木元教子

627 名前:名無しさん@お腹いっぱい。(東京都)[] 投稿日:2011/06/24(金) 18:40:54.86 ID:dqx3HSM70
木元教子の息子がと学会の会員なんだよね。だから菊池も含め、と学会の連中は決して原発を批判しない。
何が「にせ科学批判」だよ!

(編者注、植木不等式こと木本俊宏はと学会をすでに退会しているらしい)


661 名前:名無しさん@お腹いっぱい。(東京都)[] 投稿日:2011/06/24(金) 23:14:55.77 ID:zkUJQTBs0
木元に関しては

原子力発電四季報 第9号
「私はこう思う」木元教子
http://www.fepc.or.jp/library/publication/teiki/shikihou/shikihou09/p3.html

原子力発電四季報 第6号
「私はこう思う」有本建男
「木元委員が提唱されている誤情報に対する迅速な対応体制の構想は各国から大変歓迎された。」
http://www.fepc.or.jp/library/publication/teiki/shikihou/shikihou06/p3.html

完全に籠絡されてるのに、なぜか賢くなったかのような優越感をもってるというのが御用文化人の特徴のような気がします。


40 返信:名無しさん@お腹いっぱい。(愛知県)[sage] 投稿日:2011/06/26(日) 21:23:05.72 ID:BCPxKZc1P [2/3]
12
素早い対応ありがとうございます。

ところで「朝日新聞科学医療グループ」についてちょっと調べたところちょっと黒いものが出てきたのでご報告。
前スレ >>627 でも指摘されてますが

木元教子の息子がと学会の会員なんだよね。

木元教子は原子力委員会元委員。息子が植木不等式(木元俊宏氏)というペンネームで「と学会」活動をしていたとか。
で、彼がいたのが朝日新聞科学医療部
現在の科学医療グループにいるのが久保田裕(ペンネームで神を自称する人)。でこれも「と学会」の重鎮。
そしてツイッターでは下のように菊池センセをご紹介

@asahi_apital
朝日新聞医療サイト「アピタル」
「子どもが鼻血!まさか放射線の影響?」と心配される方がいらっしゃるようですが、
現在の放射線量ではそのようなことはあり得ません。こちらでそのデマについて菊池誠@kikumaco)さんが解説しておられます。
http://togetter.com/li/149654

42 名前:名無しさん@お腹いっぱい。(東京都)[] 投稿日:2011/06/26(日) 21:32:40.05 ID:PfaN4hxv0 [1/3]
40
皆神龍太郎だね?なるほど、だからと学会は原発を批判しないのか。反原発は嘲弄するくせに。
こいつらも、しっかりと利権に絡め取られているじゃん。何が「科学」だよ!

45 名前:名無しさん@お腹いっぱい。(中部地方)[sage] 投稿日:2011/06/26(日) 21:44:29.90 ID:0agKcysB0 [2/3]
40
wikiでかなりのことは確認できるね。と学会の身内贔屓体質も皆神龍太郎の項で確認できる。
単純なヲタク体質による原発擁護というわけではない可能性があるわけか。

46 名前:名無しさん@お腹いっぱい。(愛知県)[sage] 投稿日:2011/06/26(日) 21:45:06.87 ID:BCPxKZc1P [3/3]
44
どの部分の情報ですか?「twitterを久保田氏が書いてるかどうか」ですか?
それはちょっとわかりませんが。調べてみます。他の情報は容易に確認できると思いますが。

(参考)
久保田氏のホメオパシー騒動
http://d.hatena.ne.jp/Mochimasa/20110109/p1#20110109f3

51 名前:名無しさん@お腹いっぱい。(神奈川県)[sage] 投稿日:2011/06/26(日) 22:02:01.56 ID:5pw5/hmq0
40
なるほど。木元教子-と学会-朝日新聞社の御用ラインか。
朝日新聞の安全厨っぷりはこの辺にも原因があるのかもしれない。

