『第1回』
日本奪還作戦を成功に導くために、
全てのレイジを攻略する事は絶対条件である。
そのため、今後現れるであろうレイジに対抗するべく、
フレイヤは大規模な戦闘訓練を開催する事を決定した。
レイジの中には特定の対策を行う事で
戦闘を有利に進められるものが存在するため、
隊員の中には敵機の性能に応じて機体の構成や
装備スキルを変更する等の対策を行っている者も少なくない。
今回の戦闘訓練は、様々な隊員たちとの戦闘を通して
敵機の対策を行う事の重要性を認識し、
適切な対策が取れるように隊員全体の意識を
向上させることが目的とされている。
『第2回』
フレイヤは前回実施した戦闘訓練に大きな手ごたえを感じていた。
多くの隊員が敵機に対して対策を行う重要さに気付いたのだ。
相手に応じた装備やスキルの変更は今や作戦を遂行する上で、
重要事項の一つに数えられるまでになっていた。
戦闘に対する意識の向上に成功した事で
隊員たちの中でも変化が起きていた。
無名の隊員が大々的な作戦においても頭角を現し始めるなど、
入隊して間もない新人隊員が格段に実力を向上させたのだ。
そして、フレイヤは戦闘訓練を定期的に開催し、
隊員たちの戦闘に対する意識向上を行っていく事を発表した。
『第3回』
前回の戦闘訓練の結果にもフレイヤは満足していた。
敵機対策による実力向上は、戦闘訓練と同時進行だった
鉱山制圧作戦の戦果として明確に表れていた。
戦闘訓練前後では、レイジに対する勝率や戦闘効率が格段に向上していたのだ。
これに気を良くしたフレイヤ上層部は
早くも次回戦闘訓練の日程を設定し準備を開始した。
今回の戦闘訓練では、より多くの隊員を評価する仕組みや
部隊員同士の連携強化を図る仕組みを導入。
個々人の実力をより広く強化し、
部隊としての活動や機能の強化までも図ろうとしているのだった。
