トウキョウでは、レイジによる被害がある程度鎮静化の兆しを見せ始めた。
ある程度の警備体制が整い次第、
地下住人から希望者を募って生活区域の提供を行う事も決定。
フレイヤはトウキョウでの任務がひと段落したため、
かねてから水面下で計画を企てていたサイタマ(かつての埼玉県)の
奪還作戦を実行に移そうとしていた。
トウキョウに隣接するサイタマを奪還する事は今後の
日本奪還作戦にとって大きな意味があった。
フレイヤはサイタマを奪還後、トウキョウに並ぶ拠点として機能させ、
関東地方の奪還を一挙に成し遂げるという構想を練っていたのである。
更には、東北地方奪還への足掛かりとして北への進出も
画策しているのだった。
かくして、サイタマ奪還作戦は発令される―
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