ここが変だよPSO2 > 六芒均衡

もくじ
編集される方へ
おかしくない可能性を検証せずにすぐに「おかしい!」と捉えたり、ねつ造などはしないようにしてください。
劇中でわずかでも描かれている設定はきちんと理解し、憶測や曲解などは避けましょう。例:第二世代アークスのクラス変更の件など
(生涯PSO管理人の「最近のユーザーは咀嚼力がない」という主張に説得力を持たせないように)

悪意ではなく善意による指摘をお願いします。
「考察した結果、おかしいとしか言えない」というのが大事です。
「キチガイアンチがあることないこと言って騒いでいるだけ」と言われてしまわないようにしましょう。


※問題点を勘違いしないように注意
  • まず六芒均衡に関して、現在までわかっている情報やファンの考察などをまとめると、以下のようになる
    • 【巨躯】との戦いで組織が瓦解寸前にまでなっていたアークスは、アルマが自身を差し出すことでルーサーの持つフォトナー技術の提供を受けてなんとか存続することができた。
      これによりアークス内部でのルーサーの影響力が強いものとなったが、その影響力ゆえにアークス船団全体が人質に取られていたにも等しく『三英雄』さえも彼に従わざるを得なくなっていた。
    • さらにルーサーは支配力を一層強めるために、一般のアークス達から絶大な支持を受けている『三英雄』を自身の支配下に置こうと働きかけた。事実上選択の余地がなかったレギアスは、表向き合議制を取るという名目で『偶数番(イーブンナンバー)』の設立を求めた。
      その真の目的は「いつか『三英雄』がルーサーの先兵として人々に害をなすような行いをせざるを得なくなった際、自分たちを止められる抑止力となるもの」で、アークスがルーサーのものとならないようにするためのカウンターウェイトであった。
    • そのため、そもそも六芒均衡というものはアークスの組織運営にとって何の意味もないものであるといえる。
      下記に記されている「ここが変だよ」の多くの指摘は「通常の組織であれば」の話であり、ルーサーの傀儡となった三英雄レギアスの苦肉の策で生み出された「ルーサーの先兵vs抑止力」という「ルーサーに対して」の「均衡」なのである。
  • ただしこれらはすべて整合性が取れるように好意的に解釈したファンの意見であり、少なくとも物語中にルーサーが三英雄を傀儡にしようとした、レギアスが「ルーサーの手下として討たれる役」を承知のうえで『偶数番(イーブンナンバー)』の設立を求めたなどは一切ないのである。
  • 六芒均衡は優秀なアークスであるはずなのに、実際に優秀な点を描写されている機会が極端に少ないため、説得力がないことが問題。
    • 設定面でも「強いから強いんです!」だけで説明が終わる例がほとんど。せめて「どう強いか」くらいは伝えて欲しいものである。
    • 劇中でもほとんど活躍せず、酷い時には設定上は屈指の強キャラが戦闘を放り出して避難誘導をするというあんまりなシーンすらある。
    • 説得力無し、活躍シーン無し、早い話が小学生の考えたぼくのさいきょうキャラクターになってしまっているのが現状である。
  • そもそも六芒均衡の「均衡」のシステム自体が意味不明。
    • 大体からしてアークスという組織の運営形態がわからず、憶測すらも困難な想像しかできない。
      アークスはどのように意思決定を行っているのか?どのように運営方針を定めているのか?彼らはアークスの意思決定機関なのか?法の番人なのか?何も見えてこない。
    • アークスの上層部に6人の権力者がいて、彼らが牽制し合うことで均衡を取る……これ自体に意味が無い。
      むしろ同等の指揮権を持つ者が6人もいては組織運用が困難になってしまう。
    • 「均衡」が取れるのは六芒均衡の中だけで、アークスという組織の均衡ではない。彼らの均衡がどうであろうとアークスには関係がない。
    • 「均衡」に無理やり意味を持たせるのであれば、議会制民主主義における与党と野党の役割のように「ある意見」に対し「常に反対」することで極端な方向性へ傾きすぎないようにするためのカウンターウェイトとしての役割、であれば説明がつかなくもない。
      しかし「均衡」といえば聞こえがいいが、言い換えれば「均衡」とはどの方向にも傾かない「停滞」でもある。何かを決めようとする場において「均衡」は取っても意味がない。第一彼らは「アークスのトップ」であり「優れている」だけであり、彼らの権限とは何かさえもわかっていない。所詮は無理やりなこじつけ。
  • シナリオライターが組織というものを理解していないうえに、無理やり別の物語から設定だけを持ってきた結果である。

具体的な描写の失敗

共通

  • 設定上はアークスのトップにいるはずなのだが知名度が驚くほど低い。メンバーの顔も知られてないようで自己紹介されないと分からない。
    • プレイヤーならまだしも劇中のキャラクター(エコー、レダ、メルフォンシーナ)ですら聞いたことはあるけど顔は知らないという状態は問題がありそうなものだが…
    • ゲームデザインの方の話になってしまうが、そうした存在がいるのならロビーにポスターが掲示するなりで表現すべきなのだが…プレイヤーに対しては自称情報屋のパティ、ティアがちょっとだけ教えてくれる。
  • アークスのトップという最高権力者の割には無責任にあちこちほっつき歩いている。
    • 地位が高ければ高いほど組織や部下を纏める必要が生じるため、反比例的に前線に出ることができなくなるのだが…
      • トップが前線に出なければならないほど人員が足りないであるとか、現場至上主義といった性格のキャラクターではこの限りではないが、全員が全員出歩くことでこのあたりの個性や差別化ができなくなっている。
      • これらも「組織のトップ」というごく一部のイレギュラーに対してレギュラー、すなわちモブ/一般兵/部下といった周囲を取り巻く舞台装置がないために「避難誘導くらい部下にやらせろよ」という話になってくる。書きたいものしか書かない・書けない宇野氏はこうした回り道をしたがらないために「すごいトップ」という結論だけをまず先に持ってきてしまい、逆に周囲の描写がないために「凄さ」の尺度がわからなくなってしまっている。
    • 権力者自らドサ回りしている描写が小物臭さを演出してしまっている。ルーサーにも同様の問題がある
    • ヒューイは人助けが生きがいなのでいつも出払っている。それを止めるためにクラリスクレイスのお守りをやらされている。
      そのクラリスクレイスが何かと脱走するので、結局抑止力になっていない……というのはよくある話。
      本来であればこの二人を活かすために他のメンバーは出歩かないことで特異性を印象付けるものだが、
      マイペースなマリアは好き勝手に振る舞う、カスラは情報収集のために出歩く、大将のレギアスまでもフラフラしているとあっては威厳もなにもあったものではない。
  • 「強い」という設定の割に、強さが伝わってこない。
    • 後述されているが、アークスシップの一隻がダーカーに襲われるという絶好のシチュエーションで、「強すぎる」とまで評されたレギアスが何故か避難誘導をしている。
      大型ダーカーを倒すといった活躍をさせておけば説得力もあったというのに…
    • 対DFについてもプレイヤー達が弱らせる→六芒均衡がトドメをさそうとする→殺せませんでしたを2回やる。せめてそこは活躍させてやれよ…
    • 六芒均衡は全編通してこんな感じである。唯一活躍したのがEP3の終盤というのはあまりにも遅すぎた。
      しかもその活躍も「ラスボスに挑むプレイヤーのためにコピーされたダークファルスの足止め」である。そのうえ「行くぞ!」という演出の後戦闘シーンはまるごとカット。
    • EP6では六芒均衡となったバリバリ現役のはずのゼノがあっさりやられるかませポジション。これまでと異なり、対フォトナーではフォトンの扱いに差があるため極端なフォトン偏重でやってきたアークスでは対応できなくなってしまった、というのがその理由。事実上アークス最強の安藤+マトイ+六芒均衡のゼノがなすすべもなくやられてしまうのはショッキングだが、上記のとおりそもそも六芒均衡の強さはほとんど描写されていない。基準が分からないためにフォトナーの強さも全く分からないという「現在地の分からない地図」状態。
      • ここでレギアスあたりが出てくればまだ名誉挽回のチャンスだったが、結局なにもせずにアークスは命からがら逃げ延びただけ。これまでさんざん強い!凄い!と持ち上げておきながら重要なところで出てこないというのを繰り返すのは、宇野の持ちキャラだけにここぞのときに使いたいという出し惜しみと、一方で負け役もさせたくないという「メアリー・スー」化していると見るのが妥当だろう。
  • 一部クエストの共闘Eトライアルで加勢してくれるのだが、その性能もこれまた微妙な仕上がり。
    • 「三英雄」の面々は並のNPCよりは強めに設定されてはいるが、他の六芒はほぼ平均的な性能である。
      またEトライアルの失敗条件が六芒均衡の死亡2回と、もはや護衛対象である。
    • ゲーム性そのものにも関わるため仕方がない部分はあるが、そもそも六芒均衡を普通の戦闘で登場させなければ問題無いのである。
    • シナリオと直接関係のないEトライアルならまだ目を瞑ることもできるが、ストーリークエストにスポット参戦する際も性能は変わらず。
  • シナリオ上の活躍も微妙、ゲーム的な強さも一般モブ、こんな状態で強いと言われても説得力が無いのは当然である

