状態変化
キャラクターに与えられる状態変化の名称と発生条件、具体的な効果、回復条件を示します。
回復条件は基本的に自然回復のみを示しています。
物理的制約
インサイド
発生条件:他のキャラクターが5m以内にいる。
効果 :敵対するキャラクターが自身に対してインサイドしている場合、自身はそのキャラクターを超えて「移動」を解決できない。
その他、インサイドでないと使用できない効果がある。
回復条件:他のキャラクターから6m以上の距離をとる。
飛行:Xm
発生条件:≪浮歩≫などによって、人間よりXm高い位置まで飛行できる能力を持つ。
効果 :X以上の「飛行」を持たないキャラクターからは、インサイドされず(白兵)の対象にならない。
(自身は、より低い「飛行」しか持たないキャラクターに対して一方的にインサイドできる)
また、地上から高度Xmまでの間、上下にも「移動」を解決する事ができる。
回復条件:着地する。≪浮歩≫などを解除する。「気絶」する。
巨大:Xm
発生条件:≪巨大化≫などによって、人間よりもXm大きい。
効果 :インサイドの発生条件を「他のキャラクターが5+Xm以内にいる」に変更する。
射程修正+Xmを得る。
Xmまで、対象の「飛行」を無効化する。
回復条件:≪巨大化≫などを解除する。
ex:「巨大」設定の目安
常人(およそ170cmとする)の1+X倍のサイズ=巨大X
ex2:操機の「巨大」設定
一般的な操機は10メートル級(「巨大」5相当)とし、小型機・大型機はそこを基本に適宜調整すること。
遮蔽
発生条件:「遮蔽物に隠れる」を宣言する。
効果 :インサイドしていない対象に対して、以下の効果を得る。
「命中・ダメージ修正-1d6
(対応)判定修正+1d6」
回復条件:遮蔽物が無くなるか、解除を宣言する。
完全遮蔽
発生条件:「遮蔽物に隠れる」を宣言する。
効果 :インサイドしていない対象に対して、以下の効果を得る。
「自身は対象にならず、他の対象をとることができない」
回復条件:遮蔽物が無くなるか、解除を宣言する。
転倒
発生条件:≪タックル≫などによって、姿勢を大きく崩している。
効果 :全ての行動判定に-4の修正が与えられる。
あらゆる「移動」を解決できない。
「飛行」の効果を適用できない。
回復条件:1タイムを消費して起き上がる。
拘束
発生条件:自身に対してインサイドした対象から、≪柔術≫などによって、全身の動きを制限される。
効果 :使用できるタイムが「1」に固定される。
あらゆる「移動」を解決できない。
(その他、原因によってさまざまな効果を受ける)
回復方法:対象が解除を宣言するか、自身に対してインサイド状態ではなくなる。
またはシーン終了時毎に以下の判定を行い、成功する。
「引きはがす判定 『筋』or『速』+(対応)SLd6
難易度 「拘束」を引き起こした効果の達成値」
炎上
発生条件:火炎瓶や≪火炎≫によって、衣服などが燃え、放置すると火だるまになる。
効果 :シーン終了時毎に『身体被害度』が「1d6」P減少する。
発生してから2シーン以内に回復しない場合「消火」では回復できない。
回復条件:1タイム消費して消火する。または水を浴びる。
超炎上-X
発生条件:≪業炎≫などによって衣服や肉体が激しく炎上する。
効果 :シーン終了時ごとに『身体被害度』がXd6Pずつ減少する。
この効果は累積し、上記のダイスで6が出た数だけ増加する。
回復条件:1タイム消費して1d6点消化する。
暗闇
発生条件:明かりの無い夜間など、視界が制限される程度の暗闇の中に居る。
効果 :行動判定修正-2d6
回復条件:光源を確保する。
氷結
発生条件:≪凍結≫などで体が凍りつく
効果 :あらゆる「移動」を解決できず、全ての判定に-2の修正が与えられる。
回復条件:シーン終了時に自然回復。
熔解-X
発生条件:≪熔融≫などで防具が熔かされる
効果 :自動減少値を-Xする。
回復条件:シナリオ終了時に自然回復。
ペイン
苦痛
発生条件:≪打突≫などによって、身体的な痛みを覚える。
効果 :命中判定と避け判定に-6の修正が与えられる。
回復条件:シーン終了時に自然回復。
放心
発生条件:≪打撃武器習熟≫などによって、意識が朦朧とする。
効果 :全ての判定に-2d6の修正が与えられる。
回復条件:シーン終了時に自然回復。
中毒
発生条件:『毒性値』が一定の値以上になる。
効果 :『毒性値』の値によって、以下の全ての効果が与えられる。
