広告の基本は、広告を出稿する目的のところでも話しましたが、商品を売るためです。そのためには、ぱっと見て捨てられるのではなく、しっかりと読んでもらわなければなりません。読んでもらえるようにするためには、基本を守った公正にする必要があります。
中小企業の広告の基本は、そのままダイレクト・レスポンス・マーケティング(DRM)の基本になります。これはインターネット、オフラインを問いません。
では、今まで書いてきた、DRMとは何でしょう?
限定などでお客の心理をあおって購買させるという、誤った情報が流れていて誤解されていますが、
「広告・DMで見込み客を集めて、継続的なフォローを行い、直接セールスをかける」
販売方法です。そこには企業の認知度は関係ありません。CMやマスコミを使って、企業の認知度を高めて、商品を大量に生産して、店舗に陳列されたなかで、顧客の記憶を頼りに買ってもらう方法とは対極にあります。
元々、アメリカで使われていた方法ですが、それを神田昌典さんが「エモーショナルマーケティング」として日本に紹介し、平秀信が「ビシャスマーケティング」として、さらに改良して提唱しました。
ダイレクト・レスポンス・マーケティングは、低予算で、高確率の販売ができることから、中小企業向けの販売方法として徐々に注目を浴びています。一方で、それを改良したエモーショナルマーケティングやビシャスマーケティングは、顧客の心理も活用して販売するため、顧客の欲望をあおりにあおって、無理やり買わせようとするものだという誤解も広がっています。
特に情報商材のアフィリエイトでこの傾向が顕著です。