1.レギアス

  • 三英雄の1人でアークスの筆頭。問題児揃いの六芒均衡に唯一まともな人物であり、大局を見据えて行動できる数少ない人材でもある。
一方、1人で責任を背負い込みすぎるところもあり、誰にも明かせない「トップの悩み」を抱えている苦労人。その責任感の強さゆえにがんじがらめになって身動きが取れないことも。
ゼノにじじい呼ばわりされるなど、特に大物らしさは描かれていないが、本人が叩き上げの現場主義ということもあって本部に収まっているのをあまり好まない。
    • さすがのヒューイも彼には逆らわないが、その理由は「過去の功績」「強すぎる」など能力に関するものばかりで、序盤~中盤にかけては人間性そのものの評価を聞くことはあまりなかったものの、徐々に掘り下げや補足が行われた。
  • レギアスといえばまず取り上げられるのが、市街地戦では大型ダーカーが大暴れしている中、戦闘して強さを見せるのではなく、率先して避難誘導を行なっていた件。*1
    • この誘導してる変なキャストは曰く「強すぎる」らしいが…避難誘導とかヒラに任せて戦えは誰しもが思う事だろう。後のフォローもされなかった。
    • 後にルーサーの命令で出撃を禁じられていた事が語られている。避難誘導も、ウルクを孤立させるための物である。
      • ノコノコ現場まで出ていってロクに戦わず、末端アークスで済む仕事をわざわざ「最強のアークス」にやらせることで不自然さを描写し、「これが仕組まれたことだった」という演出であることはわかる。
        しかし「最強のアークスが戦わない」「みすみす救える命を失った」という異常さが際立ってしまい、「この事件がおかしい」よりも「この避難誘導ロボはおかしい」「この組織はおかしい」ほうに意識を向けてしまっている。
後付けとはいえわざわざ上記のように補足していることからも意図していることは「不自然さ」の強調であったことは伺えるが、その不自然さが「自分の推しキャラを無理にでも出したかった」と解釈されてしまっている。
    • 超大型ダーカーを一人で倒し「あとは小物で数が多いから手を貸してくれ」「大物は片付いたので生存者の確認に一緒に来てくれ」などの「力より頭数がほしい」という表現であればまた違ったのかもしれない。
  • 「世果」という、鞘から抜けば世界が終わるとまで言われるほどの武器を所持しているが、
    市街地にダーカーが現れたときもレギアスは避難誘導を行っていたため使わず、宇宙空間でDFが襲来した時も出番すら無かった。
    • 前者では市街地を巻き込むわけにはいかないという理由があったにせよ、後者の場面では使わない理由がない(そもそもレギアス自身が登場しない)。
  • ヒューイに「創世器なしでも馬鹿みたいに強い」といわれているが、その割には普段から創世器を肌身離さず持ち歩き、「強力すぎて下手に使えない」と自称するほど使いどころを選ぶ物であるのに、何故か普通の武器を頑なに使おうとしない。
    • 「創世器なしでも凄く強い」というならわざわざ「封印した上で武器情報を改竄して使う」なんて手間をかけずとも、創世器を使わざるを得ない状況以外では普通の武器を使えばいい筈。実際、マリアやヒューイは普通の武器を常用している。
  • SEGAが監修している公式ノベライズ版において、レギアスがカタナらしき武器を使っていたところ、それを目撃したアザナミに拝み倒される形でカタナの使い方を伝授したというエピソードがある。(この事はゲーム中でも少し語られている)。
    • 少なくともアザナミへカタナを伝授するときは、わざわざ封印して情報を改竄しないと普段使いに支障のある最強の創世器などではなく、普通のカタナを使っていたはずである。
      尚更、ゲーム中で普通のカタナを使わない理由がない。ヨノハテを印象付けたいのだとしても、システム的にはヨノハテをアクセサリー扱いで常に背負わせるなど、いくらでもやりようはあるはず。
    • 結局、おかしいおかしいと言われ続けたためかヨノハテはEP2のクライマックスで折れてしまいそのまま喪失。その後ジグによって新たな創世器・創世(ツクリヨ)を持たせることで解決を図った。
      • だがこれによって新たな問題も発生することになってしまった。詳細は別項目で。
  • なお、「あまりにも強すぎる」「普段使いの武器を持ち歩かず、最強武器だけを帯びている」という点から「Re:ゼロから始める異世界生活」に登場する「ラインハルト・ヴァン・アストレア」を連想するという意見がたまに出る。
    確かに「華野カゼ」名義で「小説家になろう」サイトで作品を公開していた宇野氏が、同サイトで連載をしていた長月達平氏の作品に目を付けたとしても何ら不思議はない。
    しかし、「Re:ゼロ」は2012年4月連載開始、PSO2は2012年7月サービス開始。ラインハルトもレギアスも登場がその後になるが、いくら宇野氏とはいえタイミングとしてはかなり微妙。よほど作品の動向をしっかりと追いながら、PSO2での実装に落とし込んだとなるとさすがに現実的ではないか。それをやるのが宇野なわけだが……。

2.マリア

  • 40年前の大戦を経験している古参アークス。高齢のせいか物覚えが悪いらしい。*2
    • キャストには「メモリー」があるらしい*3が、ハードディスクに相当するものはないのだろうか?
      キャストは元人間を改造したものなので、生体部品を使っているか、経年劣化か?
    • どちらかというと面倒くさいことを嫌うマリアの方便という向きもあるか。
  • サラという弟子がいるが呼び捨てにされており、おまけに馬鹿呼ばわりされるなど、こちらもあまり大物らしい扱いはされていない*4。マリアは大物風を吹かすタイプではないので、キャラクターに合っているとも言えるが、一方でアークスのトップ全員がヒラアークスと大差ないというのはやはり違和感が残るし、マリアのキャラクター性がクローズアップされていない。
    • 物語中のマリアの役割はアークスのトップとして主導するのではなく、弟子のサラや安藤に「使われる」というものが主。
      目的も分からないまま弟子のサラと平アークスの安藤に付き従う六芒均衡の二、という逆転構造になっており、小物感が漂ってしまっている。
    • 確かにこうした戦闘以外興味がないというバトルフリークを「首輪代わりに」責任のある立場にしばりつけて自由に動けなくしたり、自身を使いこなしてくれるのであれば「道具」として割り切っているケースもある。
      そうしたキャラクターもまた魅力的ではあるが、あくまでもそれはイレギュラーな話。基本的には「組織のトップとして軽挙妄動を慎み、規範となる振る舞いを心掛けている」という集まりのなかで一人二人アクセントとしていてもいいというレベル。
      当然トップが全員現場に出払っていないとか最強の剣士が避難誘導を最優先でしているといった六芒均衡においては逆に個性が薄れてしまっている。
  • 普段はヴィタグレイヴ(レア3コモンパルチザン)を使い、ここぞという時には創世器を使うという普通に考えれば当たり前の事を実行出来ている方のキャスト。もう片方にも見習ってほしい物である…
  • 「気に入らない奴はぶっ飛ばす」を自らの正義(信条)としており、他人がどう考えようが自分の考えを曲げるつもりはない、と放言している。
    • ストーリーでは【若人】の「私は気に入らないからチョメチョメする」の後にコレである。お前ら仲良しか。
      • アークス、ダークファルス、不倶戴天と言ったところで結局お互い似たようなもの、という皮肉にも取れる。そういう意味では本質をフラットにみられる目を持っていると言ってもいいかもしれない。
        しかし、これはマリア側の問題ではないがファンタシースターシリーズにおけるダークファルスという意味ではやはり会話が成立したり、似たようなものであったりという点はやはり違和感が残る。
    • アークスの規範となるべき六芒均衡でありながら傍若無人で我儘な振る舞いは色々と問題がありそうなところだが、これに関しては上記のように、そもそも偶数番の役目が三英雄の抑止力となることなので「実力においてレギアスに対抗できる」だけではなく「レギアスにとってのよき理解者」でもあるマリアでなければならない。
  • 好意的に見れば、過去のトラウマやら自分のありようをウジウジとこね回す人物が多いPSO2においては割と規範にはなるかもしれない。
  • Eトラで「乗りかかった船」と状況に合わない慣用句を使いながら登場する。元々は「通りかかった船」と慣用句すら間違えていた。やはり経年劣化が著しいのだろうか。
    • ライターである宇野氏はこの手の慣用句を意図的に変えて用いることがままあるので、そのひとつかもしれない。

3.カスラ

  • 三英雄の1人カスラの二代目襲名者。本人いわく情報収集が専門で戦いは不得手らしい。
  • 戦闘は不得手と言いながら、EP2第5章では特訓して六芒「四」になったゼノ+プレイヤー+マトイ+エコーを軽くいなす。苦手ってなんでしたっけ
    • かと思えばカスラ+プレイヤー+ゼノ+エコーでゲッテムハルト1人を無力化出来ない辺りムラがあるというか…
      ただしこの時のカスラは「絶対令」はおろか創世器すら使わない舐めプ仕様なので手を抜いていた可能性もあるので何とも言い難い。
  • 「ルーサーの手先でありながら裏切る」という立ち位置のため、行動や設定が少々複雑になっている。
    • そもそもがルーサーの予備の容れ物であり、ルーサーに仕立てられる形で三英雄になっているなど出自的にはルーサーの尖兵と言っても差し支えない。
    • 三英雄の他の面々とともに名目上ルーサーの手先になっているが、水面下ではルーサーを裏切るために動いていたようでクーナと「契約」をかわして秘密裏にルーサー打倒に動いている*5
    • EP2でプレイヤーにこそすぐにバラしていたが、マリアやヒューイもカスラが反ルーサー側であることを知らなかった様子からかなり徹底して隠していたようだ。
  • EP2では割とちゃんとしてた彼だが、EP1第8章の行動は問題だらけ
    • 【巨躯】の封印が綻んだことに気付いて遺跡にやってきたらしいが、何故か現地に居合わせたプレイヤー達を同行させている。
      • 封印の件は一般のアークスには知らされていない機密なのだが…更に「40年間つき通してきた優しい嘘」の真実を初対面の主人公達にペラペラ喋りまくる。どうした情報担当。
    • まさに封印を解こうとしているゲッテムやシーナを目の前にしても「絶対令」で封印解除を止めさせようとはしないし、創世器も使わないが理由は不明。結局はゲッテムハルトを止められずDF復活を許してしまうという大失態を演じる。
    • エコーらが帰還する時間を稼ぐため、ゼノと二人で【巨躯】の足止め役を買って出るが途中ではぐれてしまい、一人で囮になったゼノをよそに自分だけ馬鹿正直に逃げてしまう*6
      • 孤軍奮闘するゼノの勇敢さより、部下を残して逃げたカスラのカスさのほうが際立ってしまっている。
        その後のイベントでも悪びれる素振りはおろか、その件に触れもしないのだからなおさらである。
  • 造龍計画の真の立案者でありながら、EP1では暴走龍の調査中に「研究者というのは厄介事ばかり生み出してくれる」とまるで他人事のような発言をしている*7
    • 造龍の暴走そのものは研究部が行った「非人道的な実験」が原因とはいえ、事の発端である造龍計画を立案したカスラはこの事件に全く無関係というわけにはいかない。後に本人も認めている通り、彼にも責任の一端があることは否定のしようがない*8
      「自分は造龍提案しただけなのに、ヘンな実験して誤って暴走させた研究者の尻ぬぐいさせられるなんて面倒だ」などという態度は六芒均衡以前に人として問題である(イベント名「面倒な尻ぬぐい」)
  • EP2第5章では、表向きは三英雄側に立って安藤一行と交戦したが、わざと戦闘を長引かせ、クーナのクラッキングが成功するまでの時間稼ぎをした
    • その際、不甲斐ないエコーを挑発したり、他ならぬ自分が置き去りにしたゼノに「あの状況で生きているとは思わなかった」と他人事めいた態度を取ったりするが、ルーサーに向けての小芝居だろうか?
    • マターボードですでに彼の計画を(プレイヤーにのみ)明かしているためか、この場面では種明かしをしてくれなかった。
      そのため、おそらく安藤一行にはカスラの立ち位置がはっきりしておらず、レギアス同様クーナの説教とクラリスクローン投入を受けてようやく考えを改めたように見えていると思われる。
      当然、この件でカスラが特別な働きをしたようには見えていないだろう
  • 細かい点ではおかしい所もあるが、全体を通してみると「ルーサー側でありながら反逆を企て立ち回っていた蝙蝠野郎」として動いていただけとも取れる。
    他の六芒均衡達と比べても破綻している訳でもないというけっこう恵まれたキャラクターかもしれない