毒性値 |
│ |
毒性値ペナルティー |
2点以上 |
│ |
『体』が『0』になる。 |
4点以上 |
│ |
全ての判定に-2の修正が与えられる。 |
6点以上 |
│ |
全ての判定に-1d6の修正が与えられる。 |
8点以上 |
│ |
GMの管理するNPCとなり、暴れ続ける。 |
10点以上 |
│ |
「苦痛」「放心」の効果を受け続ける。 |
回復条件:「解毒ポーション」などを用いて『毒性値』を取り除く。
シナリオ終了時に自然回復し、すべての『毒性値』が取り除かれる。
外傷
出血-X
発生条件:≪刃武器習熟≫などによって、止血が必要なまでに出血する。
効果 :シーン終了時ごとに『身体被害度』がXPずつ減少する。
この効果は累積する。
回復条件:シーン終了時に1回復。
また、『身体被害度』が全快した場合出血も全回復する。
失明
発生条件:≪急所攻撃≫などによって、一時的に視力が弱まる。
効果 :全ての行動判定に-8の修正が与えられる。
回復条件:シーン終了時に自然回復。
骨折
発生条件:≪柔術≫≪部位攻撃≫などによって、骨を折られる。
効果 :首、腕、足、あばらの4箇所でそれぞれ異なる効果が与えられる。
・首 ……「放心」「転倒」の効果を受け続ける。
・腕 ……装備品を使用する行動判定に-8の修正が与えられる。
・足 ……格闘技能の判定に-8の修正が与えられる。「歩く」以外の「移動」を解決できない。
・あばら……全ての判定に-2の修正が与えられる。
回復条件:シナリオ終了時に自然回復。
精神異常
恐怖
発生条件:≪魔視≫≪威嚇≫等で精神的にショックを受ける。
効果 :「逃走する」以外の行動宣言ができない。
回復条件:恐怖の原因を取り除く。
血酔
発生条件:≪鬼身化≫中、シーン内に「出血」状態のキャラクターがいる。
効果 :可能な限り他者を攻撃しなければならない。
さらに攻撃対象がランダムになる。(ダイスを振って決定)
「恐怖」「苦痛」の効果を受けない。
回復方法:シーン内に「出血」しているキャラクターがいない状況で『精神値』10Pを支払う。
または「気絶」する。
睡眠
発生条件:≪呪歌≫などによって深い眠りに誘われる。
効果 :あらゆる行動宣言、対応宣言ができない。
回復条件:ダメージを受ける、または「助ける」によって回復する。
身体被害
大怪我
発生条件:『身体被害度』が1/2以下になる。
効果 :全ての判定に-4の修正が与えられる。
回復条件:『身体被害度』が1/2以上に回復する。
損傷大
発生条件:操甲、機械系NPC、種族が〔アンドロイド〕であるキャラクターの『耐久力』が1/2以下になる。
効果 :全ての判定に-4の修正が与えられる。
回復条件:『耐久力』が1/2以上に回復する。
気絶
発生条件:『身体被害度』が『0』になる。
効果 :あらゆる行動宣言、対応宣言ができない。
『身体被害度』が『0』の時、代わりに『体力値』へダメージが与えられる。
回復条件:『身体被害度』が『1』以上ならば「助ける」によって回復する。
戦闘シーン以外の場合『身体被害度』が『1』以上なら1時間後に自然回復。
死亡
発生条件:『身体被害度』と『体力値』が『0』になる。
効果 :死亡していて、シナリオに参加できない。
回復条件:なし。(例外的に一部の道具や技能の効果でのみ回復)
灰
発生条件:≪灰化復活≫を持つキャラクターが「死亡」する。
効果 :活動を停止していて、シナリオに参加できない。
回復条件:灰化した身体を一箇所に集め、48時間安置する。
消滅
発生条件:〔霊体〕であるキャラクターの『身体被害度』が『0』になる。
効果 :完全に消滅し、シナリオに参加できない。
回復条件:なし。
プラス効果(仮)
護炎
発生条件:「与え火」を支援として受ける。
効果 :シーン終了時毎に、全ての『消費能力値』が「2d6」P回復する。
回復条件:自身がダメージを受ける時、代わりに解除される。
憑依
発生条件:≪とりつき≫などによって、キャラクターに憑依する。
効果 :宿主に攻撃が命中した場合、憑依者に対してもその攻撃が命中したものとして扱う。
この効果で命中した攻撃は霊体の効果でダメージを無効にできない。
宿主が技能などの効果を受ける場合、憑依者も同一の効果を受ける。
憑依者が対象を選ぶ場合、宿主は憑依者自身として扱う。
回復条件:≪とりつき≫などを解除する、宿主が「消滅」する
最終更新:2014年03月15日 02:32