世界に覇を唱えようとしている大国。
皇国に仕える将軍だったバーミラが、皇国上層部の策謀の結果反旗を翻して興された。
当初は苦戦するが、魔科学の開発・実用化によって勢力を拡大、僅か10年で皇国領土の大半を切り取った。
近年では度を超した皇国への攻撃と、侵略国家への変貌により、嘗ての皇国を上回る脅威として周辺国家に認知されている。
嘗て世界の大半を支配していた巨大宗教国家の残党。
優れた魔法技術の大半を独占していたため、科学と魔科学が発明されるまで他国に反抗の術は無かった。
魔法技術を信仰によって得られる奇跡の証と見なされ、4つの聖地に守られた聖都と、その中心に座す教皇を神格化していた。
現在聖都は陥落し、4つ中3つの聖地までを奪われ、今では残された1つの聖地に残党が集まっている様な状態。
シャゼリゼ家が身を寄せていた王国。
皇国の従属国だったが、先代教皇の横暴によって反皇国の気運が高まり、帝国樹立の際に決別した。
以降は帝国の友好国として皇国包囲網に加わっていたものの、近年では帝国の暴走を懸念し、決別以前の友誼と政治的計算からシャゼリゼ家を保護する。
…が、ヒャッハーしたユーミアと見せしめも兼ねた帝国正規軍によって大打撃を受け、帝国の従属国となってしまう。
ユーミアの主導により創設された、新技術の試験運用を目的とする部隊。
洗脳装置により被験者の思考を操ったり、造反者には苦痛を(部隊全員に)与える等、非人道な扱われっぷりでは帝国随一。
異世界から召喚された「奇跡」に類する力を持つ者(=レジェンド)で固められている。
「奇跡」の運用法開発と出力向上が主たる目的らしい。
帝国の最精鋭、魔科学の結晶たる飛空艇の艦隊。
進軍速度は言うに及ばず、練度、打撃力の点でも帝国最精鋭を誇る。
皇帝の御座船インビンシブルは別格として、通常はシドの乗艦エンタープライズを旗艦とする。
帝国の最精鋭、最高練度を誇る空挺部隊。
飛空艇の高速移動を最大限に活かし、戦術上の急所に降下、制圧する最精鋭部隊。
個人携行タイプの魔科学兵器は最優先で配備され、ルーンナイトの大半はここに所属する。
大賢者ノアによって設立され、皇国以外でメイジを養成していた、ただ一つの機関。
3年前にユーミアの要求を蹴った結果、ヴァルキリーの襲撃を受け壊滅、生き残った在籍者は野に下った。
数ある反帝国組織の一つで、プリシア達も所属している。
領地を失った皇国貴族やその縁者を中心に構成されている。
帝国によって奪われた聖地を開放する…というお題目を掲げているものの、失われた己の領地を回復したいというメンバーも当然含まれる。
メンツの関係で新教皇の下にはつけない…とか思ってるメンバーは多いけど、実際には新教皇の援助を裏で受けてたりもする。
割と色々情けない組織ではあるが、表だって皇国が行うと帝国にフルボッコされそうな、最後の聖地に集結し損ねた皇国残党の救助とか、以前には帝国と組んで皇国フルボッコしてきた勢力とも渡りを付けたりする、半公認の外部組織みたいなもの。
魔法兵団の生き残りも当然居るので、レジスタンスとしては戦力が大きい方だが、飛空艇見たら取りあえず逃げ隠れする程度のもの。