきた人だからこそ言えるセリフなのだろう。

+ ネタバレ
チャプター5でやる夫に誘拐された際、しろがねと接触。女郎蜘蛛の仔だと言われており、人間ではないということはほぼ明確となった。
しかし本人はキル夫から既に「だとしても些細な事だ」といわれていたため、そこまで気に病むということはなかった。
その後、やる夫に勧誘されるも、明確に拒絶。殺されそうになるも、すんでのところでキル夫が乱入し、救助している。
このとき、本当にうれしそうな笑顔を浮かべており、その直前の「もう一度、逢いたかったなぁ……。」というセリフもあいまって
すさまじいヒロインアトモスフィアを出していた。

なお、しろがねは「最も新しい蜘蛛神を侍らせている」と言っているのだが、これがキル夫の事を指しているのか、それとも別の何かなのかは不明。

その後、チャプター6のインターミッションで、キル夫のことが好きであるということがついに明確となった。
今までそんな傾向は見られたが、天然なところや内気なところもあって、きちんと告白という形では表していない。
そのため、シェリルと計画して、学園祭でラヴソングを歌う予定である。

当日、無事駆けつけたスパイダーマンを目で追いながらラヴソングを歌っており、見事に成功させている。
この後屋上でキル夫と口付けも交わし、晴れて恋人関係になっている。やったね!
このときに両思いであったということも知って涙を流して喜んでいる。
キル夫がモテるということは知っていたため、不安で仕方が無い側面もあったようだ。
このことで母親と対面する勇気も身につけたため、次回のチャプターではさらに踏み込んだ事情について明らかになるはずである。備えよう。

なお、もしエレクトロに負けでもしていたらとんでもないことになっていた様子。心が折れること必至のセリフは本スレの>>6052辺りを参照。アイエエエ…
本編ではこんな展開にはなっていないのでごあんしんです。

チャプター7ではついに母親と対面。
一年振りなのに何ら変わってないかのように振舞う狂気ぶりに圧倒されかかるが、数々の修羅場をくぐったこともあって話を行う。
この結果、十八年前の失踪事件の真相と、自分が奏子の胎に残された「姉様」の卵から生まれたものであることを知る。

自分が母親と同じく蜘蛛に助けられ、今はその蜘蛛を愛しているという数奇な運命にあることを知って自嘲しかけるも、
「自分が母親に愛され、キル夫を愛している」
ということを悟り、自分なりの回答を母親に向けて出している。
母親にどこまで通じたかは分からないが、「今度一緒にお茶を飲もう」と約束したことから、少なくとも以前のようにぎくしゃくした関係ということにはならないだろう。

チャプター8では、チャプター7終了直後にスパイダーマンとともに神社に向かって「しろがね」を倒そうとするも、返り討ちにあって拘束されていた。
そこで「しろがね」こと八神初音から自身の境遇を明かされ、自分もキル夫の隣にいたかったと告白されるも、自分自身の経験から勇気を持たなければ
どうにもならないとして彼女を非難している。
自分自身がわからなくなった「初音」に対して「私たちの知る世界で一番カッコイイ人なら助けてくれる」と言うも、彼女が「しろがね」に乗っ取られてしまい
スパイダーマン共々窮地に陥る。が、そこでスパイダーマンが復活、第2ラウンドとして学校で「しろがね」組と雌雄を決することになった。

「しろがね」が学校にしかけた罠を避けつつ、仔蜘蛛とされたはやてと空中戦を繰り広げる初音さん。しかし、一瞬の隙をつかれて胸を貫かれた――
かに思われたが、"まやかし"による空蝉で回避、そのままはやてに巣食っていた蜘蛛をひきちぎって勝利を収めている。
その後は「しろがね」と戦っていたスパイダーマンと合流。自身があらかじめ屋上を巣としていたのもあり、"まやかし"で糸を隠して「しろがね」に隙を作ることに成功。
チャプター2でも見せた合体攻撃によってトドメをさした。
戦闘後に「しろがね」の正体が蜘蛛であったことを知ったが、それをそのまま殺さずに見逃している。初音さん自身、自分の力の使い道がそういったことのために
あるわけではないということをキル夫と一緒に戦ううちに気づいていたのだ。

そうして月日は流れ、今日も二人は八重坂市のどこかで夜の闇を駆け抜けている。
いずれの日か、別れの日が訪れてしまうのかもしれない。
それでも、この二人なら笑顔を絶やさずにいられるだろうと信じたい。

+ 本家アトラク=ナクアにおける血縁関係
+ 「アトラク=ナクア」及び本スレにおけるネタバレが含まれています。注意して閲覧してください。
本家アトラク=ナクアでは、母は比良坂初音、父は銀と明確に判明している。
比良坂初音と銀の最終決戦の際、比良坂初音が銀に圧倒され犯された際に子宮を破壊され、比良坂初音自身も余命幾ばくもなくなり、駆け付けた奏子の懇願に応じて「仔」を奏子の腹に移した。こうして生まれたのが深山初音であるため、奏子は代理母であり、深山初音との血のつながりはない。
なお深山奏子は、この時に初音を孕むために自身を蜘蛛にしてもらった。その結果、今に至るまで当時の外見を保っている。

さらに、銀は比良坂初音を蜘蛛にした後で、神社の巫女と関係を持ち子をなしている。つまり、深山初音にとっては神社の巫女は自分の血縁者に当たる。本スレで神社を訪れた際に何故か安堵を感じたのは、無意識に自分の血縁者を感じたからかもしれない。


能力

キル夫の能力とは違い、初音さんの能力はどこか妖怪的アトモスフィアの漂うものになっている。情報の隠蔽や収集という意味では
こちらの方が便利だが、直接の戦闘では有効な能力が少ない印象。
また、身体能力もキル夫ほどは高くない(マラソン時には、胸を揺らしながらはぁはぁ言いながら走る初音さんが見られた)。
その反面、スパイダーパワーを手に入れた後のキル夫を押さえつける腕力を発揮できるあたり、キル夫と異なり能力はON/OFFを切り替えられるようである。

  • まやかし(人払いをしたり、自分を特定の人物と誤認させたり出来る)
  • 機械に対する透明(監視カメラなどに写らない)
  • 糸を出す能力(どこから出すのかは不明。手か?包帯代わりになるあたり、さほど粘着しないらしい。)
  • 要蜘蛛(離れていても意思疎通や状況把握のできる子蜘蛛を生み出す)
    • 産むといってもそういったアレではない。このスレは猥雑が一切ない
  • 木々の声を理解する能力(そのままの意味。木が何か言うのが聞こえる)


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最終更新:2013年07月08日 00:31