54 名前:名無しさん@お腹いっぱい。(中部地方)[sage] 投稿日:2011/06/26(日) 22:20:18.38 ID:X6RCsH0u0 [3/3]
51
というか、朝日はだいぶ前から親原発
大熊由紀子」でぐぐると、いかにこの女と朝日が被曝労働問題、反原発運動を潰してきたかよくわかるよ
あと新聞て、社会部や地方部の記者がなんか記事とってきても、
原発などのテクノロジーが関係するものは科学部のチェックが入るので、科学部って電力業界の重点ターゲットなんだよ
社会部や地方部の記者はたくさんいるし、跳ねっ返りもいるけど科学部の記者は少数、異動もないので籠絡しやすい


872 名前:名無しさん@お腹いっぱい。(愛知県)[sage] 投稿日:2011/07/06(水) 17:13:03.77 ID:5aLDIZCkP [6/8]
868
そうなんですか。それがいつの対談かわかりませんが、この頃はまだ核燃料を再利用しろとか言ってますね。
http://www.aec.go.jp/jicst/NC/senmon/old/waste-manage/sonota/sonota05/so-si05.htm

小松ではないですが、これを読むと木元教子のズブズブぶりがすごくわかります。
朝日に入社した植木ではないほうの息子は、原発で働いてるんですか。

973 名前:名無しさん@お腹いっぱい。(静岡県)[sage] 投稿日:2011/07/07(木) 07:23:35.49 ID:Urarf/Qx0 [2/2]
872
小松(編者註、小松左京)と梅棹(編者註、梅棹忠夫)が「放射性廃棄物は始末のしようがない」と言ってたのは、
60年代後半から70年代前半ぐらいだったように思います。だからずっと昔。
しかしその意見交換会での木元敦子はすごいですね。
特に最後のほう、被曝の不安を訴える原発周辺の住民とのやりとりが……

(木元)
私の子供は小学校の時に社会科と理科の授業で原子力に疑問を持って、自分で勉強しました。私も一緒に勉強しました。
発電所も見学に行きました。その結果どうしているか。今原子力発電所で働いています。
あなたのおっしゃるような被ばくを彼は受けていると私は思わない。結婚もして健康な子供も産まれました。
ある状況を一方的な情報で決めつけるのではなくて、いろいろな情報を取り、勉強して自分の身の回りの問題として、
実際に足をちゃんと地に付けて正しく考えていく必要があるなということ。私個人のことを話して大変申しわけなかったけど、
今のようなお話を聞くと私もズキンときます。私も子供を愛してますから
(会場から)
選択して原発に勤める人と、放射能を浴びざるを得ない人は…。
(木元)
放射能を浴びる、ってどういう意味ですか?
(会場から)
だから、原発から出てる放射能を浴びているわけですよ。むりやり押し付けられる人と立ってる位置が違うということです。
(木元)
それは、あなたが浴びている自然放射線とどのくらい違ってますか?
(会場から)
そういう切り返しは、木元さんやめましょうよ。そういうことを言ってないでしょう?あなたの息子さんと、
さっき言った泊の周辺に住んでいる女子学生と、立ってる位置が全然違うということですよ。
(木元)
浴びていると言われる放射線、違わないと思いますけどね。
(会場から)
全然違うわよ。
(木元)
そういうふうにお思いになるなら、それで結構です。
(会場から)
最初おっしゃったように、原子力の問題は推進も反対も関係なく考えていかなあかん、そう言いました。
しかし原子力を積極的に進めて来た人達と、押し付けられた人は全然違うということです。
(木元)
言葉を選んでお互いに申したいと思っております。押しつけられるとか、押しつけるとかという言い方を、
なるべくならお互いにやめて建設的な話し合いをしたいと思います。時間となりました。