4.ゼノ

  • 序盤はただのヒラアークス、恐ろしいぐらいドンピシャを合言葉に舐めプしてたらいつの間にか六芒均衡になってたよく分からん出世頭。
  • この男を語る上で外せないのは「第二世代アークス」であるという点。
    • 第二世代アークスはフォトン特化傾向を変えられないため、安藤ら第三世代のように自由にクラスを変更出来ないという制約がある。
      といっても全くできないわけではなく、非適正のクラスでは体に負担がかかるため誰もやらない模様。のちにエコーも非適正クラスに就いているが、特に実績があるでもないエコーが簡単にクラスチェンジできていることからも単に非効率だからということのようだ。
    • ゼノば本来はレンジャーに適性があるのだが、「守るためには前に出なければならない」という謎の理論で無理矢理ハンターに転向。
      しかしEP1で【巨躯】に敗れ、EP2で安藤達に助けられたことで本来のクラスであるレンジャーに変更。マリアの特訓を経て六芒均衡の四に就任というサクセスストーリーの持ち主。
  • しかしこれ以降、第二世代やフォトン特化傾向という設定が出てくる事は二度と無かった。
    • 個人の拘りで適性外のクラスに転職可能という実例が出たことで、第三世代のフォトン特化傾向を変える事で自由にクラスを変更できるという点が飾りとなっている。ただしこれに関しては明確にクラスチェンジを行ったゼノとエコーから「体がキツい」という発言があることからも第3世代と比べると小さくはない不利益を被っていることは疑いない。ただ、当事者であるこの2名以外からはなんの反応もないため「非適正クラスによる弊害」が個人の嗜好で賄える程度でしかない、という裏付けにもなっており、さして制約としては厳しいものではないといえる。結果として世代のギャップによる差異、第三世代であるプレイヤーはある種特別な存在である、という演出が薄まってしまっていることは否めない。
    • 世代間の設定自体がゼノのサクセスストーリーを彩る以外にはまったく使われていない。ぶっちゃけこの展開をやりたかったために生み出された設定とまでいえるかもしれない。
  • ただし彼を中心に設定を整えたのか、設定面においてはそこまで破綻している要素は少ない。
  • 物語的には「おせっかいだが頼りになる前世代の先輩」というキャラクター付けになっており、EP1~2ではメインキャラクターとして大いにフォーカスされていた。
設定から後に行方不明になる所まで合わせてPSPの人気タイトル『ゴッドイーター』に登場する雨宮リンドウに似ている。しかしこの手の先輩キャラクターとしてはテンプレ。

  • EP2第5章で、苦戦する安藤・エコーらのもとへ応援に駆け付ける。決め台詞は「恐ろしいぐらいドンピシャ」。
    • だが、自分でも「来るのが遅れちまって」と認めている通り、遅れて来たのだからドンピシャなどではない。
      三英雄戦でエコーはすっかり疲弊してしまっており、もう少し遅ければ倒されていてもおかしくなかった状況である。
      もっと早く来るべきところを「間一髪でどうにかこうにか間に合った」だけであって、どこもドンピシャ(ぴったりのタイミング)ではない。ドンピシャというのであればせめて六芒均衡が衝突する直前ではないか?
      最大限好意的に解釈するのであれば、『四』である自身が参加すれば当然激しい戦闘になるわけだが、両者ともある程度疲弊して戦力が落ちており、しかし犠牲が出ていないギリギリのライン、つまり「誰も命を落とさずに制圧できる」タイミング、というのであればわからなくもない。ゼノはそういう漁夫の利を狙うキャラクターではないが、誰も犠牲になることなく、というクレバーな目線は「らしい」といえばらしい。今までの熱血一本槍とは違った一面とすれば十分にあり。
    • 悪意的に解釈するのであれば、状況が状況(安藤は反逆者扱い、大勢のアークスが操られて安藤に倒されてる)なので、もしもエコーの危機に間に合っただけでゼノにとって「ドンピシャ」ならば、彼はエコーの命以外に興味が無い、相当に空気の読めない人間ということになってしまう。とはいえこれはさすがに悪意的に過ぎる。ゼノはエコーが訝しがるほどに安藤を気にかけており、EP1で重傷を負ったメルフォンシーナの救出を指示するなど、(改変された過去においてはかなりドライな面もあったものの)目的以外の犠牲を許容するタイプではない。
      • 宇野自身が「ドンピシャ」という言葉の意味が分かっていない、あるいは彼特有の慣用表現をねじって使うが逆にわかりにくくなってしまう作風か。このケースでは「ギリギリセーフ」か?
  • EP2でエコーに絶対令が通じなかったイベントの不整合を生み出した張本人でもある。
    EP2第6章クリア後、ショッピングエリアにて「(第5章の出来事の前に)エコーに「自分で判断しろ」という絶対令をあらかじめかけておいた」と発言している。
    • 第5章にて、わざわざ時間を掛けてまで大型モニターをハックし、クーナが絶対令の解除を行っていたことから、絶対令は『発令者の姿を見せる、あるいは声を聞かせる』ことが必要であることが分かる。となれば、ゼノはあらかじめエコーと接触していたことになるが、何故か5章では両人が共に感動の再会を演じている。このことを説明するためには、ゼノが「自分と会ったことは忘れろ」という絶対令を同時にかけた等、何らかの方法で忘れさせるしかない。なぜその様な周りくどい事をする必要があったのか?
      一応、ゼノはこの時点では死亡した扱いになっており、彼の存在はルーサーにとっての想定外であり、ある種の切り札である。そのゼノが生きているということは徹底的に秘匿する必要がある。そんな折にエコーが危険な戦闘に身を投じることになり、おせっかいのゼノとしては黙っても折れず、さりとて自身の存在を明らかにもできず…といった(苦しいながらも)説明がつかないわけではない。しかし、そのために次の問題が発生してしまった。
    • これで割を食ったのはマリアである。エコーに対し「絶対令を弾いてる、思わぬ所に逸材がいたもんだね」なんて言っておきながら実際は上記のとおりゼノの仕業。逸材どころかマリアの目が節穴という事になってしまっている。ある問題を是正しようとしたら別の問題が生じてしまった、というよくあるケースだが、この点からしても単に思わせぶりな伏線ごっこであったことが伺える。
  • 10年前の過去編でも登場し、言っていること、やっていることが10年前と現在とで変わっておらず、14歳当時からほとんど成長していないことが暴露されてしまった。10年間も「間違ったやり方」を通してきた心意気は立派だが……。

5.クラリスクレイス

  • 三英雄の1人クラリスクレイスの三代目襲名者。色んな意味で特別枠。
    • 世間知らずで常識知らず。見た目は子供なのに尊大な物言いで常に上から目線で命令口調、初対面からPCを貴様と呼び続け名前どころか顔を覚えようともしない。
    • 生まれ持った才能の高さと周囲の甘やかしが原因か、高慢ちきで「努力は才能に勝てない」「努力なんてしても無駄」を公言する
    • DFエルダー戦では寝ていて参戦せず。反省する様子は全く無い。
    • 等々、敬われるような要素が普通に考えて全く無いのだが、他NPCのクラリスクレイス関連のイベントでは賞賛しかされない。
  • ちなみにライターの推しメンらしく、ことあるごとに彼女のイベントボードが配置されている。その中身はほぼ強キャラアピールのみ
    • 迷子になるイベントもあるにはあるのだが「道に迷って心細く不安になってる」などのキャラクターの掘り下げをしていないため、単純に「強いだけで傲慢」というキャラクター紹介に終始してしまっている。
      結果として単に「ウザさ」だけが強調されてしまっている。EP2での展開を見るに、一応ヒロイン系のポジションであることは伺えるが…。
  • 基本的に宇野は「強気」を「傲慢」や「人の話を聞かない」といった「わが道を征く」系のものに限定している節がある。もちろん「強気」なキャラクターにはそうした面があることは事実だが、古今東西の魅力ある「強気」キャラクターはそれだけではないことは明らか。「それだけではない」部分を描写しなければ、当然魅力も半減。宇野の脳内にはそうした部分があるのかもしれないが、それを外に取り出してくれなければプレイヤーは知りようがない。いつになったらそれに気づくのだろうか。
  • 「(周囲にとって)危険だから」という理由で外出・惑星降下を制限されている。が、しょっちゅう抜け出してフィールドに出ては憂さ晴らしに「爆破」するという行為を繰り返している。
    • EP2第3章では三英雄に待機勧告(※あくまで推奨レベル*9)が出ている中、こっそり出撃しているのを見られたからという理由でプレイヤーを爆破(未遂)を起こす始末。*10
    • ヒューイの言葉通り「推奨」レベルでしかないならバレても処分などの対象にはならないはずで、念入りに口止めしなくてもいいはず
  • 実はルーサーによって作られたクローンの一人、「作り物のクラリスクレイス」であることが判明する*11
    • その力は「模造され、複製されたもの」であり彼女の才能ではなかった。
      偽クラリッサもルーサーが作ったものであり、また彼女が聞いていたクラリッサの言葉は、実はルーサーのものであった
    • これが発覚した事で彼女は今までの振る舞いからは想像できないほどに取り乱しそこそこの期間落ち込むのだが、今まで見てきた彼女のキャラクターとは程遠く不自然。
      • 手に入れた経緯がどうあれ才能は既に自分の物。力を失ったという描写もなく彼女からすれば今まで通り。
      • オラクルにおいてはキャストという人工改造人間が当たり前のようにいるため、人工物であることにそこまでショックを受けるとも思えない。
      • 本人は「(自分は)ただの模造品」「私もあれ(EP2で現れたクローン)と同じ」と言っているが、黒いクローンが彼女と同等とは言い難い(同等なら残りの六芒達が戦力的に全滅する)ので黒い方に成り代わられる懸念は無いのだが・・・
        SFにおけるクローンモノのテンプレでアイデンティティの危機に繋がる部分もこれで潰されている。
      • 実質的に見た目しか模造されていないクローン沢山でアイデンティティの危機が起こるというなら、実は彼女が鼻にかけていたのはパワーでなく容姿だった位しか…ブサリスブサイク時代の話だぞこれ
      • ただし彼女の悩みについてヒューイが理解を示すという流れもあるため、彼女が特別おかしな価値観を持っている訳では無さそうだ。ただ我々チキュウの民としては辻褄の合う解釈の発見は未だに困難であるが。
    • 自分の地位が偽物(?)だったことに気付いてようやく反省した。結局PCの貴様呼ばわりは変わらなかったが・・・。
  • サラのクローンであり、実年齢は5~6歳であるとシャオから語られた。にも関わらず設定資料集では16歳とされている。
    • 一体何を基準に出した数字なのか気になる所だが、クローン元のサラが16歳なのでその辺に合わせたのだろうか。あるいは肉体的には16歳相当ということだろうか。
    • 肉体的にサラと同い年だとすればクローンと言う割に外見から声まで似ていないが、サラはルーサーの実験隊としてあれこれと改造されて外見が変わっているようだ。
      髪色については明確にクラリスクレイスのような髪色から、現在のような銀髪になってしまった事が語られている
  • パティ(17歳)が「小さな女の子」と表現しヒューイ(25歳)が「まだ幼い無知で無垢な子供なんだよ。」と表現するなど、まるで小学生くらいの年齢であるかのように扱われている。
    • ヒューイはともかくパティからすればたった1歳差。
      ただ設定資料を加味せず外見で判断するなら、他のキャラクターよりも明らかに背が低く発育も若干年相応とは言いにくいため不適切ではないか。
    • ヒューイの発言は、ラボ住まいが長かったため他者とのコミニュケーション能力が極端に低いことを示唆しているのかもしれない。ただ無知や無垢というより「知性の無いクソガキ」なのが実態だが…
      • 無知で無垢ならばなおさら「知らないもの」に興味を持つ。それこそ二代目クラリスクレイスのように。
    • しかし、彼女の存在は「ダーカーの襲撃で避難してきた少女を拐って人体実験を繰り返したあげく生み出されたクローン」というアークスの中でも飛び抜けて暗部のなかの暗部。その彼女の特異性を単なるヒラアークスのパティ達が知っていることや、容姿と実年齢が異なるという点を簡単に口外してしまうということに関してはかなり不自然。
      悪意的に捉えれば、ライターの思い入れのある名前を持った彼女の特別感をいち早く知らせたいがために、本来隠匿されるべき情報を先出ししてしまっている、とも取ることができる。
  • 見た目はPSOの「フォニュエール」(通称ぽんぽん)を意識したものになっている。もちろんこのフォニュエール(のデザイン)もPSO2のPV、アクセサリなどで用いられていることから根強い人気を誇っている。これにあやかって(あるいは寄生して)クラリスクレイスの姿としたことは明々白々だが、上記のように性格など魅力を感じる部分が極端に少なく、傲慢で知性のないガキという好かれる要素のないキャラクターとなった。また、顔の作りもあまり秀逸とはいえず、極めて好意的な表現を用いたとしてもブサイクという感想が主で、キャラクター性と併せてかなり絶望的な評価を下されている。特殊なパーツを用いず「誰でもコスプレができる」という利便性をもたせたが全くの無駄になってしまった。(一応クラリスクレイスに似せてキャラクリしてクラリスクレイスになりきるユーザーもいる)
    • 顔についてはスタッフも思う所があったのか、関係の深いサラと合わせて異例の顔面フルモデルチェンジ。
      言うまでも無いがPSO2でこんな事をされたのは後にも先にも彼女達のみ。(2017年10月時点)
      更に専用コスチュームを貰ったり半ば彼女が主役のストーリーが実装され内面描写に大幅修正が入ったりと優遇は止まらない。流石にここまでやっただけあって以降の彼女はちょっと可愛くなったかもしれない。
    • ちなみにここまで優遇された彼女だが、プレイヤー参加型のキャラクター人気投票での順位は低め。上記モデルチェンジ直後こそ10位/21人と健闘したのだが、その後は16位/23人と順位を下げ、EP4終了後の人気投票に至っては16位/17人というまさかのブービーを記録。ちなみに17位はサラなので2人仲良くドベのツートップを飾る事となった。
  • 後のエピソードではすこし引いたポジションで登場。
    • サラのクローンのため本当の名前というものがなかったが、過去の資料から「イリス」と名づけられた。
      • その際にも自身のかなり重たいアイデンティティクライシスにつながりかねないことにも平然としているなど、精神的な成長も見られる。ライターがどうでもよくなったという可能性はあるが……。
    • サラやマトイとセットでは「まだ放っておけない妹」であったり、ストラトスとセットでは「ちょっと背伸びした姉」のように他者とのかかわりによってやや描写が異なる。
      また、これまでのような傍若無人・尊大不遜な性格がかなり丸くなり、相手を褒めたり感情を見せるようになった。年頃の女の子らしい、あるいはこれが本来の彼女ということなのだろうか。
      安藤に対しても「な、《安藤》?」と名前で呼ぶようになったり(ボイスでは変わらず「貴様」だがこれはやむを得ないか)と、これまでのような「とにかくすごいすごいと持ち上げる」ものとは全く異なる形で描写されており、いい意味で優遇されている。
      ブサイクブサイクと辛辣な評価をされていたが、EP4モデルからの改めて変更はないにもかかわらずどことなく可愛く見えるようになったのは気のせいではない……かもしれない。
    • EP6では艦隊指揮などの直接戦闘を離れ、出番は激減。フォトナ―を相手にフォトンに特化したアークスは苦戦を強いられるが、自身の過剰火力を利用して敵を圧倒するという逆転の発想を用いて窮地を脱するなど、「バカなりの発想」を用いるなど、キャラの底上げがされている。
      変なゴリ押しで持ち上げるのではなく、脇役なりの見せ場を用意されているあたりは良い意味での優遇キャラ。

