464 返信:地震雷火事名無し(群馬県)[sage] 投稿日:2011/09/24(土) 13:42:25.29 ID:kX1z5C0/0
456
「安全安心科学アカデミー」は、2011年に改称した名称で、もとの名称は「安心科学アカデミー」。
調べると、「安心科学アカデミー」というNPOの住所は「 大阪市中央区北久宝寺町2丁目3番6号」とある。
このNPOは「安心科学アカデミー部会」という専門部会をもつ「財団法人 電子科学研究所」の住所と同じで、
電子科学研究所の理事長には大阪大学名誉教授と、理事にも二人の大阪大学名誉教授の名前がある。
これを見ると、阪大との結びつきの強さを感じさせる。
電子科学研究所の安心科学アカデミー部会は、NPO法人安心科学アカデミーは共催を開いたりもしている。
NPOの実質的なスポンサーは電子科学研究所と見ても、間違いなさそう。
▼ 465 名前:地震雷火事名無し(群馬県)[sage] 投稿日:2011/09/24(土) 14:23:16.31 ID:kX1z5C0/0
464
ちなみに、核融合科学研究会の委託研究報告書「低線量放射線の健康影響に関する調査」の執筆陣には、
電子科学研究所の辻本忠の他に、阪大名誉教授のホルミシス学者・近藤宗平など、
ホルミシス説を擁護する拠点として、少なくない関西圏の学者が御用働きをしている模様だ。
ホルミシス研究の委託を行った核融合科学研究会の会員企業には、
東京電力などの電力会社や、東芝、日立、三菱の他に、
電力中央研究所などの名前もある。
「低線量放射線影響に関する公開シンポジウム」を見ると、
問い合わせ先は、東京電力・原子力本部の金子正人となっていて、
原子力関連企業が、ホルミシス説の強力なスポンサーであることは間違いないように思う。
さらに遡ると、電中研の服部禎男と近藤宗平がタッグを組んで、今に至るという感じであろうか。
▼ 469 名前:地震雷火事名無し(群馬県)[sage] 投稿日:2011/09/24(土) 16:13:07.47 ID:kX1z5C0/0
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安全安心科学アカデミーの辻本忠は、「われわれが日常受けている放射線は年間 30mSv 程度である」と言う。
職業被曝でも、年間30mSvも浴びる人は稀ではないか。
なぜ、ホルミシス派の連中は、こういうウソを平気で吐くことができるのか、理解に苦しむ。
『われわれが日常受けている放射線は年間 30mSv 程度であるので、30 ~100mSv を「注意レベル」とした。
0.1 ~ 30mSv の間は日常我々が受けている線量で我々の健康になくてはならない線量であるので「健康レベル」とした。』
電中研を中心としたホルミシス研究への支援も、張り巡らされた原発「安全神話」の一環にすぎないのかもしれないが、
そこで発せられたメッセージは「放射線安全神話」となって、一般のみならず、中川恵一なども受け売りする有様だ。
近藤誠は、著書「放射線被ばく」で、
中川恵一氏に対して次のように述べている。
『しかし、被ばくリスクに関して初歩的ミスを犯している(30頁参照)ところからみて、
普段からリスクについて調べていたとは思われない。テレビ出演依頼を受けた後、
にわか勉強したところ、それまで(原発企業寄りの)専門家たちがあちらこちに張り巡らしておいた
「100ミリシーベルト以下は安全だ」という言説の網に引っかかってしまったのだろうとみています。』(pp. 202-203)
http://www.amazon.co.jp/dp/4750511137/
NPO安全安心科学アカデミーの役員名簿を見ると、理事に近藤宗平の名前があるが、
彼らによって張りめぐらされた「放射線安全神話」の網に、気づかずに絡め取られ、鵜呑みにして、
得意げに受け売りで話す連中を見て、いまごろ、ホルミシス派の連中はほくそ笑んでいることだろう。
最終更新:2012年12月11日 19:57