910 名前:地震雷火事名無し(チベット自治区)[sage] 投稿日:2011/08/04(木) 17:13:49.25 ID:xb7znA3g0 [1/4]
8/4 東京新聞 朝刊
エネ庁、事業すり替え 
原発誤報に対応 >メディア監視 
計画策定の委員「議論悪用された」

経済産業省資源エネルギー庁が原発に関するメディア情報を監視してきた問題で、エネ庁側が、国の原子力政策推進計画の中で、
「誤った報道に真摯に対応を取る」とされた部分を、「監視」にすり替えて事業を始めていた疑いの強いことが分った。
計画策定に携わった委員からは「我々の議論が悪用された」と、エネ庁の対応を批判する声が上がっている。
(略)
部会の主要な委員だった評論家の木元教子氏は、「マスコミを監視しろとはひとこともいっていない。
エネ庁の事業は、反対意見を封じる戦前の日本のようで、われわれの議論を悪用している」と述べた。
木元さん、泥舟から逃げ出す準備?

913 名前:地震雷火事名無し(catv?)[sage] 投稿日:2011/08/04(木) 17:45:03.22 ID:96t/Xavg0 [2/2]
910
最近は原子力村からの脱北者が増えつつあるな。
金の切れ目が縁の切れ目ということだろうが、まるで小佐古に続けといわんばかりの様子だなw


yoshitaka_wメディアは原子力ムラの村民か・・
@aresan_nishioka: 元原子力委員木元教子の夫は青森テレビの元常務 QT
@Yamakawakenichi: 北電と… (cont) http://deck.ly/~8pyw7 via TweetDeck

2011.08.23 11:06

渡瀬義孝

メディアは原子力ムラの村民か・・
RT @aresan_nishioka: 元原子力委員木元教子の夫は青森テレビの元常務
QT @Yamakawakenichi: 北電とズブズブの関係にある高橋はるみ知事の夫
(高橋毅・国際交流基金 参与)は、NHKの財団で役員をやっている。 [...]
Long post from Deck.ly 9 時間前 View on Twitter


2011年8月4日東京新聞

原発誤報に対応→メディア監視 エネ庁、事業すり替え
部会(総合資源エネルギー調査会原子力部会)の主要な委員だった評論家の木元教子氏は
「マスコミを監視しろとはひと言も言っていない。エネ庁の事業は、反対意見を封じる戦前の日本のようで、
われわれの議論を悪用している」と述べた。


植木教子さんなんですね、初めて知りました。
QT @: 木元教子のごとき「亡霊」が、今夜の朝生に出るのか。見ないけど。
「と」周りの人間が、なぜにあんなにファナティックな安全厨なのか、木元教子親子のことを抜きには語れない。
これは憶えておいていい。