6.ヒューイ

  • 六芒均衡にはほぼ強制的に選ばれた。ハイテンションキャラを演じているがたまに素が出る。
    クラリスクレイスのお目付け役で、脱走した彼女をよく追いかけている。
  • 六芒均衡ではあるが実際は現場で人助けに東奔西走している事が多い。それで良いのかアークスのトップ。
    • 重役としてそれはどうなんだと言いたい所だが、彼は自分が人の上に立って指揮をするタイプではないと自認しており、マリア同様に自分を一つの戦闘単位として捉えている向きがある。
      また、レギアスのように「大局のために自分の意思に反する行動をとる」「全体の利益のために少数を切り捨てる」といった行為をひどく嫌っており、あくまでも「困っている人が1人でもいるのであればそのために戦う」という、ある意味では無責任な、ある意味ではとてつもないお人好しなことが理由。
    • ただしその人助けでも、うるさすぎてアークスから苦情を出てるそうで、後にレギアスに叱られているとか。それで良いのかアークスの規範。
      声を張り、気合いを入れるというのは現実世界でもあるし、戦闘集団であるアークスにおいてもナヨナヨしているよりは良いのだろう。もちろん限度はあるが。
  • クラリスクレイスのお目付け役もレギアス押し付けられた形でやらされているらしい。本人もいい迷惑……と思いきや「きちんとやれていただろうか」と自問する程度には真剣だったようだ。
    • 全体的になまじ真面目なために空回りしているだけであり、六芒均衡としてはおかしいが一人の人間としては案外マトモなである。後述の1件以外は。
  • DF復活という未曽有の危機に対して、何をトチ狂ったかDF撃退記念のお祭り(闘技大会)を開催するという暴挙に出る。
    犠牲を出しつつなんとか撃退するしかできなかった状況でこれである(しかもレギアス達のお墨付き)
    • プレイヤー視点ではDFが何人もいることが判明している。*12作中ですらDFが健在であるのは周知の事実であり、ゲーム内外問わず多くの人にヒューイの行動は異常に見えるだろう。当然DFは健在な上にやる気まんまん。*13
    • しかし実際はリサとサラしかその事に触れていない
    • 後にスピンオフや設定資料で補足がなされている。それによると、未曾有の危機を前にアークス全体が少なからず混乱状態になっており、かなりの面で士気の低下がみられた。そこでアークスのトップからの戦勝祝いということでとりあえず不安を和らげるとともに「闘技大会」によってアークスを鼓舞し、また現状の戦力の分析を行うためであった……という意図のものだったようだ。確かにEP2以降の思慮深い彼であれば腑に落ちる説明ではあるが、EP1のうるさいだけのハイテンションキャラにそこまでの解釈を求めるのはさすがに苦しい。
  • 普段は一般的なワイヤードランスを使用しているが創世器はナックルである。
    使い慣れた武器に統一した方が良いような気もするが、武器にも得手不得手があるので複数持つというのも何も間違った事では無いので特にツッコむ所ではないだろう。

0.クーナ

六芒均衡なのに零番。「虚空機関」所属の始末屋(暗殺者)であり、さらにアイドルも兼任しているという、作中でもトップクラスの矛盾と不合理を抱えた存在。

アークストップの「六芒均衡」かつ、アークスの内部組織「虚空機関」の暗殺者
  • 同時にトップでもあり、内部組織の部下でもあるという非常にややこしい位置づけになっている。
  • 研究部に命令されて動く立場であり、用済みになればすぐ始末されかねないほどその地位は弱い。
    一方「六芒均衡」はアークスのトップである。わけがわからない。
  • そもそも六芒均衡に入っている理由がよく分からない。
    • 六芒均衡は「アークスの規範となるべき」存在であり「士気向上の旗印」という設定がある。
      しかし、隠密活動をするクーナは他人に顔を知られてはならないため、人前に姿を現すことができない。
      したがってクーナはこの役割を果たせないことになる。
    • 六芒均衡ではあるが、立場上それを明かすことができないため、アークスのトップにいながら部下に対して権限を行使できない。
    • 六芒均衡は「三英雄」と「偶数番」に分かれているが、クーナはおそらくどちらでもない。
      ちなみに零は紛れも無く偶数。けれど建前上は偶数番に対する立ち位置だった。零じゃなくて小文字のiとか与えればよかったんじゃ・・・
    • 絶対命令権は「六芒均衡とそれに準ずる権力者」の権限なので、EP2でこれを発動するための辻褄合わせだとしても六芒均衡である必要はない。
  • これらの疑問を回避するため、クーナが六芒均衡の中でも特殊な存在なのだとしたら、なおさら「六芒均衡」の中に一括りにする意味が不明。全く別の役職でも良いはず
  • 《問題なし》
    まず、クーナはルーサーの支配下にある虚空機関(ボイド);に所属する「見てくれがいいだけ」の下っ端である。
    ルーサーはレギアスが完全に服従しているとは思っておらず、合議制の六芒均衡にも疑念を抱いていた。そこでクーナをスパイとして六芒均衡に無理やりねじ込んだ。つまりクーナの役割は六芒均衡の監視であり、「六芒均衡としてアークス/オラクル人に寄与する」ことではない(つまり顔を知られている必要はないし、部下に命令を下す立場にもない)。&vr()また、そもそも無能であるクーナには特に期待しておらず、またレギアスの目的自体「ルーサーに対する反逆」ではなく「ルーサーの尖兵となった自身達の抑止」であったため、スパイとして暗躍したところで何も出てくるわけもない。
    つまるところ、クーナの『零番』はルーサーによって絶対令を持たされているだけのただのお飾りでしかないということ。
同名でアイドルも兼任している
  • 「アイドルになれ」という命令を受けたのでアイドルをやっている。
    その目的は始末屋稼業のための情報収集であり、「情報や機密を掴むためにアイドルやってるようなもの」だという。
  • しかし、情報収集の手段がなぜアイドルなのかは不明。
    彼女の標的となるのは主にダーカーで*14、稀にハドレッドやロジオなどのアークスにとっての危険分子も標的になるが、どちらもアークスと密接に関わる存在である以上、情報収集の場は主にアークスである。「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」に登場する「ミーア・キャンベル」はカリスマアイドル(の偽物)としてプロパガンダの広告塔の役目を持っていた。「なぜアイドルなのか」という説得力を持たせるために「人前に出る機会が多い」「発信側としてメッセージを伝えやすい」といった面があればよりよかったのではないか。
    • アークス内外の情報を集めるなら普通にアークスの一員として活動するほうが好都合なはず。
      現に六芒均衡なので、「アークスの一員」という恰好の地位を初めから持っている。
      アイドルなどという部外者の立場から情報を集めるよりも、普通に同業者として情報を共有するほうが格段に効果的ではないか?最大限好意的に解釈するのなら、彼女の存在はルーサーによって用意されたイレギュラー、六芒均衡というレゾンデートルを崩壊させかねないルーサー側のスパイでもある。そんな「アークスのトップだが立場は下っ端、社会的には存在してはならない」という状況を考えれば六芒均衡の名前で情報を取るなどということが表立ってできるとは思えない。また、最終的にクーナはルーサーを裏切るための情報を集めていたわけでもあるので、地位を利用することは難しかった、と考えられる。
    • 六芒均衡はアークスのトップなのだから、部下に報告させるなりデータベースを参照するなりして大抵の情報は引き出せるはず。
      機密にいたってはトップの六芒均衡が知り得ないはずがない。
      「情報や機密を掴むためアイドルやってる」と言うが、それはむしろ六芒均衡をやってる理由ではないか?
    • 本人は「自分くらいのアイドルになるとみんな勝手に話してくれる」と言うが、どんなに人気があろうとアイドルは部外者である。部外者に不用意に情報をもらしてしまうほどの出来損ないアークスがはたしてそんなに大勢いるだろうか?
      • もしいたとしても、すぐに上層部に気付かれてしまいクーナはシップへの立ち入りを禁じられるはず。
      • アークスが「あちこちの惑星にコナかけてはトラブルを起こしてアークスの軍事力が必要になる状況に陥れて宇宙での勢力圏拡大を狙っているチンピラ集団」とすれば、そんな連中をおだてて情報を抜いているというのはしっくりくる。
    • 人気アイドルになればなるほど目立った行動ができなくなるし、需要が増えれば仕事量も増え、ライブなど「情報収集にならない活動」に多くの時間を割くことになる。むしろ情報収集の機会は減る一方ではないだろうか。
    • 何より、アイドルにうつつを抜かすような平アークス連中の情報にそこまでの価値があるのかが疑問。
      情報はともかく機密など知っているはずもなく、やはり「情報や機密を掴むため~」というセリフの辻褄が合わない。
  • 本人は二度にわたって「(自分は)見てくれがいい」と発言しており、アイドルとしての使い道があったおかげで始末されずに済んだという。
    しかし、情報収集のためにアイドルという設定に整合性が取れないため、単に研究部にそういう趣味の者がいただけなのかもしれない。
  • そもそもの話として、雇い主である虚空機関(ルーサー)からすればクーナに情報収集をさせる必要性が無い。
    • ルーサーは絶対令というびっくりするほどお手軽に使えて記憶の改竄すら容易な御都合技能が使えるレギアス君を手駒にしているため、真正面から絶対令で情報を聞き出し口止めをするだけで好きなだけ情報が集められるのである。
    • お手製の偽クラリッサを持つ3代目クラリスクレイスもある程度は動かせるため、手駒は充分に足りている。
    • 六芒均衡は目立つのが問題だとしても専属のスパイを用立てれば良いだけで、その場合はアイドルなんてやらせる理由は欠片も無い。
    • 裏切らない忠実な部下が欲しい可能性もあるが、本編でしっかり裏切られている辺りその辺りを対策したとは思えない。
    • 結局は「宇野がやりたかった」以外の理由がまったく無いのが現状である。
アイドルだけでも忙しいハズ
  • アークスに大人気(自称)なアイドルであり、六芒均衡であり、始末屋であり、アークスに対するスパイ。ここまで来ると彼女のスケジュールがとても気になる。
    • 自称とはいえ人気アイドルであるならば一般のツアーやライブに加えてアークスへの慰問やイベントの出演など、アイドルとしての仕事だけでも大量にあるはず。
      その上で六芒均衡や始末屋を兼任などすれば非現実的レベルに忙しくなるのは想像するまでもない。
    • 仮に、六芒均衡や始末屋としての仕事が少なかったとしても、アイドルとの仕事がブッキングしてしまった場合はどうしてもどちらかを優先しなければならないだろうし、常識的に考えると六芒や始末屋の任務を優先することになるはず。
    • しかしそうなると大人気アイドルがライブなどをちょくちょくドタキャンするなどの問題が発生してしまう。経済的にも人気にも大きな損失が発生するし、なにより騒ぎになって噂くらいにはなりそうなものだが…
    • ただこれで成り立っている辺り六芒均衡や始末屋とはとても暇、あるいはそれらのアイドル業務よりも優先度が低いのだろうきっと。
  • 一応これらの問題はクーナの替え玉を用意する・ライブなどは録画で誤魔化すなどの方法が取れないでもないが、そこまでしてアイドル兼六芒均衡兼始末屋兼スパイなどをさせるというのもそれはそれでおかしな話である。
正体を明かすべきではない
  • 聞かれてもいないのに正体も所属もばらしている。*15
    • アイドルとまったく同じ名前を名乗るというのはあからさまな偽名に見えるのでまだ良いのだが、よりにもよって所属をバラしてしまうのは…
    • それでいて「こういうことには向いていないのだから、それでいい」と開き直る始末 *16
    • 聞いたことを喋ろうと消されるだけだから大丈夫らしいが、だからといって周囲の人間に喋ったら消されるような事をペラペラ話すというのは一種の無差別テロ行為とも言える。というか実は主人公を消す気マンマンだろお前
    • いくら気付かれたといえ、この時点ではヒラ隊員でしかない安藤と行動を共にするのはあまり褒められた行為ではない。
      ストーリーでも通り過がりのオーザやマールーと共闘しているが、研究部の方で問題にはならないのだろうか……?ならばいつも透明である意味とは?
六芒均衡なのに7人目
  • いくら「零番目」とはいえ六芒均衡と言いながら7人、人数が奇数というのは均衡しているのだろうか…
    • 四が欠番なのでなんだかんだ6人で均衡は取れているよね、とか言っていたらゼノが補充されたために正真正銘の7人体制に。バランスを取れや。
    • 6人と思わせておいて実は7人でした!というトリック自体はよくあるのだが、この手の思考の罠をまったく活かさずにとりあえず出しましたというのは稀なケース。ぶっちゃけやりたかっただけという奴である。
ハドレッドの始末
  • 幼なじみのハドレッドを「裏切り者」として始末しようとするが、ハドレッドが具体的に何をしたのかPCには話してくれない。
    • 「裏切り者と聞かされたから」「あいつは裏切り者、それ以上でも以下でもない」と言い張るばかり。挙句の果てに「裏切り者は裏切り者なんです!」と逆ギレする
    • PCに指摘されるまで少なくとも1ヶ月半もの間ハドレッドが裏切った理由を考えようともしなかった
    • ハドレッドがなぜ裏切ったのか分からず葛藤するが、そもそもどんな裏切りをしたのかを教えてくれないのでプレイヤーは蚊帳の外である
(議論中)
アークス上層部が必死に隠蔽している事を歌でネタバレしている。*17



ここが変だよ六芒均衡

元々PSシリーズと関係のない同人ゲームの設定をPSOの三英雄に無理やりねじ込んだものなので当たり前だが、不自然な点が多い。

資料:メンバーの変遷

+ メンバーの変遷・ソースはあの年表
年代 1 2 3 4 5 6 備考
198 レギアス マリア カスラ アトッサ クラリスクレイス ヴォルフ
199
200
201
202
203
204
205
206
207 死亡
208
209
210
211
212
213
214
215
216
217
218
219
220 死亡
221
222
223
224
225
226 二代目
227 死亡 死亡
228 特攻
229
230 二代目
231
232
233
234 三代目
235 ヒューイ

六人組

アークスの偉い人が六人組である合理的な理由がない。逆に、六人組では都合が悪い点は有る。
  • Eトライアル時やコスチュームなどで見られるアークスのシンボルは★五芒星であり、✡六芒星ではない。
    • 六芒星はダビデの星とも言われ、古く、伝統的で強い宗教的な意味合いを持つ。これを巡って大きな問題に発展したケースも少なくない。(FC忍者龍剣伝など)そのため六芒星をシンボルとするのを避けるのは妥当である。
    • となるとシンボルが五芒星なのだから五芒均衡で良いじゃないかという話にもなるのだが、宇野氏は『六芒(紡)均衡』という設定によほどの思い入れがあったのかその辺りのすり合わせを放棄したようだ。
      結果として五芒星がシンボルマークの六芒均衡(7人)という統合性もへったくれもない状態になっているのだろう。
      それならそれで同じ『送還』から『破魔五芒』でも良かった気がするのだが……。このあたりはデザイナーとの関係も入ってくると思われるので、宇野氏だけの責任ではないかもしれない。
  • パーティ人数上限は4人。残念ながらシングルパーティエリアやソロクエストでは六人全員揃って戦うことはできないことになる。ただしエマージェンシートライアルでの乱入も込みで考えれば6人体制は可能。
    • マルチパーティエリアでは上限が12人となるが、そうすると後6人の空きはどうなる?
  • 一応ブレイバーやデューマン実装前はクラスの数が6、種族の数も3(男女で6)で、メンバーを各種族・各職に割り振るのには都合がよかった。
    とはいえこれは「おさまりが良い」だけの話であり、種族の追加やクラスの追加を考えれば「あるべき姿」とは言いえない。そのため全クラスや種族・性別を均等に振り分けること自体は意味がないし、さらに言えばキャストは「元人間」なので「種族」としてのカテゴライズには疑問が残る。
    • 実際スレでも「1番と2番がキャストの男女、5番と6番がヒューマンの男女、3番がニューマン男なので現在空白の4番はニュマ子ではないか?」という予想もあった。そのため4番がエコーではないか?という変化球の予想も。さらに踏み込んで「一人一席と思わせて実は二人で一人=パティ&ティアが4番ではないか?」という予測をしているプレイヤーもいた。このあたりの考察は「六芒均衡」という名前からバランスを取るはず、という前提での予測からで、これはこれでなかなかおもしろいものではあるのだが別に六芒均衡自体に意味はなく、単にシナリオライターが自作同人設定を持ち込みたかっただけである。完全に「ただの深読み」という残念な結論になってしまった。
    • しかし現在、六芒均衡のクラス割はHu,Hu,Te,Ra,Fo,Fi(?)となっており、種族もキャスト2名ニューマン1名ヒューマン3名となった。