フォーラム・エネルギーを考える
http://www.ett.gr.jp/think/kimoto.html
秋の終わりを精一杯彩っている、青森県下北半島。この半島の付け根のあたりに位置する六ヶ所村に、心はずむ思いで伺った。
この六ヶ所村に、私は1960 年代の終わり頃、それこそ何にも無い頃に、堺屋太一さんと伺ったことがある。
広大な原野に、小さな樅の木が何本も目に入った。
「あ、この樅の木を増やして、クリスマス・ランドにしたらどうでしょうね」、「でも、誰に話を持ちかけるか。いないなー」で、
話は終わった。
それまで六ヶ所村は、甜菜の大規模栽培を試みたが、土地や気候は甜菜に合わなかった。
その後、むつ小川原開発時代の工業団地、巨大コンビナートの造成をプランしたものの応募してくる企業もない。
でもなんとか、開発の波に乗ろうと必死になっていた六ヶ所村。
1979 年、むつ小川原地区に「国家石油備蓄基地」の立地が決定し、1980 年、国のエネルギー政策のもと、
現在の「日本原燃株式会社」である「日本原燃サービス会社」が発足した。
核燃料に関わる事業は、日本原燃だけで6つあり、六ヶ所村は、日本の重要なエネルギー基地となった。
操業開始1992 年の「ウラン濃縮工場」は今年、新型遠心機の運転を開始した。
続いて「低レベル放射性廃棄物埋設センター」が操業。現在200 リットル、ドラム缶約24.7 万本が埋設されている。
「高レベル放射性廃棄物貯蔵管理センタ-」は1995 年の操業で現在、ガラス固化体1,414 本貯蔵。
1999 年操業の「使用済燃料受入貯蔵施設」は、現在の在庫量、約2,919 トン・U。
活動が期待される「再処理工場」は、2013 年10 月竣工予定で総合工事進捗率は約99%。
期待の「MOX 燃料工場」の竣工予定は2016年3月だ。
いま野田内閣は「2030 年代の原子力ゼロ」の社会を目指すとし、「原発の40年運転制限制を厳格に適用」との考えを示した。
10月中旬の米国取材で、日本の原発ゼロを懸念する声を聞いた。
資源小国の日本は、エネルギー安全保障の観点から原発を簡単に排除できない筈だ。
私は思う。高値のジャパンプライスになった化石燃料への依存を高めることなく、信頼回復に務め、より安全対策を強化し、
原子力発電の再稼働をすべきだと。
(2012 年10 月末)

(編者注、今、六ケ所村では風力発電が盛んであります)

木元教子、今日も全出力運転中
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130516/dst13051603080000-n1.htm
 原子力過酷事故で被災した福島と、ウクライナ(旧ソ連)のチェルノブイリ。事故の規模や被害はどう違うのか。
今も放射線量が高いのか、被災された方たちはどうされているのか。最近、こんな関心に答えていただける機会を持つことができた。

 ≪福島は「レベル7」なのか≫
 5月の連休初日、北海道大学大学院原子炉工学研究室教授、奈良林直氏の部屋に仲間が集まった。
 奈良林教授は、テレビの討論番組などでご一緒することが多く、現場を把握してのご発言は正確な情報そのものだ。
この会合にはパリから一時帰国中の水町渉氏も参加された。氏は経済協力開発機構原子力機関(OECD/NEA)と
国際原子力機関(IAEA)の職業被ばく情報システム(ISOE)の第7代議長で、同過酷事故対応委員会議長でもある。
 水町、奈良林の両氏は2つの事故の差異を解説された。
 「チェルノブイリは、炉心の設計ミスによって制御が効かなくなり正の連鎖反応が起こりました。
福島の場合は、津波で地下の電源がやられてしまい、原子力を冷やせなくなったために起こった事故で、全く性格が異なります」
 「チェルノブイリは4号機1基だけの事故ですが、出力が100基分にまで上がり、炉心が超高温になってしまい、
プルトニウムやウランまで飛び散ってしまいました。これは福島事故の、約50倍にあたる放射能汚染です」
 そして「事故の国際的評価」について両氏の見解はこうだ。
 「政府が、原子力事故の国際的評価尺度をチェルノブイリと同じ『レベル7』(深刻な事故)と勝手に公表してしまったことに
怒りさえ覚えます。レベル評価をIAEAに報告し、承認を得て発表するのが手順です。
IAEAの評価尺度に照らせば『レベル6』(大事故)が常識なのですから」
 そのうえで、こう述べられた。
 「民主党政権の政治的な匂いがします。被害者のケアもろくに行わず、原発事故の悲惨さを強調するような、
住民をいじめ抜くようなやり方だったと思います」

 ≪「それでも原発は必要だ」≫
 「チェルノブイリ事故で被曝(ひばく)したのは、事故直後に煙が噴き上げている中で
瓦礫(がれき)処理をしていた人たちであり、その場で何人かが亡くなりました。
また、チェルノブイリの原子炉は、グラファイト(黒鉛)を使っていたのですが、それが燃えてしまい、水が足りなくて、
所員みんなで砂をかけて消火したという状況でした」
 1986年の事故当時、旧ソ連政府は運転員、消防士を合わせて33人が死亡したとしていたが、
事故の影響によるがん死亡は4000人を超すという推定もある。
 「チェルノブイリ博物館には、事故に立ち向かった人たちの顔写真が展示してあります。
ほとんどの作業員は健在で、3000人が今もニュータウンで暮らして、原子力発電所で働いています」
 「あんなにひどい事故だったのに、それでも原発は必要だ、
ウクライナ経済を維持するには安全性を高めた原発で電気を安定的に供給し工場を健全に動かすことがとても大切だ、
と発電所で働く人たちが言っていました」とも。
 ただし、ウクライナは事故が起きた後も、ただやみくもに原発を推進してきたわけではない。
 91年、ソ連崩壊に伴って独立したウクライナは、放射能の被害を想定して、いったん15基の原発を全部停止させている。
ところが、大停電が連続して産業は機能を失い、経済は破綻し、ついに94年、ウクライナ国会は
原発15基すべての再稼働を決めた。現在は、3基が新旧交代して、原発15基が全電力量の50%を供給している。

 ≪「夢の街スラブチッチ」≫

 さて、被災地の現状はどうなっていて、復興は進んでいるのか。実は、「夢の街スラブチッチ」の建設という政策があった。
 何と、ウクライナは事故からわずか4か月後、原子力発電所の50キロ東に新しい街の建設を決定し、事故後2年たらずで、
その「夢の街」を完成させて、速やかに住民を移住させたのだという。この街には今、原発で働く人々を含め、
2万4200人が暮らしている。このダイナミックな行動を日本としても学ぶべきではないか。
 この夢の街の土地もいくらか放射能に汚染されていたが、「天地返し」という方法を取った結果、
放射線量は年間5ミリシーベルト以下になった。幼稚園が7つもあり、子供たちの遊びも教育も充実している。
新しい産業も起業され、文化、スポーツ振興にも力が入っている。医療面も複合的な診療科を設け、すべて無料で診断している。
 今、夢の街では、作物は畑に豊かに実り、牧場で牛が草を食(は)み、朝摘み野菜や新鮮な牛乳がマーケットに並ぶ。
住民の夢をベースに被災地は新しく蘇(よみがえ)っている。
 日本の政府も地元自治体も、チェルノブイリのケースに倣って、例えば、「夢の街・福島」を復興政策のスローガンに掲げ、
国民と県民に具体的な夢の実現を訴えてみてはどうか。国民は心からその夢を応援するはずである。

(編者注、夢の街を建設するなら、少なくとも100kmは離れてないといけませんね)