六芒均衡の選出基準

  • 「規範となるべき立場」なのに「実力だけで選定される」
コフィーとの会話で「六坊均衡はアークスの規範となるべき立場である。しかし、実力のみで選ばれるので、彼らに規範であることを求めるのは酷だ」と語られる。
+ 画像
(C)SEGA
  • 規範となるべき役職なのだから、性格を考慮せずに実力のみで選ぶのはおかしいのではないか?
  • 《問題なし/解決》
    『三英雄』は襲名制のため「実力があれば誰でもいい」わけではない。『偶数番(イーブンナンバー)』は「三英雄がルーサーの命令で人々に背くようになった際にこれを止めらること」が至上目的なので、(もちろん人格者であることが望ましいのは間違いないが)何よりも三英雄に匹敵する戦闘力を持っていなければならない。「規範となるべき立場」との整合性が取れなくなってしまうが、『三英雄』と『偶数番(イーブンナンバー)』の関係、六芒均衡の存在理由から考えると「アークスのトップとして人格者のレギアス」「レギアスを含む6名の合議制」という表向きの情報から尾ひれセひれがついてしまい「規範となるべき立場」と勝手につけてしまった……とすると自然にはなる。そのように言及されている場面はないのであくまでも憶測にすぎないが。
  • コフィーは「実力のみで選定される」というが、何を以って「実力がある」となるのかははっきりしない。
    • ヒューイによれば、実力とは「力の強さ」「生存率」であるらしい*18
      また、安藤の戦いぶりを見たカスラは「時期が違えばレギアスあたりが次代に推していたかも」と発言している*19
      これらの事から、実力=戦闘能力と見てほぼ間違いないだろうが、そうなると劇中で桁違いの強さを見せているゲッテムハルトが選ばれないのは不可解である。
    • 十数年も空座になっている番号もあるため、「現在いる中で一番強ければ任命される」というわけでもなく、かなり厳しい基準がある模様。
      • 少なくとも「五番」のクラリスクレイスに関しては初代クラリスクレイスのアルマ同様「クラリスクレイスのフォトン傾向」を持っている必要がある。
  • どのような基準で配属先(番号)を決めるのか
    • 三代目クラリスクレイスは、先に空席になった四や六ではなく五に配属されており、「空いた順」ではないらしい。
      これは三英雄に対する偶数番(イーブンナンバー)の存在があり、3代目クラリスクレイスはクラリスクレイス(=三英雄)にしかなれないため。
    • 同時に空席になり、またどちらも偶数番である四と六のうち、ヒューイは六に配属された。この事から「番号の若い順」でもないらしい。
      • かなり無理のある解釈だが、一のレギアスに対して二のマリアは近接戦闘に優れたタイプ。三のカスラと四のゼノは瞬発力こそないものの、どちらも中距離以上のレンジを得意とし、持久戦や単独行動ができるタイプ。五のクラリスクレイスと六のヒューイも法撃と打撃の違いはあるものの同様に戦闘に優れている。加えてヒューイの創世器「破拳ワルフラーン」はテクニック攻撃を弾き飛ばすなどの特殊能力もあるようで、人間関係も加味すればクラリスクレイスキラーとしての適性がある。このように「三英雄に対して同等ないしメタになる」ことがナンバリングの条件ではないかとも考えられる。
  • 「実力」の基準が何であれ、既にいるメンバーよりも「実力」に優れる者が現れた場合はどうするのだろうか?
    • 6人という数に拘って代替わりさせると、せっかく経験と実績を積んだ者を意味もなく降格させることになってしまう。
    • 《問題なし》
      『三英雄』はアークスの暗部であり、その首魁レギアスはアークス存続のためにルーサーと取引をしたため、少なくとも三英雄が欠員による補充ないしルーサーの意向以外で代替わりする必要はない。特にレギアスは自身の罪ともいうべき行いを次代に背負わせることになってしまうため。彼が老齢でありながらアークスのトップに居続けるのはそのため。偶数番(イーブンナンバー)は彼ら三英雄を倒しうる実力者であればだれでも構わないので、優れたほうが六芒均衡になればよい。『経験と実力を積んだものを意味もなく降格』させることはアークスにとってはマイナスだが、六芒均衡自体がアークスにとって必要なものではないため、この場合は「より優れたものがその席に座る」ことが正しい。
    • すでに0番がいるが、実力者が6人を超えると00番とか000番のように増えていくのだろうか・・・?
    • 《問題なし》
      クーナの零番は六芒均衡の枠組みではなく、一見従順に見えるレギアスに対してスパイとしてクーナを「六芒均衡としての権限を与えて」送り込んだだけで、レギアスやマリアもクーナとほとんど関わりがなく、言及されることもない。そもそも六芒均衡自体が表向き合議制と言っているだけで組織として意味のないものなのだから、そこにクーナを送り込んだところで何の意味もない。
      また、ルーサーが倒されたために六芒均衡自体が解体され(宇野氏としては意地でも六芒という名称は残したいようだが)新規にメンバーを加える必要がなくなった。

三英雄と偶数番

  • 三英雄とは
    • 40年前の大戦で活躍した(という触れ込みになっている)三名が「三英雄」と呼ばれるようになった。同時期に六芒均衡も設立される(年表より)。
    • 三英雄の使命は「アークスを守る」ことだが、アークス存続のためにはマザーシップが必要不可欠であるため、実質的な使命は「マザーシップの防衛」である(カスラ談)。
      • たとえアークスが滅んでもマザーシップさえあれば再建できるため、アークスの人員やダーカーなどは実はどうでもよく、ただマザーシップの存続のためだけに動くのだという。*20
    • しかしながら、アークスの前身であるオラクル設立から三英雄が設立されるまで1148年もの開きがあり、この間にオラクルやマザーシップを防衛していなかったとは考えられない。なぜ今さらになって専門機関を発足したのか。
      この点は後に解説されており、ダークファルス【巨躯】との戦いで壊滅的なダメージを受けたアークスをまとめるため。もともマザーシップの防衛自体は行われていなければならないので「三英雄によってなされる」というよりは、もともとあった役目を引き継いだ(という名目だが、実際は三英雄自体はお飾り)。
  • 三英雄は襲名制になっている。
    • 襲名とは、先代の名跡を継ぐことでその信頼、権威、伝統などを継承し、また後世に存続させるためのもの。
      この場合は、ダークファルス【巨躯】を倒したという「優しい嘘」の象徴として名跡を利用した可能性が高い。
    • ルーサーによれば、初代クラリスクレイスはアルマである。当然、どちらが実名なのかという疑問が生じる。
      • この点はEP5までに解決しており、クラリスクレイスはフォトン傾向の名称。初代であるアルマの持つフォトンが人格を持ったものをこう呼称したことが始まり。
        二代目クラリスクレイスのマトイ、三代目クラリスクレイスのイリスも同様のフォトン傾向を与えられているためこのように名乗っている。そのためクラリスクレイスは称号、またはコードネームのようなものだろう。
        しかし「六芒均衡」で「三英雄」に「クラリスクレイス」という極めて限定的な対象にコードネームを用いる必要があるのか。
        要するにシナリオライターが『送還』からのキャラクターとして特別扱いしたいという意識が強く出すぎたためであろう。
      • レギアスやカスラもあるいは実名ではないのかもしれない(?)
      • 《問題なし》:実名の可能性が高い
        EP5でアルマがルーサーを「あれはスーくん、カスラだよ」と発言している。クラリスクレイスは実名を別に持っているが、それは「クラリスクレイスという能力を持っているため」だが、カスラは初代カスラのクローンである。そのためカスラは「カスラ」以外の実名を持つ必要がない。また、レギアスもマリアも同様の愛称で呼んでいることから実名である可能性は高い。

  • 偶数番(イーブンナンバー)とは
    • 劇中ではあまり詳しい説明はされていないが、三英雄を監視することでその権力の暴走を抑止する役目を持っているらしい。
    • 「三英雄」「六芒均衡」は同時期に設立されたので、三英雄を特権階級に据える際に抑止力としての偶数番も同時に設置したのだとされている。
    • しかし、絶対命令権などというべらぼうな権限を与えてしまっている時点ですでに抑止力どころの話ではなく、権力暴走を危惧するならそんな権限を与えないことがまず第一である。
    • それなのに、抑止力であるはずの偶数番まで絶対命令権を持っている。これではかえって権力暴走の危険因子を増やすばかりであり、逆効果である
    • 三英雄と拮抗する役目でありながら、なぜ同じ「六芒均衡」で一括りになっているのかは不明。別々の組織にすると不都合でもあるのだろうか
    • 《問題なし》:三英雄を自由にさせないことが偶数番の真の目的だから。
      絶対令を利用した権力の暴走という可能性を内包しているが、実際のところアークスはルーサーのものであるため「三英雄や偶数番が絶対令を用いてアークスをわが物とする」ことはできない。作中ではルーサーの尖兵となったレギアスに敵対した安藤とマトイに協力し、アークスが完全にルーサーのものとなる直前で食い止めた。
      また、偶数番のメンバーは普段は色々とアレな人物が揃っているため三英雄が自由に動けない立場になっていることからも、「三英雄と偶数番は同じ組織である必要がある」「偶数番は三英雄のブレーキである」ということができる。

  • アークシステムワークスの名作格闘ゲーム「BLAZEBULE」の六英雄が元ネタと思われる。
    かつてあった大いなる脅威との闘いで活躍し、最終的にそれを打倒した者たちに贈られた呼び名。
    その功績から英雄と呼ばれはしたものの彼らの多くはいろいろと問題のある人物で、人格者と呼べる者は少ない。彼らは終戦後に全員行方不明となっている。
    • PSO2では「六英雄→六芒均衡+三英雄」「かつての戦いで大きな功績を上げたつわもの」「英雄」「一癖も二癖もある」といった部分を持ってきているが、彼らをアークスの司令部へと組み込んでしまったためいろいろと不整合が出てしまっている。

創世器


番号 名前 創世器 備考
0番 クーナ マイ 腕に装着するツインダガー
1番 三英雄レギアス 世果(ヨノハテ) カタナ(外装を付けてソードとしても用いられる)
1番 三英雄レギアス 創世(ツクリヨ) カタナ
2番 マリア ラビュリス パルチザン(形状は斧に近い)
3番 三英雄カスラ フローレンベルク 巻貝形のタリス(感謝祭の設定画より)
4番 ゼノ ナナキ ガンスラッシュ
5番 三英雄クラリスクレイス 灰錫クラリッサⅡ ロッド
6番 ヒューイ ワルフラーン ナックル
番外 テオドール ライノルト シェイプウェポン(大剣・槍・短杖に変形する)
番外 ユクリータ アウロラ ツインマシンガン
番外 マトイ 白錫クラリッサ ロッド
番外 マトイ 明錫クラリッサⅢ ロッド
番外 断翼ロート=ラウト ダブルセイバー
※断翼ロート=ラウトはPSO2es側のもので、持ち主が不明。
PSO2本編にはアイテムだけフィードバックされている。

  • ここが変だよPSO2も参照。最終兵器、オーパーツ扱いされている創世器だが、やはりというかこちらもおかしな点が多い。
  • 採算性度外視のプロトタイプ、という触れ込みの割にワイヤー・ライフル・ランチャー・バレットボウ・デュアルブレード・タクトなどの創世器が存在しない。
    • 特に射撃周りが致命的で、Raにいたっては武器が全職共通のガンスラッシュ以外ひとつも無いという有様。
      更にRaを六芒均衡に入れておきながらガンスラッシュを使わせるというこれは新手のイジメか何かなのだろうか…
    • EP3の外伝でようやくツインマシンガンの創世器が出た。…が、これはこれで人が変身したものというまたおかしな設定になっている。
  • 他でも言及されているが、ヨノハテというカタナを無理矢理ソードにして使うという訳の分からない事をしている。
    • 六芒内ですら普段はコモン武器で戦いここ一番で創世器を使う人がいるにも関わらずである。ヨノハテ接着レギアス君
      • ヨノハテ問題はEP2で喪失し、カタナ型創世器・創世(ツクリヨ)と交換することで一応の決着はついた。だが一方で「なぜ折れた世果を修復しなかったのか」という疑問が生じる。
        マリアの創世器ラビュリスは使うごとに破損しており、都度ジグが修復していることは幾度かイベントでも示唆されている。であれば世果を修復できないとは思えない。
        ラビュリスは見た目に大きな変化はなく、世果は完全に真っ二つに折れてしまっていたため「破損の度合いによっては直せない」とすれば説明もつくが、彼は3つに分割されてしまった白錫クラリッサをしっかりと修復しているのでやはり不自然。
        そもそもジグは創世器を作ることができるので直せないとは考えづらい。直せないのなら同じものを作るのでもよかったのでは?
        結局、おかしいおかしいと言われ続けたたヨノハテ問題をぶっ壊してなかったことにしたからセーフ、とするためであったと言わざるを得ない。
      • 《問題なし(一部解決)》:世果が再生できなかったのは魂が損なわれていたから。
        EP6でジグから解説がある。ラビュリスは毎回壊れて入るものの入れ物であれば修復することができるとも言っており、上述の問題に対するほぼ完全な回答になっている。クラリッサの出自はわからないものの、シオンの影響下にあるため他の創世器とは一線を画したものであろうことは伺える。ただし、これによって「ジグの作る武器はいずれ創世器に至る」や「作ろうと思えば作れる」という発言との不整合も強まってしまったとも言える。
      • EP6創世器はときに人格を持ち、自分で使い手を選ぶという新設定が明かされた。どんどん不整合が大きくなり、いよいよ元々の設定とのすり合わせができなくなった。
  • そもそもこの創世器自体も「BLAZEBULE」に登場する「事象兵器アークエネミー」に非常によく似た設定をしている。
    事象兵器アークエネミーは自我を持ち自ら持ち主を選ぶとされ、絶大な力を持つ反面使用者は「何か」を失うとされている。『六英雄』の多くはこれを持つ。命名法則や「ものすごく強い」といった設定はよくあるものだが、ジグを中心とした製作プロセスの曖昧さ、「なぜ強いのか」「何のためにあるのか」といった重要な部分がごっそり抜けているため、おそらくはこれが元ネタと見て間違いないだろう。


絶対命令権(絶対令、アビス)

  • 部署や体系もあやふやな組織だというのに六芒均衡は「絶対命令権」を持っているというのは最初期からの設定。
    顔も知られていないのに絶対命令も何もあるかとネタにされ続けていたが、いざ蓋を開けてみれば命令権とは名ばかりの催眠術であった。
    • 「絶対令」も劇中で使われている正式名称であり、読みは「アビス」。実質的に3通りの呼び名がある。
      『PSO2 EPISODE1&2設定資料集』にて「絶対令が通用するのは、アークスになった際に遺伝子操作を受けるから」という設定が明かされた。
  • 「絶対令」がEP2第5章で発動された。
    • 使い方
    • ①執行者自らが執行理由・執行内容・発動者名・アビス! と言う
    • ②アークスが催眠状態となり、目が赤く発光して執行者の命令に従うようになる
    • ただし、後にゼノが個人的なとてもどうでもいい理由で使えていたので制約はほぼ無いようだ。
    • …なんかどっかで似たよう物をコードでギアスな作品で見たような気もするがきっと気のせいだろう。
  • アビスはアークスであれば必ずかかるらしいが、六芒均衡だけは例外として効かないらしい。
    • 六芒均衡に絶対令が効かないのは「そうでなければ均衡できないから」。理屈的にはまったく説明されないいつものアレである。
    • いちおう設定資料集の情報まで加味すれば、六芒均衡は特別な遺伝子改造を施されているのだろうとか推察出来るが、ゲーム内ではまったく触れられない。
    • 案の定というか色々と例外があるようで、マトイやエコーそして我らが安藤など効かない場合もある。
      • マトイについては後に二代目クラリスクレイス(つまり元六芒均衡)だった事が判明するため比較的納得出来る。設定まで加味すると出自が特殊なため改造そのものを受けていないか。
      • エコーについてはゼノが絶対令を先にかけておいたのでセーフというびっくり理論で通用しないらしい。こんなネタにすら気付かず絶対令を弾く思わぬ逸材がいたねとか言っちゃうマリアとは…
      • 安藤については何のフォローも無し。本当に何処にもフォローが無いため誰にも分からないのが現状である。それで良いのか…
  • これだけ恐ろしいアビスだが、制約は無いに等しいようでやりたい放題の一言で権力の暴走(物理)な状態である。
    • 六芒なりたてのゼノがマリアすら知らない所でエコーに使っている辺り、手順を踏まなければ使えないといった事も無いようだ。
    • EP2でレギアスが使った場面を見る限り、映像越しとはいえ超広範囲に使える上に割と大雑把な命令ですらフルオートで動くという極悪仕様。
    • 更にゼノの例を見るに記憶や認識の改竄すら容易、あまりに極悪非道で論理間もへったくれもないシステムである。
  • しかしわざわざこんな大層なものを用意する必要があるのかは疑問。
    • 通常の組織であれば命令に従わない者は降格や除名などの処分をすることである程度の規律を保つ。
      たとえ階級も組織図も存在すら不明なアークスといえど「六芒均衡は偉く、そして強い」は何故か共通認識のようなので、よっぽどの命令でも無ければ基本的には素直に従うはず。
    • こんな物を使わなければ聞かないような命令を出す機会があるとでも…仮に裏切り者を止めるためとしても過剰であるし、何より具体的に裏切ったゲッテムハルトについて使わなかったりと本格的に存在意義が不明。
    • 唯一ルーサー(と脚本)にとっては都合のいいシステムなのでそういう事かもしれないが。なおルーサーが作った可能性も無い訳ではないが、その場合はルーサー自身が使わない・六芒均衡に効かないなんてルーサーに都合の悪い要素を残す訳が無いのでこの線は非常に薄い。
    • 更にこんな極悪システムなのにパティ&ティアの発言やカスラの口ぶりから特に存在を隠されてはいない模様。
      しかしカスラも言っている通り、たとえ命令に不満がなくとも絶対令の操り人形にされることには誰でも抵抗があるはず。不満を募らせた者がアークスを辞めてしまったら、人手不足に拍車がかかってしまうのではないだろうか?その時には「辞めるな」という絶対令をかけるのだろうけど
  • 絶対令は、絶対令でかき消すことが可能とされているが、そうなると絶対令剥がしごっこが成立してしまう。
    • 例:①六某1がみんなで安藤を殺せと命令→②六某2が六某1の命令を破棄→③六某1がみんなで安藤を殺せと命令(①に戻る)
    • これでは「どちらかが疲れてやめるまで永遠に続く」という子供の喧嘩である。本来であればこの手の能力には回数制限や連続仕様は不可など縛りがあってしかるべきではあるが、これらが判明する前に絶対命令権は物語から消えたので真相は闇の中である。
    • なおゼノがエコーに絶対令をかけた所、特にかき消されるでもなく普通に弾く(上記例であれば②を無視)という上記と矛盾する現象が起きているため、設定が判明した所でガバガバなのは目に見えている。
  • EP2第5章で、クーナが全アークスに中継を行い、レギアスの絶対令を解除している。
    • そのために証拠が必要なのか、レギアスの出した命令の根拠が全てデタラメであることを示し、さらに「都合の良い現実ばかり見るな」「自分の頭で考えろ」「みんなはコマじゃない」とお説教をする。
    • これまでプレイヤーが度々思ってきたことを代弁してくれたクーナだが、ここでは操られてるのだから仕方ないのでは・・・
    • しかし、目が赤く発光している状態の無名アークスたちはそのデータを見て驚いている。
    • この描写からするに、絶対令は「拒否権のない強制命令」と言いつつ命令の根拠が崩れれば通用しなくなるのかもしれない。
    • 解除してから説明するならともかく、命令の根拠を示してから六芒マーク出して解除!とやってるので、どうしてもアークス総マヌケ化は避けられない。
    • そもそも後から上書きできるならマリアが打ち消せばよかったのでは。
  • EP2第6章にて、エコーが絶対令をうけつけなかったのはゼノが事前に「自分の頭で考えろ」と絶対令をかけたからだ、と弁明されているが……
    • ゼノの項でも触れているが、絶対令を受けた側は「絶対令を掛けられた事」を覚えているため、色々と辻褄が合わなくなってしまう。また、上書き有効のルールに従えばゼノの命令はレギアスの絶対令で上書きできているはず。ものの言い方で抜け道があるのならそれは「絶対」なのだろうか……。
    • マリアの発言「絶対令を弾いてる、思わぬところに逸材がいたもんだね」は盛大な勘違いということになる。本当に絶対令を受け付けないならゼノの絶対令も効いていない筈。
      • ついでにいうとこのマリアの発言「絶対令を弾いてる、思わぬところに逸材がいたもんだね」にも問題が潜んでいる
      • この発言は裏を返せば「絶対令が効かないのは個人の体質である」ことを示している。
        エコーの絶対令無効化の真実がどうあれ、エコーに絶対令が効いていないのを見ただけで逸材だと判断→逆に言えば、生まれつき絶対令を弾く人間(=逸材)が存在するという証明になる。
  • これらの要因から推測すると、六芒均衡の選定基準は「生存能力」でも「実力」でもなく、均衡システムを維持するための「絶対令を弾く体質の有無」と構成員が与えられる「創世器に選ばれる適性」なのかもしれない。とはいえ絶対令自体はEP3で封印され、EP3外伝で登場したアウロラにより「創世器に選ばれる適正」=ユクリータも六芒均衡候補となってしまい、説得力が弱くなってしまった。
  • トドメにEP4では六芒均衡システム自体解体。宇野の持ちネタであるためなんとかして「六芒の皆さん」という表現で生き残らせたい模様。
  • 結局、不整合の塊であった絶対令システムはEP3でシャオから封印がなされることになった。要するにシナリオライターが「操られた味方と戦う」シチュエーションを書きたかっただけで、後に繋げられなくなったからであろう。
  • ところがEP6で実は総司令のウルクには絶対令を行使する権限と、封印を解除する権限が与えられていることが唐突に明らかになった。しかも総司令の一存で簡単に封印を解除できるというザルっぷり。封印でもなんでもない。
    • これまでの絶対令・○○せよ!というコマンドから絶対令封印解除→絶対令・○○せよ!というワンクッション置くだけに変更されたことを封印と表現するのだろうか?
  • 《EP6の絶対令の問題点》
    封印されていない
    EP3開始時点でシャオから「絶対令(アビス);は封印した」と明言されている。しかしその後EP4開始までの2年間とEP4・EP5をまたいでもアークス達に施された遺伝子改造には手を付けておらず、解除処置が一切されていないことが発覚。
    また、それまでに生まれたであろう新生アークス達にも同様の改造が施されていることも確定。
    六芒均衡が使用できなくなっただけでこっそり総司令は使えるようにしていたというのであればそれは封印とは言わない。また、EP4で組織を一新とうそぶいていたが結局アークス達は首輪を付けられていることに変わりはなく、体制も全く変わっていないことも明らかになっている。ルーサー時代となにか違うのか。
    • EP6の1章でウルクによる絶対令の行使があった。内容は「全アークスの強制帰還」。これにも問題が発生しかねない。
      まず、絶対令はアークス個人に施される遺伝子改造である。これによってアークスの行動を強制するわけだが、この機能を用いてアークスがシップに強制帰還させられるのであれば、シップへの帰還機能はアークス個人の能力でなければ不都合がある。あるいは「帰還手続きを強制的にとらせる」ものかもしれないが、それはシップ側の機能にもある(緊急クエストなどでもたびたび緊急離脱・緊急帰還などを行っている)ため絶対令を使う必要がない。いずれにせよこれだけの不整合を抱え、封印までされたと嘯いていた絶対令を使ってまですることではない。