「原発即ゼロ」なんて幻影です 評論家・木元教子
http://sankei.jp.msn.com/life/news/131213/trd13121303320002-n1.htm
話の発端は少しさかのぼり、9月24日に東京・六本木で行われた小泉純一郎元首相の講演にある。
小泉氏の肩書は国際公共政策研究センター顧問。講演のテーマは「日本の歩むべき道」である。
週刊朝日の記事によると、満員の会場に響くエレキギターとドラムの音に迎えられて、壇上に現れた小泉さんは、
「ライオンヘア」と呼ばれた豊かな白髪、ストライプのシャツに明るい色のジャケット姿だ。
記事の前文には「長い沈黙を経て、久々にあの男が『旋風』を巻き起こすのか-」。
そして「原発政策を巡り、新たな“闘争”が始まろうとしている」とある。
見出しは、「小泉純一郎元首相 脱原発宣言60分」、ほかにも「原発のカネを自然エネルギーへ」
「政府はできるだけ早く原発ゼロを提示せよ」「今は『原発ゼロ』で平気で生活している」などなど。
メディアの中には、「小泉純一郎の脱原発で、政界再編か。細川護煕元首相までも、共闘のラブコールを送っている」
なんて気が早過ぎるところもある。だが、「反原発」「脱原発」を叫ぶ野党を見渡してみると、小泉発言には一応の評価をして、
「原発ゼロの一点で、どんな立場の方とも協力を図りたい」というようなコメントを出しつつも、それぞれに思惑があって、
民主党、共産党、みんなの党、生活の党も「原発ゼロ」を軸とする政界再編や、共闘などは微塵(みじん)も考えてはいない。
一言でいえば、「原発ゼロ」は「この指止まれ」の錦の御旗にはなり得ないのである。
そもそも、小泉さんは、「今は『原発ゼロ』で平気で生活している」と言うが、「平気で生活している」とは停電もなく、
何不自由なく潤沢に電気を使っている、ということだろう。問題は、「なぜ平気で生活できるのか」について何の説明もないことだ。
確かに、現在、国内の原子力発電は一切稼働していない。ゼロである。だが、代わりに、国民生活や経済に支障を来さぬよう、
火力発電がフル稼働していることは周知の事実ではないか
 《「トイレ」作りへ国前面に》
わが家に遊びに来る中学生たちでも、その点はもちろんのこと、その結果、原子力発電を抱える電力会社が
石油、石炭、天然ガスの追加輸入を余儀なくされて、これらの社の燃料費が嵩(かさ)んでいることも知っている。
そして、そのため年間3・6兆円ほどの国富が国外に流出していることに、「えーっ、もったいねぇーなー」
「それ、すげえ貿易赤字じゃん」「そのくらいカネあるなら、校舎建て替えてくれないかなー」と言ったりしている。
主婦仲間でも最近は、電気料金値上げや消費税増税を受け、
「このことは原発が停止していることと無関係ではないわね」と悩ましげに話している。
それでも、「原発ゼロで平気で生活している」と、あっさり言ってのけられるのだろうか。
首相時代の小泉さんは原発推進を主張していた。宗旨替えしたのは、
フィンランドで使用済み燃料の最終処分場となるオンカロを視察してからだとされ、
小泉さんは「原発ゼロは無責任だという人もいるが、トイレも作れないで何が無責任だ」と言われた。
その高レベル放射性廃棄物処分地の選定については、「国が前面に出てプロセスを見直す」と、茂木敏充経済産業相が言明したように、
処分場を適地に作るべく今、政府が先頭に立とうとしていることを小泉さんはご存じなのか。
「トイレ」に関しては、総論賛成、各論反対で建設話が浮かんでは消えしてきた。
だが、いずれ処分場が決まった暁には小泉さんは原発賛成に転じるのだろうか。
 《エネ計画はゼロ政策の転換》
ドイツのように大陸にあれば隣国に電力を融通してもらえるが、日本は島国で周りは海だ。資源もない。
核燃料サイクルを確立することで、原子力は日本の準国産エネルギーとなる。安全確保に最大の力を注ぎつつ安定供給を図り、
地球温暖化の元凶とされる二酸化炭素(CO2)を減容し発電コストも優位な原子力で、豊かな暮らしを支えたい。
6日に経産省が提示した「エネルギー基本計画」素案でも、
原発はエネルギーの安定供給や発電コスト、温暖化対策などの観点から『重要なベース電源』と位置づけられた。
素案には、「原子力規制委員会によって安全性が確認された原発について再稼働を進める」とも明記された。
「原発ゼロ」政策からの明確な転換である。
原子力発電所の新増設や更新については、原子力全体の位置づけが議論の中心になるとして、盛り込まれないようだが、
総発電電力量に占める電源構成比率は原発の再稼働状況を見極めて速やかに示す、とされている。
「エネルギー基本計画」は政府の中長期的政策指針である。
民主党政権が高々と掲げていた「原発ゼロ」政策は、改めて幻影と化しつつある。


木本俊宏が出した本が
https://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/02/8/0291710.html
大丈夫か、岩波書店

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最終更新:2016年06月13日 18:18