六芒均衡とは何なのか

ヒューイのイベント:俺の名はヒューイ!
ヒューイ:あ、オレ? オレはヒューイ。
     アークス六芒均衡の六をやってるの。
     ……そうそう、あの偉い連中の一人。
EP1第8章より
エコー:六芒均衡って!
    アークスの一番上の……!?
※補足
 エコーの言う「アークス」を「目的をダーカー殲滅に変更した後の船団全体*21」と取るか、
 「船団内で編成された惑星調査部隊*22」と取るかによって意味が異なるので注意
EP1第9章より
クーナ:……六芒均衡カスラ。
    どうして貴方はそこまで
    知っているのですか。
カスラ:もちろん、私が六芒均衡だからです。
   :統べる力を持つ者は、その責務として   (※「統べる力」とは絶対命令権のことか?)
    万事の因由を把握しておかねば
    ならないのですよ。
これらのセリフからすれば、六芒均衡はアークスの一番上であり、統べる力を持つ偉い存在であるらしいが、
そもそもアークスの権力構造がはっきりしていないため、彼らが具体的にどういう立場なのかは謎に包まれている。
何より「一番偉い人たち」というだけでは六芒均衡が何なのかを説明したことにはならない。

前述通り、六芒均衡は「力の強さ」「生存率」といった戦闘能力に優れる者が選ばれるらしいが、
あえて言うまでもなく、戦闘能力に優れる人材は戦闘員として運用するのが至当である。(それこそ「適材適所」というもの)
場数を踏んでいるので前線で指揮を執ったり作戦を練ったりするのは良いとしても、
組織全体の管理運営や最終的な意思決定などは、他にその担当者を置いてそちらに回すのが当然。(それこそ「役割分担」である)

事実、六芒とても「アークス」や「組織」に任務や命令を言い渡されており*23、やっている事は普通のアークスとあまり変わらない。
マザーシップの存続を図る「三英雄」とその権力暴走を抑止する「偶数番」という設定はあるが、これは六芒均衡全体の役割ではないし、非常時のみ。
普段は思い思いの場所で単独行動しているばかりで、これといって六芒ならではの義務や責任を負っているようには見えない。
これについては六芒均衡自身も認めている。

ヒューイのイベント:六芒均衡って何するの?
ヒューイ:六芒均衡になっても、オレには
     人助けぐらいしかできないし
     他にやることもないしな!
    :六芒均衡と言ってもそんなもんだ!
     結局やれることは人一人のもの!
     両手に余ることはなにもできない!
カスラのイベント:絶対令とは
カスラ:六芒均衡と普通のアークスの違いなんて
    そう大したものでもありません。
    もっと気軽に接してほしいものです。
   :まあ、絶対命令権……絶対令をもつ
    こちらに気をつかうというのも
    わかりますけどね。
「規範となるべき存在」「士気向上の旗印」というマスコット的な役割を踏まえても、
(設定上はどうあれ)六芒均衡は「戦闘員の中で一番階級が高い連中」くらいの扱いしかされていないのが実情と言わざるをえない。

もしも六芒がただの前線指揮官・精鋭部隊でしかなく、惑星調査隊「アークス」(狭義)を束ねている本当の意味のトップが
ダーカー殲滅船団「アークス」(広義)に別途存在するのだとしたら、それらが劇中に全く登場しないのも疑問だし、
ただの中間管理職に「一番上」だの「トップ」だのずいぶん紛らわしい言い方をしているものである。

逆説的に言えば、六芒均衡のおかしさはそのまま背後にダークファルスがいることの伏線として機能している面がある。(ただし、初期のシオンは「人間の言葉が理解できていない」とのことだったのに、EP2第2章のシャオの説明では、「人間の言葉を使わないのは自分をルーサーに理解させないため」になっていたので、どこまで予定していた伏線だったかは定かではない)
ルーサー排除後は命令系統が組み直されたり、六芒均衡は単なる実力トップ組であるという(ある意味)あるべき姿に直されている節がある。



コメント

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  • アビスの仕組みがどうにもよくわからん。ゼノがエコーに先にアビスをかけたからレギアスのアビスを弾いたとするなら、クーナのアビスがモブアークスに効いた理由は?後からかけた方が優先されるならゼノのアビスは上書きされて消えるだろうし、偶数番優先というならクーナは数学的には偶数とはいえアークス的に偶数番ではないし、均衡とか言いながら片方の勢力に絶対権限最強アビスを与えるのでは偶数番が暴走したときの抑止力は?ってことになるし。数字が大きい方とか小さい方といった優先順位があったとすると、大きい方優先だからゼノが 優先されたならクーナのアビスは最弱になるからレギアスのアビスを消せないし、小さい方優先だからレギアスのアビスをクーナが消せるならゼノのアビスもレギアスに消せる。ゼノとエコーの信頼とかいう部分がアビスの強度に関わってくるなら、アビスを使われたところで身内と戦うとかできるのかっていう部分に疑問符がつく。クーナは零で均衡の外側だから六芒全員より上の権限があったとするならその描写をしないといけないし、アークスに安藤を殺させるつもりだったルーサーがその状況を覆せるクーナを野放しにするのがおかしくなる。クーナ自身に大した力はないし子飼いの暗殺者なんだから実行日前に消しておけるだろうし、消さない理由がない。アイドルとしての利用価値も、アークス自体を捨てるなら必要無くなってる。 - 名無しさん (2018-04-22 17:17:02)
    • アビスが遺伝子操作によるものであれば、受諾者が発令者を「六芒」であると認識していなければならない。逆に「六芒」であると思い込ませれば誰でもアビスを発動できることになる。 - 名無しさん (2018-10-17 14:23:58)
      • アークスは遺伝子レベルで改造されているからこそ「相手がそうであると認識しないと発動しない」なんていう条件はおかしいでしょ。六芒均衡は大して顔も知られてないんだから、「コイツ誰?」ってなったらそいつにはアビスが利かないことになる。そんなことはないでしょ。 - 名無しさん (2018-10-17 16:56:20)
  • レギアスがアビス発動を受け入れたのもおかしい。ヒラアークスでしかない安藤ひとり消したいならモブ全員けしかける必要なく、自分が出れば済む話。ルーサーが目的を果たすまでの時間稼ぎだったとするなら、アークス全員けしかけるなんて無用な犠牲出しかねない真似をせずとも、そういうのが得意なカスラを送ればいいはず。 - 名無しさん (2018-04-22 17:18:12)
    • アビス使ってまでヒラアークスをけしかけたのは、六芒均衡が衝突したときにカスラが時間を稼いでも足りない可能性があったからじゃないかな。時間稼ぎはできるならどれだけでも稼げたほうがいいしね。ヒラアークスを使ったのは、安藤&イーブンナンバーVS3英雄でつぶしあいをしてしまうと安藤が消耗しすぎてルーサーを止められない可能性が高かったから、という風に考えてるけど、どうだろう? - 名無しさん (2018-04-25 16:29:16)
  • ソースがピクシブ百科事典だから、ゲーム中だとどこで確認出来るか知らんが六芒はルーサーが三英雄を傀儡にしようとする→レギアスが偶数番の設立を求めると言う流れだそうだから、奇数版は権力があって動きまわれるルーサーの私兵、偶数番の存在意義はいざという時レギアス達を倒せる事でそれ以外は割とどうでもいいので、アークス司令部はルーサーの独裁で六芒は機能しない、する事を求められていない…という感じなのでは、多分。 - 名無しさん (2019-10-17 21:29:49)
    • 現状見るとそれが整合性のつく結論だと思う。要するに六芒均衡自体がなんの意味もないものだったってことになるね。ゲーム中ではその本質の部分が出てこないんだよね。「整合性のつく形で解釈するとそうなる」っていう良心的な解釈あっての話だけど。もちろんそのあたりはプレイヤーが汲めばいいだけの話なんだけど(実際そういうゲームだって一杯ある)宇野リオでは全部「プレイヤーの想像におまかせします」でぶん投げちゃってる。だからどこまで本当に考えているのか、単に上っ面だけパクってきたのかがわからなくなってきてる。一度でもバチッと「こうだ!」っていう揺るぎない結論を提示してくれない限りは「パクリライター」っていう眼で見られるのは変わりないと思うけどね・・・ - 名無しさん (2019-10-19 04:57:28)
  • 創世器回りにちょっとアップグレードが入ったのでメモ代わりに(編集できないのでできる人お願いします)①創世器の番外にアサルトライフル星銃ハリエット、対王ファムファタル、皇砲クオンタムが加わった(レンジャー武器がないと言われ続けたことが影響した?) ②創世記の持ち主リストに「初代クラリスクレイス(アルマ)→白笏クラリッサ、白笏クラリッサ・再臨 二代目クラリスクレイス(マトイ)白笏クラリッサ レギアスに終刀・創世(アルマ)  - 名無しさん (2020-09-04 13:01:27)
  • レギアスの避難誘導がフォローされてないっていうけど、あの時のレギアスはルーサーの命令でウルクを孤立させるようにしていたってフォローされてるぞ - 名無しさん (2021-07-17 00:01:21)
    • 出典よろしく! - 名無しさん (2021-07-19 07:01:13)
      • ウルク救出前に死亡現場を特定するためにレギアスに話を聞きに行った時に遠回しに教えてくれる - 名無しさん (2021-07-20 16:13:47)
        • サンクス! 最初期からあるのかなこれ。PSO2はマターボードのせいで見てないイベントや時系列が前後するイベントがあるから印象がかなり違うし、一本化したあとだったらまた違ってくるかもしれないけど…一応そういう感じで本文編集してくれるといいんじゃないかな レギアスの名誉のためにも… - 名無しさん (2021-07-27 19:43:47)
最終更新:2022年07月20日 16:54
添付ファイル

*1 EP1第7章

*2 イベント:龍族のしきたり

*3 フーリエのイベント:逢えたけどまだ遠い

*4 EP1第8章

*5 マターボード:違えた道の行き先は

*6 EP1第8章、追加ルート

*7 イベント:面倒な尻ぬぐい

*8 イベント:殺さないための理由

*9 ヒューイのイベント:正しさの見本として

*10 イベントフィールド:おかしいと思うから……

*11 イベント:私じゃなくても座れた椅子

*12 イベント:エンドクラスター

*13 ストーリークエスト外伝

*14 イベント:げにおそろしきは始末屋!

*15 イベント:かの龍はいずこに・裏切り者と聞いたから・ハドレッドの思いは・あいつとわたしの関係

*16 イベント:始末屋失格

*17 クーナはマターボードを進行させダークファルス【巨躯】が復活する歴史になってから……つまり「優しい嘘がバレた」歴史になってから登場する。つまり8章クリアまでは登場しないため、「優しい嘘がバレる前から歌でネタばらししていた」とは限らない点には注意。

*18 イベント:六芒均衡って何するの?

*19 イベント:三英雄の存在意義

*20 イベント:三英雄の存在意義

*21 年表より

*22 ゲーム内説明より

*23 イベント:「人使いの荒いことで」「信じるのは己の正義!」等